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東大阪市

あしあと

    市政だより 令和6年2月号 3・4・5面(テキスト版)

    • [公開日:2023年12月25日]
    • [更新日:2024年2月21日]
    • ID:38094

    3月1日からは春季全国火災予防運動
    火災に強いまちへ

    3月1日からは春季全国火災予防運動週間です。

    この運動は、火災が発生しやすい時季を迎え、火災予防への意識を高め、火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的としています。

    市消防局では、火災ゼロをめざして毎年さまざまな火災予防の啓発を行っています。

    問合せ先
    予防広報課 072(966)9662、ファクス 072(966)9669

    令和5年の火災・救急概況

    令和5年の火災概況がまとまりました。市内の火災件数は147件で、令和4年度より23件増加しています。原因別では、「こんろ火災」と「放火(疑いを含む)」がトップになっています。

    令和5年 火災原因件数
    こんろ
    20件
    放火(疑いを含む)
    20件
    たばこ
    14件
    電気機器
    14件
    ストーブ
    7件
    灯火
    7件
    電灯・電話などの配線
    6件
    溶接機・切断機
    5件
    火遊び
    4件
    火入れ
    3件
    排気管
    3件
    マッチ・ライター
    2件
    1件
    電気装置
    1件
    配線器具
    1件
    その他
    30件
    不明・調査中
    9件
    147件

    ※速報値となっています。件数は変更になる可能性があります。

    また、令和5年の救急出動件数は3万7355件で、令和4年より1613件増加しています。

    救急出動件数・搬送者数の推移
    出動件数
    平成28年 30,230件
    平成29年 29,990件
    平成30年 32,058件
    令和元年 32,361件
    令和2年 29,356件
    令和3年 29,689件
    令和4年 35,742件
    令和5年 37,355件
    搬送者数
    平成28年 26,837件
    平成29年 27,066件
    平成30年 28,903件
    令和元年 29,149件
    令和2年 25,992件
    令和3年 25,876件
    令和4年 30,011件
    令和5年 32,177件

    救急車は限りある資源です。本当に必要な方が利用できるように適正利用にご協力ください。

    こんろ火災と放火(疑いを含む)を防ぐためにできること

    こんろ火災の中でも、火を点けてから忘れて放置する、間違えてグリルに火を点けてしまいグリル内の油かすなどに引火してしまうといった事案が多く発生しています。

    こんろ火災は、意識することで火災の発生を防ぐことができます。こんろを使用する場合は、周りに燃えやすいものや余計なものを置かない、服装に気をつける、調理中は絶対離れないなどを意識して、火災の危険度を減らしましょう。

    こんろ火災を増やさないためにも、次のチェック項目を確認してみてください。

    チェックポイント

    • 調理中にこんろから目を離していませんか?
    • グリル内に油かすがたまっていませんか?
    • 調理中の服装に気を付けていますか?
    • こんろ周辺に可燃物を置いていませんか?
    • ガスホースは劣化していませんか?
    • こんろと壁面は15センチメートル以上離していますか?

    放火は出来心や遊び半分でやってしまっても犯罪となり、「現住建造物等放火罪(※)」などの罪に罰せられます。

    悪質な放火犯は、昼夜を問わず犯行におよびます。放火を防ぐことは難しいと思われがちですが、心がけ一つで「放火されにくい環境」を作ることができます。さらに地域で連携することで大規模災害時の「共助」にもつながります。放火火災防止対策を通して、まちの防災力向上を図りましょう。

    放火防止のポイントは次のとおりです。

    チェックポイント

    放火防止のポイント
    • 建物の周辺には、燃えやすいものを放置しない
    • 外灯などで建物の周辺を明るくする
    • 車庫、空き家、倉庫などの無人となる建物は、きちんと施錠する
    • 家庭ごみは、ごみ収集日の朝に指定場所に出す
    • バイクや自転車のカバーは防炎物品を使う

