なまぶしのそぼろ

河内地区の郷土料理のひとつである「生節の押しずし」は、「春ごと」※1や「ハレの日」の料理として、お祭りやお祝い事などの時に食べられていました。昔は生のものが手に入りにくく、生節※2を使って、押しずしを作り、ごちそうとして楽しんでいたそうです。
すし飯を押し型につめ、その上に、汁気を適当に切った生節のそぼろをのせて、押して作ります。(写真はすし飯に青じそを散らし、紅しょうがを添えています。)
※1 春ごと・・・4月の初旬に野良仕事を休んで、田んぼの前などの身近な場所で近所の人たちとお花見などを楽しんでいたもの。
※2 生節・・・かつおを蒸したもの(ゆでる場合もあります)を、半乾燥させたもので、鉄分が豊富に含まれています。
生節 | 100g |
---|---|
土しょうが | 3g |
こいくちしょうゆ | 小さじ2と1/2 |
さとう | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1/2 |
酒 | 小さじ1 |
水 | 80ml |
[作り方]
- 土しょうがはみじん切りまたはすりおろす。
- 生節を調味料と土しょうが、浸るくらいの水を入れて(目安は1人8ml)煮る。焦げつかないように気をつけてよく混ぜ、生節に味がしみこむようにする。
- 給食ではほぐし身の生節を使用しますが、市販では、切り身の状態のものが、一般的です。さっと熱湯をかけ、皮や骨を取り除いて、ほぐして使用してください。
お問い合わせ
東大阪市教育委員会事務局学校教育部学校給食課
電話: 06(4309)3276・06(4309)3277
ファクス: 06(4309)3867
電話番号のかけ間違いにご注意ください!