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東大阪市

あしあと

    市政だより 令和7年2月号 1・2・3・4面(テキスト版)

    • [公開日:2025年1月21日]
    • [更新日:2025年2月21日]
    • ID:40806

    1本の電話がすべての始まり…。
    特集 身近な犯罪から身を守る

    Topic

    令和6年度 住民税非課税世帯等に対する物価高騰対策給付金〈5面〉

    3月17日まで 令和7年度 市民税・府民税の申告〈7面〉

    歴史たいけんフェスティバル REKI★FES 2025〈10面〉

    市政だよりのタイトルには、東大阪フォントを使用しています。東大阪フォントは、企業同士のつながりや東大阪で生まれる部品がつながることでさまざまな製品となり、世界をつなげていることをイメージした、オリジナルのフォントです。

    身近な犯罪から身を守る

    最近ニュースなどで報じられているように、住宅への侵入犯罪や特殊詐欺の被害に遭う事件が後を絶ちません。また、SNSなどを通じた「闇バイト」をきっかけにこれらの犯罪へ加担してしまうケースが増えています。

    今回の市政だよりでは、私たちの身近に起きている犯罪の手口と対策を紹介します。住宅への侵入犯罪や特殊詐欺の被害に遭わないため、またこれらの犯罪に加担しないために、それぞれの犯罪の手口を理解するとともに、自分ごととして捉え防犯意識を高めましょう。

    問合せ先
    危機管理室 06(4309)3130、ファクス 06(4309)3858

    住宅侵入犯罪

    住宅侵入犯罪には、住宅窃盗や住宅強盗などがあります。窃盗と強盗はどちらも住宅に忍び込み、金品を奪うところは同じですが、そのときに住人に危害を加えたり脅迫をしたりするのが強盗です。最近では、強盗事件が増加しており、その手口は凶悪化しています。

    いつ・どんなときでも住宅への侵入を許すことがないよう、手口を理解するとともに、効果的な防犯対策を知ることで、自分や家族の命と財産を守りましょう。

    知っておこう!住宅侵入犯罪の手口 ※令和5年12月末時点。

    戸建住宅
    • ガラス破り 41.2パーセント
    • 無施錠 30.7パーセント
    • 鍵開け 5.8パーセント
    • ドア錠破り 1.9パーセント
    • 格子破り 1.9パーセント
    • その他 5.4パーセント
    • 不明 13.1パーセント
    共同住宅(3階以下)
    • ガラス破り 28.3パーセント
    • 無施錠 37.8パーセント
    • 鍵開け 12.6パーセント
    • ドア錠破り 1.6パーセント
    • その他 3.9パーセント
    • 不明 15.8パーセント

    いずれの住宅でも、「無施錠」と、ベランダなどの窓ガラスを割って侵入する「ガラス破り」による被害が多くなっています。

    深夜の時間帯に複数人でドアを叩くなどの異様な来訪や、窓ガラスが割れる音を聞いたなどの異常を確認した場合は、携帯電話を持ってトイレなど鍵のかかる部屋に入り、すぐに110番通報をしましょう。

    住まいの防犯チェック!

    住宅への侵入犯罪の被害に遭わないために、防犯対策の一例を紹介します。

    • 木を植栽する場合は、玄関、窓、勝手口の死角にならないようにする
    • 窓ガラスは防犯性能に優れた窓ガラスや補助錠を取り付ける
    • 見通しが悪い場所には、センサーライトや防犯カメラなどを設置する
    • 物置は、道路からの見通しが確保された場所に設置する
    • 明るい門灯を選び、夜間帯は必ず点灯する
    • 塀や柵は侵入の足場にならないものにする
    • 門柱などは、録画機能付カメラインターホンにする
    • 玄関の鍵は防犯性能に優れた鍵や補助錠を取り付ける

    安全安心な暮らしの実現のために

    市では、市民の安全安心な暮らしを実現するため、さまざまな治安対策事業を行っています。

    防犯カメラの設置

    平成25年度から市と市内3警察署が連携して、犯罪抑止効果が期待できる場所を選定し、防犯カメラを設置しています。

    令和4年度には180度撮影が可能な機種に一斉更新し、より防犯性を強化しました。

    令和6年度は新たに20台増設し、現在775台の防犯カメラを設置しています。

    問合せ先
    土木環境課 06(4309)3218、ファクス 06(4309)3836
    青色防犯パトロール活動支援事業

    青色防犯パトロール活動とは、大阪府警察本部から証明を受けたボランティア団体が、犯罪や事故が発生しやすい時間帯に青色防犯パトロール車両を使用してパトロールする自主防犯活動のことです。

