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東大阪市

あしあと

    市政だより 令和6年10月号 1・2・3・4面(テキスト版)

    • [公開日:2024年9月21日]
    • [更新日:2024年10月21日]
    • ID:40109

    特集 東大阪でつくる

    Topic

    令和5年度決算まとまる〈5面〉

    高齢者向け インフルエンザ・新型コロナウイルス 10月から予防接種費用を助成〈6面〉

    10月12日(土曜日)~10月14日(祝日) マスターズ花園2024開催!〈9面〉

    市政だよりのタイトルには、東大阪フォントを使用しています。東大阪フォントは、企業同士のつながりや東大阪で生まれる部品がつながることでさまざまな製品となり、世界をつなげていることをイメージした、オリジナルのフォントです。

    東大阪でつくる

    東大阪市では、その昔、大和川の付替えにより、出来た新田で稲作が行われ、河内木綿の栽培も盛んに行われていました。しかし、工業化が進み、現在は徐々に農地が減少しています。

    このような状況でも、東大阪市内で新鮮でおいしいものをつくり、消費者へ届けようと、誇りをもって野菜や果物などを生産する方がいます。

    今回の市政だよりでは、こだわりをもって「東大阪産」を作る方を紹介します。

    問合せ先
    農政課 06(4309)3180、ファクス 06(4309)3846

    「東大阪産」を知る

    〈米・野菜〉手間をかけてあげると味、色が違う
    50年以上のベテラン農家さん

    宮崎行俊さんが育てているのは、お米や野菜で、トマトやきゅうり、ピーマン、なすびなどの野菜は大阪エコ農産物(※)に認証されています。

    化学肥料の使用量を減らし、代わりに有機肥料を使用して栽培する方法は、時間も労力もかかりますが、宮崎さんは「野菜独自の色が出てきます。味もえぐみがなくなって、野菜本来の味をしてるから、お客さんから『味が違っておいしい』と言われます」と笑顔で話していました。

    高齢化や後継者不足が原因で、ほかの農家さんから農地の管理をお願いされることも。お伺いした7月中旬は日差しも暑さも厳しく、農作業をするには大変な時期でしたが、「野菜や米を育てるのは大変やけど、一度食べてみてほしい。全然違うから」と嬉しそうに話していました。

    田んぼと畑はあわせて約4町(約4万平方メートル)の大きさ。宮崎さんは一人で管理されています。

    ピーマンは今年の市農産物品評会で大阪府知事賞を受賞しました。

    (※)大阪エコ農産物とは

    農薬や化学肥料の使用量を通常の半分以下で栽培された農産物のことで、大阪府が市町村・JAなどと連携し「大阪エコ農産物」として認証しています。

    より安心で、環境にも配慮した農産物を届けるために、さまざまな工夫をしながら手間をかけて栽培される大阪エコ農産物ですが、東大阪市の認証件数(令和5年度は1214件)は府内No.1です。

    〈河内ブナ〉食文化も伝統も残していきたい
    市内唯一の養魚場

    下六万寺町にある市内唯一の養魚場の山口養魚場では、河内ブナが養殖されています。河内ブナはゲンゴロウブナから作り出された養殖品種です。

    「体高が高い(幅が広い)のが河内ブナの特徴です」と語るのは、5代目の山口裕二郎さん。養殖されている河内ブナの多くは釣り堀などに出荷されるそうで、「体高があり、小さくても引きが強くて釣り人さんにも人気があります」と山口さんは話していました。

    また、河内ブナの洗い(刺身)や河内ブナの昆布巻きなど、郷土料理にも使われる河内ブナ。「東大阪に河内ブナが食文化として根づいてほしいし、河内ブナも残していきたい」と思いを語っていました。

