フレイルを予防して健康寿命を延ばしましょう

健康寿命と平均寿命
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく、自立して生活できる期間のことを言います。
また平均寿命と健康寿命の差を不健康期間といい、この期間は誰かの手を借りないと生活が難しい期間です。ここでは、要介護2以上が該当します。東大阪市は全国や大阪府と比較して健康寿命が短く、不健康期間が長いというデータが出ています。
また平均寿命と健康寿命の差を不健康期間といい、この期間は誰かの手を借りないと生活が難しい期間です。ここでは、要介護2以上が該当します。東大阪市は全国や大阪府と比較して健康寿命が短く、不健康期間が長いというデータが出ています。


介護が必要になった主な原因は、「認知症」「脳血管疾患(脳卒中)」「骨折・転倒」が多くの割合を占めています。(令和4年度 国民生活基礎調査)
自分の力でいつまでも元気に生活するためには、病気を早期に発見し、適切な治療によって良い状態をコントロールすることと、フレイル予防がとても重要になってきます。
自分の力でいつまでも元気に生活するためには、病気を早期に発見し、適切な治療によって良い状態をコントロールすることと、フレイル予防がとても重要になってきます。

フレイルとは
フレイルとは、健康で自立した生活を送れている状態と、要介護状態の間の状態のことをいいます。
英語の「frailty(フレイルティ)」が語源です。「虚弱」「老衰」「脆弱(ぜいじゃく)」などを意味します。
「体重が減ってきた」「前よりも疲れやすくなった」「外に出るのが億劫になってきた」など基準は様々ですが、以前に比べて身体的・精神的な衰えを感じたらフレイルのサインかもしれません。
英語の「frailty(フレイルティ)」が語源です。「虚弱」「老衰」「脆弱(ぜいじゃく)」などを意味します。
「体重が減ってきた」「前よりも疲れやすくなった」「外に出るのが億劫になってきた」など基準は様々ですが、以前に比べて身体的・精神的な衰えを感じたらフレイルのサインかもしれません。


フレイルの種類
フレイルには、大きく3つの種類があります。
①体力低下や筋力低下、体重減少などの「身体的フレイル」、
②認知機能低下やうつ状態などの「精神・心理的フレイル」、
③閉じこもりや孤立など社会との関係が希薄になる「社会的フレイル」 の3つです。
①体力低下や筋力低下、体重減少などの「身体的フレイル」、
②認知機能低下やうつ状態などの「精神・心理的フレイル」、
③閉じこもりや孤立など社会との関係が希薄になる「社会的フレイル」 の3つです。

それぞれ原因や対処法は異なりますが、身体的フレイルによって活動量や筋力が低下すると、外出頻度が減り、閉じこもりがちになることで周囲とのかかわりが薄れ、社会的フレイルにつながります。また、外出頻度が減ると刺激が少なくなり、認知機能の低下やうつ状態を引き起こし精神的・心理的フレイルになり、さらに食事量や活動量が低下し身体的フレイルが悪化する、といった悪循環に陥ります。
フレイルが進行し、食事がとれなかったり、転倒しやすくなることで、要介護状態になるリスクも高まります。

その他、口腔機能の衰えを示す「オーラルフレイル」、目の衰えを示す「アイフレイル」、耳の衰えを示す「ヒアリングフレイル」などもあります。
口腔機能の低下は、食事や会話に支障をきたす恐れがあります。また、目や耳などの感覚器の衰えは生活の質に大きく影響することから、正しく知識を持ち、予防に取り組んでいく必要があります。
アイフレイルについては日本眼科医会のアイフレイル啓発サイト(別ウインドウで開く)をご確認ください。

フレイルチェックしてみましょう
フレイルの評価として国際的によく用いられている基準をもとに、日本人高齢者に合った指標に修正されたものが、国立長寿医療研究センターより示されています。5つの項目をチェックすることで、フレイル状態にあるかを簡易的に確認することができます。

治療中の疾患や体質など、自分の状態に応じての判断が必要になります。この項目に限らず、以前と比べて状態が悪くなったと感じる場合は日常生活の見直しや、主治医の先生に相談するように心がけましょう。

フレイル予防のカギ
フレイルは早期に対処することで、進行を抑え健康な状態に戻ることができる時期です。フレイルに早く気付くこと、日ごろからフレイル予防に取り組むことが必要になってきます。フレイルを予防するために必要なカギは「運動」「栄養」「社会参加」の3つです。


一緒にフレイル予防に取り組みましょう

自宅でできるフレイル予防

身体的フレイル予防

オーラルフレイル(お口のフレイル)予防
口腔体操でお口の周りの筋肉を鍛えましょう

教室など

保健所・保健センター
チラシをご確認のうえ、電子申請または保健センターに直接電話でお申し込みください。
- 糖尿病個別食事相談
チラシをご確認のうえ、電子申請または保健センターに直接電話でお申し込みください。
保健センターでは血糖値が高めの方に対する教室を複数実施しております。詳しくは専用ページ(別ウインドウで開く)をご確認ください。

保健センター連絡先
東保健センター
住所:旭町1番1号
電話:072-982-2603
ファックス:072-986-2135
中保健センター
住所:岩田町4丁目3番22号
電話:072-965-6411
ファクス:072-966-6527
西保健センター
住所:高井田元町2丁目8番27号
電話:06-6788-0085
ファクス:06-6788-2916

その他情報提供
『フレイル予防推進会議』
2024年7月24日に設立された、フレイルに取り組む全国の自治体や、企業、学術関係者が参加するフレイルに関する会議で、フレイル予防住民啓発パンフレットが作成されました。
フレイル予防住民啓発パンフレット