    (※)現住建造物等放火罪とは、人が居住として使用している、もしくは人がいる建物や電車、新幹線などへの放火で成立する犯罪です。刑事事件であれば、死刑または無期もしくは5年以上の懲役とされています。未遂の場合でも罰せられます。

    みんなで守る、地域の安全

    私たちが住む東大阪市では、約500人の消防職員と約500人の消防団員が市民生活の安全確保にあたっています。安全・安心な東大阪を守る消防職員と消防団員にお話を伺いました。

    災害現場の最前線~人命救助活動でまちを守る

    中消防署 高度救助隊
    岡本 裕貴さん

    災害対応や火災現場での消火・救助活動に加え、交通事故や自然災害で発生した要救助者の人命救助活動を行っています。

    救助隊員をめざしたきっかけはなんですか?
    何か人の役に立つ仕事に携わりたいと思ったからです。私自身、東大阪市で育ちましたので、東大阪市消防局で働き、生まれ育ったこのまちを守っていきたいと思いました。
    救助隊員のやりがいはなんですか?
    救助隊は災害現場の最前線で人命救助活動に携わります。今までさまざまな災害現場に出動しました。結果として望むような形にはならないこともありましたが、被災者や、周囲の方から「助けてくれてありがとう」と言われたときは、この仕事をしていてよかったと心から思い、やりがいを感じています。
    市民の皆さんにメッセージをお願いします。
    火災は一瞬にして皆さんの大切なものを奪ってしまいます。まずは火災を起こさない、起こさせないことが大切です。そのうえでもし起きてしまった場合を想定し、どうやって逃げようなど、日頃から防火意識を少しでももっていただけると、いざというときに自分や大切な人を守ることに繋がります。また、危ないと思ったら迷わず119番してください。

    火災原因を知り、火災をなくす

    消防局 警防部 予防広報課 火災調査隊
    中西 勇人さん

    火災現場に出動し、火災原因を調べ、火災調査で得られた知識経験を生かして、市民の皆さんに類似火災防止の広報を行っています。

    火災調査の大変さはなんですか?
    火災の原因は多岐にわたり、火災原因調査は非常に困難な事案も多いため、対応に苦慮することがあります。一方で、それらの事案を外部機関と協力して原因を究明し、出火原因を突き止めることができた時や市民の皆さんへの啓発を通じて、発火原因となった電気装置をリコール(自主回収)へつなげられた際にやりがいを感じます。
    最近増えている火災原因はなんですか?
    近年、リチウムイオンバッテリーから出火する火災が増えています。リチウムイオンバッテリーは、市の回収拠点かリサイクル協力店に排出してください。不燃ごみとして捨てると、ごみ収集車内で出火するケースがあり、大変危険です。そうした事案をYouTubeなどのSNSを通じて広報活動をしています。また、例年放火も火災原因の上位になっているので、放火されない環境作りも併せて広報しています。
    市民の皆さんにメッセージをお願いします。
    火災調査隊では、火災によって被害を受ける方を一人でも減らせるように、日々火災の原因調査に努めています。それらの調査で得られた知識をさまざまな形で発信しているので、ぜひ私たちのSNSを見てください。協力して未来の火災を減らしましょう。