    河内ブナは特徴的な菱形の体型をしています。

    河内ブナのえさには、小米(精米時に割れ、ふるいで選別された小さな米片)や臼弾きの際に出る未熟米、米ぬかを使用するなど、環境に配慮しています。

    養魚場の隣には田んぼや畑が広がっており、養魚場の底の泥を畑に還元しています。また、ここで採れる野菜は大阪エコ農産物に認証されています。

    〈洋花〉花のイメージを変えていく
    チャレンジを続けるフローリスト

    花卉栽培が盛んな玉串地区で、清水信行さんはマム(菊)、ガーベラ、ひまわりなどの洋花を栽培されています。

    「花は女性のものっていうイメージを壊したくて、シックな色の花を栽培しています」と話す清水さんの手には、黒やブラウンカラーといった普段あまり見かけない色のひまわりがありました。

    東大阪の農業を盛り上げたいと話す清水さんは、「花も野菜も新鮮さが大切。消費者が近いから、ギリギリまで栽培したものを出荷できる」と近郊農業のメリットを語っていました。

    年間60品種もの洋花を栽培。また、イチゴやミニトマトなども栽培しています。

    シックで落ち着いた色をしたひまわり。男性にも人気です。

    shimizu garden
    ところ
    〒581-0822 大阪府八尾市高砂町5-14-4
    営業時間
    10時30分~16時
    定休日
    日曜日・月曜日・火曜日、不定休

    花やブーケなどの販売やフラワーアレンジメントの教室なども行っています。

    詳しくはこちら

    〈イチゴ〉100点をめざしていきたい
    イチゴへのこだわりは人一倍

    KAWAURA FARMでは、イチゴを中心に落花生やオクラ、米などを栽培されています。栽培しているイチゴ『紅ほっぺ』は、甘味と酸味のバランスが良いのが特徴です。

    「水耕栽培の費用を貯めるため、イチゴを作り始めたらイチゴに魅了されたんです」と川浦慎太郎さんは話します。

    お子さんの誕生をきっかけに、栽培には化学農薬だけに頼らない、さまざまな方法での害虫防除に取り組んでいます。「毎シーズン100点のイチゴをめざしていきたい。やっぱりイチゴにハマっているんでしょうね」と語っていました。

    完熟ぎりぎりまで育てているので、水分が多く一粒のサイズも大きいです。

    こだわりのイチゴやオクラなどは大阪エコ農産物に認証されています。

    KAWAURA FARM
    ところ
    〒577-0005 大阪府東大阪市七軒家4-19
    営業時間
    (冬季のみ)10時~12時
    問合せ先
    070-5264-0831
    定休日
    水曜日

    年末からGWごろにかけて、『紅ほっぺ』を販売しています。

    ※営業日時は変わることがあります。最新情報は公式Instagramをご覧ください。

    詳しくはこちら

    〈なにわポーク〉おいしさの秘訣は梅酒の梅
    市街地で育てるブランド豚

    工場や住宅に囲まれた地域にある長瀬畜産株式会社 では、ブランド豚『なにわポーク』が飼育されています。

    「600頭ほど飼育している『なにわポーク』ですが、合成飼料などはなるべく使わずに、食品残渣(うどん・小麦粉・パン・お米などの食品ロス)を与えて成長させています」と良川視鉄さんは語ります。

    また、梅酒メーカーの梅酒に使われている梅を砕いたものも食べているので、「梅のクエン酸で元気に成長して、甘くて灰汁も出にくい肉質になるんです」と教えてくれました。

    飼育には苦労することもあるそうですが、味はとても自信があります。「ぜひとも『なにわポーク』を食べてみてください。これからの季節は鍋にも合いますよ」。

    出荷するころには、体重が約110キログラム~120キログラムにもなるそうです。

    東大阪市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。

    『なにわポーク』を味わうには

    『なにわポーク』は長瀬畜産株式会社 ウェブサイトで購入できます。

    ウェブサイトには取扱飲食店も掲載しています。

    詳しくはこちら

    「東大阪産」を食べる

    新鮮な野菜や果物が手に入るJAの直売所・朝市

    東大阪市で栽培されているお米や野菜、果物、花卉などは、JAの直売所やJAの各支店で実施される朝市で販売しています。野菜や果物は農家さんが朝一番に運び込みます。品ぞろえは毎日変わりますが、季節ごとの旬のおいしいものを発見でき、鮮度が良いものばかりです。

