予防接種の種類と受けられる年齢

子どもの定期予防接種
予防接種は、細菌やウイルスによっておこる病気に対し、ワクチンにより免疫をつくって病気を予防する効果的な方法です。定期の予防接種は、予防接種法により接種回数や接種年齢が定められています。接種年齢を迎えたら、予防接種スケジュールを確認のうえ、お子さまの健康状態の良いときに接種するようにしましょう。
接種費用は無料です。接種時に東大阪市に住民登録されている方が対象です。接種当日は、母子健康手帳・本人確認書類・すこやか番号のわかるものを持参してください。
予防接種についての正しい知識や接種年齢などの詳しいことは、予防接種手帳に記載しています。予防接種手帳は、生まれた月の翌月末に住民票記載の住所に郵送しています。転入や転居などで受け取っておられない時は、保健センターまたは保健所感染症対策課までお問合せください。

個別接種
- 東大阪市委託医療機関へ予約のうえ接種してください。
- 「予防接種予診票」は委託医療機関に備えています。
(記入する際は油性のボールペン等消えることのないようなペンで記入してください。鉛筆や消えるボールペンは使用できません。)
- 医師が必要と認めた場合は、2種類以上のワクチンを同時に接種することができます。
- 接種にあたっては、予防接種手帳や医療機関にある接種説明書をよく読み、予防接種による効果や副反応を理解したうえで接種するかどうかを検討してください。
東大阪市委託医療機関以外(八尾市または柏原市を除く)で定期接種を希望する場合
→接種前に「予防接種実施依頼書」の発行手続きを行ってください。
→接種費用は「原則、自己負担(有料)」となります。長期療養を必要とする疾病のため市外医療機関にて接種を必要とする場合や、里帰り先の市外医療機関にて接種を希望する場合は、自己負担なしで接種できることがありますので、接種前に、感染症対策課へご相談ください。
ワクチン名 | ロタリックス | ロタテック |
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接種を受けられる年齢 | 出生6週から24週 | 出生6週から32週 |
接種回数・その他 | 2回(27日以上の間隔をあける) | 3回(27日以上の間隔をあける) |
(注意事項)
- ロタウイルスワクチンは2種類あります。途中からワクチンの種類を変更することはできません。
- どちらのワクチンも、接種後(特に1から2週間)は腸重積の症状に注意し、症状が見られた場合は、すみやかに接種した医療機関を受診してください。
接種を受けられる年齢 | 接種開始時期 | 接種回数・その他 |
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生後2か月以上 5歳未満 | (標準的な接種年齢) 生後2か月以上7か月未満 | (初回接種) 生後12か月までに27日以上の間隔をおいて3回 (追加接種) 1歳から1歳3か月までに、初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて1回 |
(標準的な接種年齢に接種できなかった場合) 生後7か月以上12か月未満 | (初回接種) 生後12か月までに27日以上の間隔をおいて2回 (追加接種) 1歳以降に、初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて1回 | |
(標準的な接種年齢に接種できなかった場合) 1歳以上2歳未満 | 60日以上の間隔をおいて2回 | |
(標準的な接種年齢に接種できなかった場合) 2歳以上5歳未満 | 1回 |
接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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生後1歳未満 | 生後2か月以上9か月未満 | 27日以上の間隔をおいて2回 1回目から139日以上の間隔をおいて1回 |
接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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生後2か月以上 7歳6か月未満 | (初回接種) 生後2か月以上7か月未満 (追加接種) 初回接種終了後、6か月から18か月までの間 | (初回接種) 20日から56日の間隔をおいて3回 (追加接種) 1回 |
(注意事項)
- 令和6年4月1日以降に接種を開始する場合、原則五種混合ワクチンを接種してください。
- 四種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を開始した場合、引き続き同一ワクチンで接種を完了させてください。
- 定期接種では、原則として同一種類のワクチンを必要回数接種することとなっておりますが、四種混合で接種を開始したが、四種混合ワクチンの販売終了に伴い同ワクチンの在庫がなく接種完了できない場合、五種混合ワクチンに切り替えて接種することが可能です(四種混合ワクチン・ヒブワクチンの接種回数が同じ場合のみ)。四種混合ワクチンとヒブワクチンの接種回数が異なる場合は速やかに接種回数をそろえてください。接種回数をそろえることができない場合は、感染症対策課もしくはかかりつけ医に事前にご相談ください。