    「救命の連鎖」を繋げることが重要

    消防局 警防部 警備課
    松本 健さん

    統計作業や物品の購入など、救急隊のサポート業務や救急車の適正利用など広報に関する業務を行っています。また、平日の日勤帯に運用している救急車にも乗車しています。

    救急隊員としてのやりがいはなんですか?
    私は主に救急隊員として勤務してきましたが、傷病者が社会復帰された時にやりがいを感じます。しかし、社会復帰というものは救急隊だけの力では実現することは難しいです。現場に居合わせた人、救急隊、病院関係者の「救命の連鎖」が繋がることで傷病者を社会復帰へ導くことができます。このことから、市民の皆さんに対して応急手当の重要性をより広報して行かなければならないと考えています。
    事故やけがをしないためにできることはありますか。
    市消防局では、“予防救急”という言葉をキーワードに講習を行っています。「ほんの少しの注意」や「事前の対策」などの心がけや環境づくりで事故を予防できることがあり、この心がけや行動を“予防救急”といいます。“予防救急”で重要なことは、危険を予測して、危険なものを事前に排除すること、事故やけがに対する意識を高めることが重要です。
    市民の皆さんにメッセージをお願いします。
    救急車の台数には限りがあるので、適正利用をお願いします。救急車を呼ぶか迷った時は救急安心センターおおさかへお問合せください。日頃から思いがけない事故には充分注意して、急な体調変化によって意識がもうろうとしている、胸が痛い、怪我をして出血が止まらないなど緊急を要する場合には、迷わず119番で救急車を要請してください。
    救急車を呼ぶべきか迷ったときは「救急安心センターおおさか」へ

    24時間体制で救急医療などに関する相談や救急病院の案内をしています。相談中に緊急性が高いと判断したときは、すぐに救急車を出動させます。

    #7119または06(6582)7119

    東大阪に少しでも恩返しがしたい

    消防団 団本部 広報啓発隊
    衛藤 美咲さん

    救命講習の開催や地域の防災訓練などに参加するなど、防災や救命活動の啓発を行っています。

    消防団員になったきっかけはなんですか?
    私は小さい頃から消防職員に憧れがありました。消防職員にはなれませんでしたが消防団員になる道があったので、少しでも東大阪市の力になればと思ったのがきっかけです。
    消防団員としてのやりがいはなんですか?
    小学校や地域の公民館で救命講習を行っていますが、笑顔で分かりやすくするように努めています。参加された方から「いつもありがとう」などの声をかけてもらえるのが嬉しいです。
    市民の皆さんにメッセージをお願いします。
    これからの季節は寒くなり乾燥してくるので、暖房器具などの火元の確認やコンセントのほこりなどの出火の原因となるものに気をつけてください。また、人を助けたい、人のために何かがしたい、そういう方はぜひ消防団にご参加ください。
    消防団とは

    消防局や消防署と同じように、消防組織法に基づいてそれぞれの市町村に設置される消防機関。団員は、自分の仕事をしながら、平常時・非常時を問わず、地域における消防防災のリーダーとして地域に密着し、住民の安全と安心を守るという重要な役割を担っています。

    防災学習センターで防災知識を学ぼう!

    1月1日の能登半島地震により石川県能登地方には甚大な被害がもたらされました。地震はいつ起こっても不思議ではありません。また、地震以外の台風や洪水、火災などの災害も場所や時間を選びません。

    災害が起こってしまったときの準備や心構えがあなたやあなたの周りの命を守ります。

    避難方法、消火器の使い方、応急処置の方法、家族や近隣の人との助け合いなど、防災学習センターでさまざまな防災知識を学習し、災害に対する日頃の準備と心構えを身につけましょう。

    防災学習センターでは、防災について何度でも楽しく学んでいただけるように、年間を通してさまざまなイベントを開催しています。ぜひお越しください。

    ところ 問合せ先
    消防局防災学習センター

    令和6年 春季全国火災予防運動中消防署消防フェア

    中消防署で消防・救助体験、消防車の乗車、訓練見学などを通して火災予防について楽しく学びましょう。

    とき
    3月2日(土曜日)9時~11時、11時~13時
    対象
    子どもとその家族
    定員
    各30組(抽選)
    申込方法・申込み先など
    行事名、代表者の住所(郵便番号も)、氏名(ふりがなも)、年齢、電話・ファクス番号と参加希望人数(大人・子どもの内訳)を2月13日(火曜日)(必着)までに往復ハガキで
    ※詳しくは、市消防局ウェブサイトをご覧ください。
    ところ 申込方法・申込み先など 問合せ先
    〒578-0925稲葉1-1-9 消防局中消防署