    市では、青色防犯パトロール活動をする団体へ、活動費やパトロール専用車の購入費にかかる補助金を交付しています。

    問合せ先
    地域活動支援室 06(4309)3161、ファクス 06(4309)3812

    地域の犯罪発生情報をいち早くキャッチ!
    「安まちアプリ」の登録を

    「安まちアプリ」は、大阪府警察から府内の犯罪発生情報や防犯対策情報などをお届けする防犯アプリです。地域の犯罪などの発生情報をタイムリーに受け取ったり、地図上で確認したりすることができます。

    詳しくは、大阪府警察ウェブサイトをご覧ください。

    特殊詐欺

    特殊詐欺とは、電話やハガキなどで親族や公共機関の職員などを名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させたりする犯罪のことです。「特殊」という言葉がついていますが、誰にでも起こり得る身近な犯罪です。被害に遭わないように、代表的な手口や防犯対策を紹介します。

    少しでも疑問や不安を感じたら、最寄りの警察署または警察相談専用電話に相談してください。

    市内の発生状況 ※令和6年10月末時点。

    被害状況の推移
    令和2年
    認知件数 25件
    被害金額 1億6648万円
    令和3年
    認知件数 70件
    被害金額 9564万円
    令和4年
    認知件数 108件
    被害金額 1億6188万円
    令和5年
    認知件数 115件
    被害金額 1億7292万円
    令和6年(1月~10月)
    認知件数 158件
    被害金額 3億8542万円
    被害者の年齢
    • 20歳代 2人
    • 30歳代 4人
    • 40歳代 7人
    • 50歳代 13人
    • 60歳代 32人
    • 70歳代 71人
    • 80歳代 29人

    ※令和6年(1月~10月)時点。20歳未満、90歳以上は0人。

    市内での特殊詐欺の認知件数および被害金額は年々増加しており、令和6年は10月末時点で件数・金額ともに令和5年を超える被害が報告されています。被害者は70代が最も多く、全体の80パーセント以上が60代以上の方となっています。

    特殊詐欺の手口を知る

    特殊詐欺は10種類の手口に分類されますが、ここでは市内でも発生件数が多い手口を紹介します。

    還付金詐欺

    市役所や金融機関の職員などを名乗り、医療費や税金、保険料などについて「還付金があるので手続きしてください」などと言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。

    オレオレ詐欺

    警察官、検察官などになりすまし、親族が起こした事件・事故の捜査名目でメッセージアプリに誘導し、逮捕状などの画像を見せて不安にさせ、インターネットバンキングを利用してお金をだまし取る手口です。

    架空料金請求詐欺

    パソコン画面に突然「ウイルスに感染した」などの警告とともにサポート窓口などの電話番号が表示され、電話をかけるとウイルス除去などを理由に修理費用をだまし取る手口です。

    電子マネーカードの購入やインターネットバンキングでの指定口座への送金を指示されます。

    こんな詐欺にも要注意!

    SNSを悪用した投資詐欺・ロマンス詐欺の被害が急増しています。これらの詐欺は1件当たりの被害額が1,000万円を超えるなど、高額になる場合が多いことが特徴です。

    SNS型投資詐欺

    「必ずもうかる投資方法を教えます」などとメッセージを送ってSNSに誘導し、やりとりを重ねて被害者を信用させ、最終的に「投資金」や「手数料」などという名目で金銭をだまし取る詐欺です。

    ロマンス詐欺

    SNSやマッチングアプリなどを通じて出会った人と、実際に直接会うことなくやりとりを続けることで恋愛感情や親近感を抱かせ、結婚に伴う資金調達などという名目で金銭をだまし取る詐欺です。

    犯人の生音声を聞くことができます!

    大阪府警では、特殊詐欺の予兆電話である「アポ電」をかけてきた犯人の声を録音し、公開しています。実際の犯人の声を聞くことは、被害防止対策として効果的です。

    詳しくは、大阪府警察ウェブサイトをご覧ください。

    特殊詐欺被害に遭わないために

    地域で防ぐ

    地域で特殊詐欺被害防止対策を積極的に行っている楠根校区福祉委員会の方にお話を聞きました。

    楠根校区福祉委員会 委員長 宮谷 和枝さん、副委員長 小林 茂一さん
    楠根校区福祉委員会では、特殊詐欺被害防止対策として啓発グッズを作成し、同校区の65歳以上の自治会員約5500世帯に配布しました。近年、特殊詐欺被害は後を絶ちません。校区内でも詐欺の電話がかかってきたり、被害に遭ってしまったりする方がおり、「何とか啓発していかないと」と強く思います。
    大切なことは、周りの人が普段と違う行動に気が付いたり、声をかけたりすることです。今後も、地域の高齢者とコミュニケーションをとりながら、特殊詐欺被害防止の啓発を行っていきたいです。
    防犯教室を開催

