市政だより 平成27年11月15日号 4面(テキスト版)
国民健康保険・後期高齢者医療保険
整骨院や接骨院で施術を受けられる方へ
整骨院や接骨院で柔道整復師による施術を受ける場合や、はり・灸・あんま・マッサージを受ける場合は健康保険の適用が限られています。適切な受診に協力をお願いします。
整骨院・接骨院で柔道整復師による施術
健康保険が適用される場合
- 骨折
- 脱臼
- 打撲およびねんざなど(肉離れを含む)
※骨折・脱臼は、応急手当をする場合を除き、医師の同意が必要。
注意事項
単なる肩こり、筋肉疲労などに対する施術は健康保険の適用外で、全額自己負担になります。保険を適用して施術を受けた場合は「療養費支給申請書」の施術箇所や回数を確認のうえ、署名または押印してください。
なお、病院・診療所で同じ負傷や疾患の治療を受けている間は、柔道整復師による施術を受けても保険の対象となりません。
- 問合せ先
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- 医療保険室資格給付課 06(4309)3167、ファクス06(4309)3804
- 大阪府後期高齢者医療広域連合給付課 06(4790)2031、ファクス06(4790)2030
はり・灸・あんま・マッサージなどの施術
健康保険が適用される場合
- はり・灸=神経痛、リウマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症、その他慢性的な疼痛を主症とする疾患
- あんま・マッサージ=筋麻痺、関節拘縮などで医療上マッサージを必要とする症例
※医師の発行した同意書または診断書が必要。
注意事項
単なる疲労回復や慰安を目的としたものや疾患予防のマッサージなどは全額自己負担になります。
- 問合せ先
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- 医療保険室資格給付課 06(4309)3167、ファクス06(4309)3804
- 大阪府後期高齢者医療広域連合給付課 06(4790)2031、ファクス06(4790)2030
保険料の納付が困難な方は相談を
保険料の納期限は毎月末です。納め忘れている方や遅れている方は、速やかに医療保険室保険料課または行政サービスセンターで納めてください。保険料を滞納すると、財産(預貯金、給与、不動産など)に対して差押えなどの滞納処分を行うこととなりますので、特別な事情により保険料を納めることが困難な方は、必ずご相談ください。
医療保険室保険料課では、平日9時から17時30分まで納付相談を行っています。また次のとおり夜間・休日相談、出張相談も行いますので、ご利用ください。
相談には、保険料決定通知書(納付書)など通知書番号または被保険者番号のわかるものと印鑑を持参してください。なお、納付相談の際は収入・支出などの生活状況をお聞きすることがあります。また、行政サービスセンターで納付相談はできませんので、ご注意ください。
- 問合せ先
- 医療保険室保険料課 06(4309)3168、ファクス06(4309)3807
夜間・休日納付相談
- とき
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- 夜間=11月25日(水曜日)・26日(木曜日)17時30分~20時
- 休日=28日(土曜日)9時~16時、29日(日曜日)10時~16時
- ところ
- 市役所本庁舎2階医療保険室保険料課
- 問合せ先
- 医療保険室保険料課 06(4309)3168、ファクス06(4309)3807
出張納付相談
- とき
- 11月30日(月曜日)10時~16時
- ところ
- 夢広場(布施駅前)
- 問合せ先
- 医療保険室保険料課 06(4309)3168、ファクス06(4309)3807
国民健康保険
療養費や葬祭費などを給付します
国民健康保険の被保険者は、次のような給付を受けることができます。
該当するときは、必要書類を持って医療保険室資格給付課または行政サービスセンターで申請してください。
療養費
緊急またはやむを得ない事情で保険証の提示ができず、医療費を全額自己負担したときは、申請してください。審査のうえ、決定した額を支給します。また、コルセットなどの補装具代(医師が認めたとき)や海外渡航中の受診も療養費として支給します。
高額療養費
保険診療費として、医療機関の窓口で支払った1か月当たりの一部負担金が、自己負担限度額を超えたとき、超えた額を支給します。
葬祭費
被保険者が亡くなった場合、葬儀を行った方に5万円を支給します。
- 問合せ先
- 医療保険室資格給付課 06(4309)3167、ファクス06(4309)3804
がん検診無料クーポン券はお使いになりましたか
がん検診無料クーポン券は、もうお使いになりましたか。
市では、子宮頸がん・乳がん・大腸がん・肝炎ウイルス検診の自己負担金が無料になるクーポン券を対象者に送付しています。クーポン券の使用期限は来年3月31日(木曜日)です。
がんは早期発見、早期治療が重要です。早期発見のため、ぜひこの機会に、無料クーポン券を使って早めに受診しましょう。
- 対象
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- 子宮頸がん検診=20歳の女性
- 乳がん検診=40歳の女性
- 大腸がん・肝炎ウイルス検診=40・45・50・55・60歳の方
- ※平成27年4月1日現在の年齢。
- 問合せ先
- 健康づくり課 072(960)3802、ファクス072(960)3809
Medical News
市立総合病院のスタッフがリレー形式で医療に関する情報などをお届けします。
第7回 医療スタッフがチームで支える「緩和ケア」2
市立総合病院緩和ケア内科
西嶌昌子 主任部長
今回は11月から本格稼働している緩和ケア病棟についてお話しします。
緩和ケアとは、病とともにその人らしく生きることができるように援助することであり、個別性を大切にしたケアを提供する場が緩和ケア病棟と考えています。
一般病棟では、抗がん治療と同時に、緩和ケアチームが主治医や病棟ナースとともに緩和ケアを行っていますが、緩和ケア病棟では、抗がん治療は行いません。痛みをはじめとするさまざまな身体的な苦痛や不安の緩和、自律性を尊重した日常生活への援助や家族への援助を最優先します。そのために、患者さんや家族からの苦しみの訴えを充分に聞き取って、それをスタッフ全員で情報共有し、よく話し合いながら、それぞれに応じたケアを提供していきます。
その人らしさを最も発揮できる生活の場で過ごすことを支えることが私たちの大事な役割です。そのために「看取り」「症状緩和」「レイパイトケア(在宅療養を支えるための短期間の入院)」の3つを緩和ケア病棟への入院の目的としています。
診療所や訪問看護ステーションをはじめ、薬局や介護ステーションなど地域の在宅医療を支える皆さんとも緊密な連携を図ります。地域社会とのつながりという観点からも、ボランティアの役割は欠かせないと考えています。
- 問合せ先
- 市立総合病院総務課 06(6781)5101、ファクス06(6781)2194