    一部の直売所では、農家さんが地元の食材にこだわって手作りしたジャムやパン、漬物などの加工品も販売しています。

    ぜひ、東大阪市産農産物の魅力とおいしさを感じてみてください。

    市ウェブサイトには、直売所や朝市が一覧となった「ひがしおおさか産直マップ」を掲載しています。

    市役所本庁舎の近くにあるJAグリーン大阪「フレッシュ・クラブ本店」の様子。多くの人でにぎわっていました。

    大阪エコ農産物には、「健康百菜」のロゴシールを貼っています。また、値札シールには、生産者さんの名前が記載されています。

    「地産地消」を推進しています

    市では、「地産地消」を推進するため、東大阪市産の農産物などを使用した料理や商品を提供する飲食店や小売店を、東大阪市地産地食サポーターとして登録しています。登録店は市ウェブサイトで紹介しています。

    あなたのお店をPR!
    東大阪市地産地食サポーター登録店を募集

    東大阪市地産地食サポーター登録店を募集しています。

    ※登録の条件など、詳しくは市ウェブサイトをご覧ください。

    申込方法・申込み先など
    登録申請書と実施計画書をEメールで(ファクス、直接も可)
    ※登録申請書と実施計画書は市ウェブサイトからダウンロード可。
    申込方法・申込み先など 問合せ先
    市農業振興啓発協議会事務局 06(4309)3180、ファクス 06(4309)3846、Eメールアドレス nosei@city.higashiosaka.lg.jp

    「東大阪産」を体験する

    市やJAグリーン大阪、JA大阪中河内などで構成する市農業振興啓発協議会では、市民の皆さんに農業を身近に感じてもらうため、さまざまなイベントを行っています。イベントの開催については、市政だよりなどに掲載します。

    5月に行われた暗峠での田植えの様子。植え付けた品種は「きぬむすめ」で、約500キログラム収穫予定です。

    『THE 米』は花園東町にある水田で毎年行われます。今年は雨天のため、残念ながら中止になりました。

    昨年12月に開催された際には、クリスマスが近いこともあり、菊を使ったクリスマスリースを作りました。

    暗峠の棚田再興

    暗峠棚田再生支援事業では、遊休農地となっている暗峠の棚田の再生に向けて多方面の支援を行っています。

    事業の一環として、田植えや収穫などの農作業を体験します。

    THE 米

    『THE 米』は、農業の楽しさや大変さを体感してもらおうと、田植えや稲刈りを体験できる親子向けの農業イベントです。

    玉串の菊を使ったアレンジメント教室

    約400年の歴史をもつ玉串地区の菊の魅力アピールのため、菊を使ったアレンジメントの教室を開催しています。

    農業祭・JAまつりを開催!

    農業祭やJAまつりでは、東大阪産・八尾産の農産物の即売会や模擬店などを行います。

    農業祭

    とき
    11月17日(日曜日)10時~12時
    ※雨天決行。
    ところ
    藤戸小学校、吉田春日公園、山本町北第2公園(八尾市山本町北7-7-13)
    問合せ先
    グリーン大阪農業協同組合 06(6748)5209、ファクス 06(6748)5614

    JAまつり

    JAまつり(東大阪地区)
    とき
    11月16日(土曜日)9時45分~13時
    ところ
    石切小学校
    問合せ先
    JA大阪中河内農業協同組合 孔舎衙営農購買所 072(984)7728
    JAまつり(ながせ地区)
    とき
    11月23日(祝日)9時45分~13時
    ところ
    金岡中学校
    問合せ先
    JA大阪中河内農業協同組合 衣摺営農購買所 06(6728)0663

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

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