市政だより 令和4年10月15日号 4面(テキスト版)
みんなでヤングケアラーを支える社会をめざして
ご存じですか?ヤングケアラー
ヤングケアラーとは、法令上の定義はありませんが、市では「本来大人が担うような家族のケアなどを日常的に行っていることにより、子ども自身の権利が守られていないと思われる原則18歳未満の子ども」と定義づけています。
ヤングケアラーは、年齢や成長度合いに見あわない重い責任を担い、子ども自身のやりたいことができず、心理的にも大きな負担を感じています。そのことで、成長して大人になってもその当時の影響に悩み苦しむ方も存在します。また、ヤングケアラーとその家族は、安心して相談できる人や場所といった環境がなく、悩みを抱え孤立する状況にあります。
さらに、ヤングケアラーである子どもの背景には、障害や疾病などをもつ家族の問題などがあり、支援を必要としながら助けを求められない方が存在します。
このようなヤングケアラーへの支援を進めるためには、ヤングケアラーとその家族が安心して相談できる人や場所を整えていくことが必要です。
ヤングケアラーとは、例えばこんな子どもたちです
- 障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
- 障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている
- 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている
- 日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている
- 家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている
- アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している
- がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている
- 障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている
- 障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている
出典:厚生労働省ウェブサイト
- 問合せ先
- ヤングケアラーに関する相談窓口 子ども見守り相談センター子ども相談課06(4309)3197、ファクス06(4309)3818
悩みや困りごとがあれば相談を
「家事や家族の世話で大変」「家の用事で学校に遅刻、休むことが多い」「勉強する時間がとれない」などの悩みや困りごと、「あの子はヤングケアラーかもしれない」などの気づきがあれば、子ども見守り相談センター子ども相談課へ気軽にご相談ください。
- 問合せ先
- ヤングケアラーに関する相談窓口 子ども見守り相談センター子ども相談課06(4309)3197、ファクス06(4309)3818
周りの私たちにできること
ヤングケアラーが実際にどんなしんどさを抱えているのか、また本市の実態調査の結果などを今後の市政だよりでお知らせする予定です。
ヤングケアラー支援は、ケアラーとその家族に寄り添うことから始まります。実態を知ることで、周りの人が気付き、声をかけ、手を差し伸べるなどヤングケアラーにも家族にも寄り添えるまちをめざしましょう。
- 問合せ先
- ヤングケアラーに関する相談窓口 子ども見守り相談センター子ども相談課06(4309)3197、ファクス06(4309)3818
小さな積み重ねが大きな削減に
食品ロスを減らそう!
10月は食品ロス削減月間です。「食品ロス」とは、食べ残しや期限切れで捨てられる食品、野菜や果物などの皮の厚剥きなど、本来食べられたはずなのに廃棄されてしまう食品のことです。国内で発生する食品ロスは年間約522万トン(令和2年度推計値)とされています。食品ロスの削減のため、次のことに注意しましょう。
- 買い物の前に冷蔵庫の中を確認する
- 食材の買い過ぎを控える
- ばら売り、量り売りの商品を選ぶ
- 野菜などの食材はできるだけ無駄なく使い切る
- 消費期限が近い食材から使い切る
- 外食をする際は、食べきれる量を注文する
- 問合せ先
- 循環社会推進課 06(4309)3199、ファクス 06(4309)3829
知っていますか?食品の期限表示
- 賞味期限=おいしく食べることができる期限(期限を過ぎたとしても、すぐに食べられないということではありません)
- 消費期限=安全に食べられる期限(期限を過ぎたら食べない方がよいもの)
※一度開封した食品は、期限にかかわらず、早めに食べるようにしましょう。
- 問合せ先
- 循環社会推進課 06(4309)3199、ファクス 06(4309)3829
募集します
食べきり協力店
市では食品ロス削減に取り組む市内飲食店や宿泊施設、食品小売店を対象とした食べきり協力店を募集します。
登録した店舗の取組内容や店舗情報を市ウェブサイトなどで紹介します。
- 登録要件
- 次の取組みを1つでも行っていること
-
- 小盛りメニューなどの導入
- 持ち帰り希望者への対応
- 食べ残しを減らすための呼びかけ
- 販売方法の工夫
- 食材の発注、惣菜などの製造・調理段階での取組み
- 啓発活動への協力 など
※登録方法など、詳しくは市ウェブサイトをご覧ください。
- 問合せ先
- 循環社会推進課 06(4309)3199、ファクス 06(4309)3829
消費生活展
「語ろう 学ぼう 楽しもう かしこい消費者になるために!」をテーマに消費生活展を開催します。
- とき
- 10月29日(土曜日)10時~15時
- 内容
- パネル展示、自転車シミュレーター体験、立体切紙の実演、フードドライブ(食料品の寄付受付)、食器の物々交換、手作りコーナー、防災クイズ、手回し発電、家庭の省エネ相談会、ごみ分別ゲーム、キャンディの重さ当てなど
- ※アンケート回答者には記念品を進呈(なくなり次第終了)。エコバッグ、マイボトルをお持ちください。車での来場はご遠慮ください。
- ところ 問合せ先
- 消費生活センター 072(965)6002、ファクス 072(962)9385
フードドライブって?
家庭に眠っている食材を、フードバンクを通じて福祉施設や食に困っている方に届ける「フードドライブ」を消費生活展で実施します。余ってしまった食べないだろうもったいない食品があれば、フードドライブを利用することで食品ロスを削減して環境問題に取り組むことができ、社会貢献にもつながります。
- 対象食品
-
- 賞味期限が記載されていて、有効期限が2か月以上あるもの
- 未開封で、包装や外装が破れていないもの
- 常温保存のもの
- ※米、乾麺、インスタント・レトルト食品、食用油、調味料、缶詰、菓子、粉ミルク、離乳食が特に喜ばれます。アルコール類、生鮮食品、瓶詰めのものは受け付けません。
- 問合せ先
- 循環社会推進課