    市では、警察と連携し、市内にある老人センターなどで特殊詐欺被害防止を目的とした防犯教室を開催しています。

    正しい知識を身につけて、防犯意識を高めましょう。

    こんな対策も効果的です
    • 海外との発信・着信を休止する
      国際電話による特殊詐欺が急増しています。固定電話およびひかり電話を対象に、海外との発着信を無償で休止できます。
      詳しくは、大阪府警察ウェブサイトをご覧ください。
    • ATMでの振込限度額の設定を少額に変更する

    闇バイト

    住宅強盗や特殊詐欺の実行犯になってしまう「闇バイト」。闇バイトと知りながらも軽い気持ちで手を出したり、闇バイトと気づかずに応募したりした結果、犯罪に加担して逮捕されるケースが後を絶ちません。

    闇バイトは犯罪実行犯の募集です。犯罪に加担しないためにも、闇バイトに応募することの怖さを知るとともに、闇バイトであるかどうかを見極められることが大切です。

    闇バイトとは

    SNSやインターネット掲示板などで、「短時間で高収入が得られる」など甘い言葉で募集しています。

    申込時に匿名性の高いアプリのインストールを求められたり、運転免許証などの画像を送るよう求められたりすることが多く、応募してしまうと詐欺や強盗など犯罪組織の手先として利用され、犯罪者となってしまいます。1度でも犯罪に加担すると、やめたいと思っても応募のときに提出した自身や家族の個人情報をもとに脅されて抜け出すことができません。

    闇バイトと呼ばれますが、アルバイトではなく犯罪です。

    闇バイトかも!?チェックリスト

    • SNSやインターネット掲示板で募集している。
    • 募集に「UD(受け子出し子)」「たたき(強盗)」「SIM案件(名義貸し)」などの隠語が使われている。
    • 具体的な仕事内容や勤務場所が明らかになっていない。
    • 「簡単に稼げる」「高収入バイト」「リスクなし」などの言葉が多い。またはそういったキーワード検索でヒットした。
    • 「物を受け取るだけ」「携帯電話を契約するだけ」といった「~するだけ」というアピールが多い。
    • 匿名性の高い通信用アプリ(テレグラムやシグナルなど)をインストールするよう指示された。
    • 履歴書の代わりに身分証明書の写真を送るよう指示された。
    • 自宅や実家の写真、家族の個人情報を送るよう指示された。

    闇バイトに関与しないために

    Point1 疑う
    「短時間・高収入」・「ホワイト案件」など不自然なアルバイトなどの求人があったら、まずは疑ってください。楽な仕事で大金を稼ぐことはできません。
    Point2 調べる
    割のいいアルバイトがあった場合も、すぐに応募せず、インターネットなどで正規の求人であることを確認しましょう。
    Point3 相談する
    応募する前に家族や友人などに相談しましょう。「こんな仕事を始めようと思う」と話をするだけでも効果的です。自分が気づいていない場合でも、客観的に話を聞くと不審な求人だとわかることもあります。
    また、少しでも怪しいと思ったら、友人や家族、警察に相談してください。一人で決めない・悩まないことが大切です。

    相談してください。警察は必ず保護します

    大阪府布施警察署 生活安全課長 筒井 善之さん

    闇バイトは単なるアルバイトではありません、使い捨てにする犯罪実行者の募集です。SNS上で高額の報酬をうたって応募者と連絡を取り、匿名性の高いアプリに誘導されます。業務内容がはっきりしなかったり、資格や経験が不要なのに高額な報酬であったりする場合は闇バイトの可能性が高いと考えてください。

    闇バイトに応募するのは若者が多いというイメージがあるかもしれませんが、年齢はさまざまです。闇バイトに応募して1度でも犯罪に加担してしまうと、警察に逮捕されるまで特殊詐欺や強盗の実行犯として使われ続け、断れば脅しをかけられます。

    闇バイトは犯罪です。犯罪に加担すれば法律で厳しく罰せられます。絶対に加担しないでください。もしも応募してしまった場合は、犯罪に加担する前に勇気を出して最寄りの警察署や交番に相談してください。

    相談したいときは

    最寄りの警察署
    • 布施警察署:06(6727)1234
    • 河内警察署:072(965)1234
    • 枚岡警察署:072(987)1234
    警察相談専用電話「#9110」

    緊急性は高くないけれど、警察に相談したいときの相談ダイヤルです。相談内容に応じて、相談窓口などを案内します。

    緊急時は110番通報してください。

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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