接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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生後2か月以上 7歳6か月未満 | (初回接種) 生後2か月以上12か月未満 (追加接種) 初回接種終了後、12か月から18か月までの間 | (初回接種) 20日から56日の間隔をおいて3回 (追加接種) 1回 |
接種を受けられる年齢 | 接種開始時期 | 接種回数・その他 |
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生後2か月以上 5歳未満 | (標準的な接種年齢) 生後2か月以上7か月未満 | (初回接種) 27日から56日の間隔をおいて3回 (追加接種) 初回接種終了後、7か月から13か月の間隔をおいて1回 |
(標準的な接種年齢に接種できなかった場合) 生後7か月以上12か月未満 | (初回接種) 27日から56日の間隔をおいて2回 (追加接種) 初回接種終了後、7か月から13か月の間隔をおいて1回 | |
(標準的な接種年齢に接種できなかった場合) 1歳以上5歳未満 | 1回 |
接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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11歳以上 13歳未満 | 11歳以上 12歳未満 | 1回 |
接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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1歳未満 | 生後5か月以上8か月未満 | 1回 |
接種を受けられる年齢 | 接種回数・その他 |
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【1期】 1歳以上2歳未満 | 1回 |
【2期】 5歳以上7歳未満 (小学校入学前1年間) ●令和7年度の対象者 平成31年4月2日生から 令和2年4月1日生まれ | (接種期間) 令和7年4月1日から 令和8年3月31日まで (接種回数) 1回 |
◎MRワクチンの偏在等に起因して接種対象期間内に定期の予防接種を受けられなかった方を対象として、下記に当てはまる方は定期接種期間が令和9年3月31日まで延長されました。
○令和6年度内に生後24月に達する者であってMRワクチン未接種の者
(令和4年4月2日から令和5年4月1日生まれ)○令和6年度における第2期の対象者であってMRワクチン未接種の者
(平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ)接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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1歳以上 3歳未満 | (1回目) 1歳以上1歳3か月未満 (2回目) 1回目終了後、6か月から12か月までの間 | (1回目) 1回 (2回目) 1回 |
接種を受けられる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
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【1期】 生後6か月以上 7歳6か月未満 *日本脳炎の接種回数が足りない方はこちらへ | (初回接種) 3歳以上4歳未満 (追加接種) 初回接種終了から概ね1年後、4歳以上5歳未満 | (初回接種) 6日から28日までの間隔をおいて2回 (追加接種) 1回 |
【2期】 9歳以上 13歳未満 | 9歳以上10歳未満 | 1回 |
小学6年生から高校1年生相当の女子 (標準的な接種年齢)中学1年生 | サーバリックス | 1回目 ↓ 1か月以上の間隔 2回目 ↓ 1回目から6か月以上の間隔 3回目 |
小学6年生から高校1年生相当の女子 | ガーダシル | 1回目 ↓ 2か月以上の間隔 2回目 ↓ 1回目から6か月以上の間隔 3回目 |
小学6年生から高校1年生相当の女子 | シルガード9 | 【2回接種の場合】(1回目の接種を小学6年生から15歳未満で受ける場合に限る) 1回目 ↓6か月以上の間隔 2回目 【3回接種の場合】 1回目 ↓2か月以上の間隔 2回目 ↓1回目から6か月以上の間隔かつ2回目から3か月あける 3回目 |
- 子宮頸がん予防(HPV)ワクチンは3種類あります。原則、同じ種類のワクチンで実施します。しかしながら、サーバリックスまたはガーダシルで規定の回数の一部を完了し、シルガード9で残りの回数の接種を行う交互接種も可能です。詳しくは接種を希望する医療機関にお問合わせください。
- 平成25年6月14日より積極的な接種的勧奨が差し控えられていましたが、令和3年11月26日に撤廃されました。
- 令和4年4月1日より、積極的勧奨差し控えにより接種機会を逃した方に対し、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うキャッチアップ接種を実施しています。
- 標準的な接種間隔をとれない場合は、サーバリックスで5か月、ガーダシルで4か月、シルガード9で4か月で完了する接種スケジュールがあります。詳しくは医療機関へお問合せください。
- 平成9年4月2日生まれから平成21年4月1日生まれの女性で、令和4年4月1日から令和7年3月31日までに1回以上接種している方は、残りの不足分を公費で接種できる延長措置が受けられます。
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