    いざというときのために 救命講習会

    講習に参加する際は、感染対策にご協力ください。

    対象
    市内在住・在勤・在学(いずれか)の方
    定員
    各30人程度(申込先着順)
    ※開催日によって定員が異なります。詳しくは、各日程の担当にお問合せください。
    内容
    応急手当の必要性、心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)の使用方法、大ケガや命に関わる大出血のときに大切な「止血法」など
    令和6年度 一般公募救命講習開催日程
    令和6年4月14日(日曜日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    中消防署
    令和6年5月11日(土曜日)13時~16時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    西消防署
    令和6年6月16日(日曜日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    東消防署
    令和6年7月21日(日曜日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    中消防署
    令和6年8月3日(土曜日)10時~11時30分、13時~16時
    講習種別
    救命入門コース ※小学生が対象(保護者要同伴)。
    普通救命講習Ⅲ ※主に小児、乳児、新生児に対する心肺蘇生法。
    ところ・申込み先
    消防局(警防部警備課)
    令和6年9月1日(日曜日)13時~16時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    西消防署
    令和6年9月16日(祝日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    東消防署
    令和6年10月12日(土曜日)13時~16時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    中消防署
    令和6年10月19日(土曜日)9時~17時
    講習種別
    上級救命講習 ※一定の頻度で応急処置などの対応をすることが想定される方が対象。
    ところ・申込み先
    消防局(警防部警備課)
    令和6年11月17日(日曜日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    西消防署
    令和6年12月14日(土曜日)13時~16時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    東消防署
    令和7年1月18日(土曜日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    中消防署
    令和7年2月8日(土曜日)13時~16時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    西消防署
    令和7年3月16日(日曜日)9時~12時
    講習種別
    普通救命講習Ⅰ
    ところ・申込み先
    東消防署

    ☆表の日程以外でも、参加人数や感染対策に考慮し、相談に応じて職員が出向く講習会も開催します

    申込方法・申込み先など
    各開催日の1か月前~1週間前の9時~17時30分に電話または直接(土曜日・日曜日、祝休日、年末年始〈12月29日~1月3日〉を除く)
    申込方法・申込み先など 問合せ先
    • 普通救命講習Ⅰ=東消防署・中消防署・西消防署
    • 救命入門コース・上級救命講習・普通救命講習Ⅲ=警備課

    消防局連絡先一覧

    東大阪市消防局(稲葉1-1-9) ファクス 072(966)9669
    総務部総務課
    072(966)9660
    総務部人事教養課
    072(966)9661
    警防部予防広報課
    072(966)9662(予防担当)
    072(966)9663(広報担当)
    警防部警備課
    072(966)9664
    警防部通信指令室
    072(966)9665、ファクス 072(966)8884
    防災学習センター
    072(966)9998、ファクス 072(966)9990
    東消防署(鳥居町3-3)
    072(983)0119、ファクス 072(985)6503
    中消防署(稲葉1-1-9)
    072(966)0119、ファクス 072(966)6465
    西消防署(御厨栄町3-1-41)
    06(6788)0119、ファクス 06(6788)1374

    もしものときの問合せ先

    1.救急安心センターおおさか

    「病院にいった方がいい?」「救急車を呼んだ方がいい?」など

    急な病気やケガで迷ったら#7119又は06-6582-7119に電話してください。

    24時間365日、医師の支援体制のもと救急病院案内や救急医療相談に対応します。

    2.大阪府内の医療機関を探したい!

    自分で病院に行きたいけれど、今どこの医療機関が開いているかわからないときは大阪府救急医療情報センターへ(06-6693-1199・24時間365日)

    3.子どもの症状で迷ったときは

    夜間に子どもの急病などで病院へ行った方がよいかどうか、判断に迷ったときは小児救急電話相談へ(#8000または06-6765-3650・19時~翌朝8時)

    また、「小児救急支援アプリ(大阪府)」もご利用ください。緊急性の判断や近くの医療機関(大阪府内)を地図上に表示してくれます。アプリは24時間利用可能です。App StoreまたはGoogle Playからダウンロードできます。「小児救急支援」で検索してください。

    問合せ先
    警備課
    アプリのダウンロード方法

    「小児救急支援」で検索し、ダウンロードしてください。

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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