骨髄移植等により定期接種の免疫を失った方へ
骨髄移植、臓器移植、抗がん剤治療等により、接種済みの定期予防接種の予防効果が期待できないと判断された方に対して、感染予防のため、再接種費用(任意接種)を助成します。
詳しくは、「骨髄移植などにより、定期予防接種で得た免疫を失ったお子さんへ再接種費用を助成します(別ウインドウで開く)」をご覧ください。

おとなの定期予防接種
予防接種名 | 対象者 | 接種回数・自己負担金 |
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高齢者インフルエンザ | 1)接種時に満65歳以上の方 2)接種時に満60歳から65歳未満で身体障害者手帳1級(心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能の障害による)を有する方、またはこれに準する方 | 未定 |
成人用肺炎球菌 | 過去に成人用肺炎球菌ワクチン(ポリサッカライド)を接種したことがなく、下記に該当する方 1)接種時に満65歳の方 2)接種時に満60歳から65歳未満で身体障害者手帳1級(心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能の障害による)を有する方、またはこれに準する方 | 65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日までの間に1回 *該当年齢であっても、過去に接種したことがある方は対象外です。 |
帯状疱疹ワクチン | 1)年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる者と令和7年度に限り100歳以上の方 2)接種時に、60から64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方。 *心臓・腎臓・呼吸器・肢体不自由等で障害者手帳1級程度の方は対象外です。 | 令和8年3月31日まで 下記の2種類からどちらかを選択 接種費用:ビケン 4,000円(1回接種) シングリックス:10,000円(2回接種) *生活保護受給者は、被保護証明書の提出が必要 |
新型コロナウイルスワクチン | 1)接種時に満65歳以上の方 2)接種時に満60歳から65歳未満で身体障害者手帳1級(心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能の障害による)を有する方、またはこれに準する方 | 未定 |
- 接種時に東大阪市に住民登録されている方が対象です。
- 東大阪市委託医療機関での接種となります。委託医療機関へ予約のうえ接種してください。
- 「予防接種予診票」は委託医療機関に備えています。
- 接種にあたっては、医療機関にある接種説明書をよく読み、予防接種による効果や副反応を理解したうえで接種するかどうかを検討してください。
- 高齢者インフルエンザ・新型コロナワクチンと成人用肺炎球菌で・帯状疱疹ワクチンで接種期間が異なりますのでご注意ください。
東大阪市委託医療機関以外で接種を希望する場合
→接種前に、「予防接種実施依頼書」の発行手続きを行ってください。接種後に発行することはできません。
→接種費用は「原則、自己負担(有料)」となります。入院やかかりつけ医が市外の医療機関等の理由により、やむを得ず市外の医療機関で接種できることがありますので、接種前に、感染症対策課へご相談ください。

副反応が起こった場合
予防接種のあと、まれに副反応が起こることがあります。また、ほかの感染症がたまたま重なって発症することもあります。
予防接種を受けたあと、注射部位のひどい腫れ、高熱、ひきつけなど症状がある場合は、医師の診察を受けてください。
予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。万が一、定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度(予防接種健康被害救済制度)がありますので感染症対策課へご相談ください。

その他の予防接種(任意)
任意接種(予防接種法に定められていない予防接種)の主なものは以下のとおりです。医師と相談のうえ、接種の効果や副反応について理解し、同意のもとで接種することになります。
- おたふくかぜ
- 風しん

接種間隔

異なるワクチンの接種間隔
- 注射の生ワクチン接種から注射の生ワクチンを接種する場合は27日以上あける必要があります。(*生ワクチン:麻しん風しん混合ワクチン・水痘ワクチン・BCGワクチン等)
- 同じ種類のワクチンの接種を複数回接種する場合はワクチンごとに決められた間隔を守る必要があります。
- 医師が必要と認めた場合は、2種類以上のワクチンを同時に接種することができます。

海外渡航者に対する予防接種については
大阪市立総合医療センター:06-6929-1221
関西空港検疫所:072-455-1283
大阪検疫所:06-6571-3522 にお問合せください。