市政だより 令和2年6月15日号 2面(テキスト版)
今年は特に熱中症に注意を
無理のないマスクの着用を!
熱中症患者が増加する季節になりました。新型コロナウイルスの感染防止のために、「新しい生活様式」においてマスクの着用が求められていますが、気温や湿度が高い中でマスクを着用していると、熱中症になる危険性が高まります。
次の5つの対策を徹底して、熱中症にならないように気をつけましょう。
対策1 暑さを避けよう
- エアコンを利用するなどして、部屋の温度を調整する
- 窓を開けたり換気扇を使用したりして換気しつつ、エアコンの温度をこまめに調整する
- 暑い日や暑い時間帯は無理をしない
- 涼しい服装にする
- 急に暑くなった日や湿度が高い日は特に熱中症に注意する
対策2 適宜マスクをはずそう
- 気温や湿度が高い中でのマスクの着用には注意する
- 屋外で人と充分な距離(2m以上)を確保できる場合は、マスクをはずす
- マスクを着用しているときは、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人と充分に距離をとり、適宜マスクをはずして休憩する
対策3 こまめに水分補給をしよう
- 飲み物を持ち歩く
- 1日当たり1.2Lを目安に、のどが渇く前に水分補給をする
- 大量に汗をかいたときは塩分補給も忘れずにする
対策4 日頃から健康管理をしよう
- 日頃から体温測定、健康チェックをする
- 体調が悪いと感じたときは、無理せず自宅で静養する
対策5 暑さに備えた体づくりをしよう
- 暑くなり始めた時期から適度に運動をする
- 水分補給を忘れずに、無理のない範囲で運動をする
- 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度の運動をする
また、高齢者や子ども、障害者は熱中症になりやすいので充分注意してください。
3密(密閉、密集、密接)を避けつつ、周囲の方と熱中症予防の積極的な声かけをしあいましょう。
こんな症状があったら熱中症を疑いましょう
- 軽度の症状=めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
- 中度の症状=頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感
- 重度の症状=意識がない、けいれん、体温が高い、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐ歩けない・走れない
熱中症だと思ったら…
応急処置
- 衣類をゆるめ、涼しい場所に避難させる
- 水分・塩分を補給させる
- 冷やしたタオルや氷で脇の下や足の付け根を冷やす
- 症状が改善しない場合は早めに医療機関へ
- 問合せ先
- 健康づくり課 072(960)3802、ファクス 072(960)3809
大雨に注意!
早めの避難を心がけましょう
今年もまもなく梅雨期や台風期を迎え、大雨への警戒が必要な季節となります。
大雨が降ると道路の冠水や土砂崩れなどが発生する恐れがあります。早めの気象情報の収集、避難行動に努めましょう。
避難情報は防災行政無線(屋外スピーカー)や緊急速報メール、市ウェブサイト、広報車、おおさか防災情報メールなどでお知らせします。避難情報が発令されたときは慌てずに、落ち着いて行動しましょう。
市では、次のとおり警戒レベルを付して避難情報(警戒レベル3~5)の発令を行います。
警戒レベル5(市)
- とるべき行動
- すでに災害が発生している状況であり、命を守るための最善の行動をする
- 市や気象庁からの情報
- 災害発生情報
警戒レベル4(市)
- とるべき行動
- 危険な場所から避難場所へ避難する。避難場所への立退き避難がかえって命に危険をおよぼしかねないと自ら判断する場合は、近隣の安全な場所や自宅内のより安全な場所へ避難する
- 市や気象庁からの情報
- 避難指示(緊急)
- 避難勧告
警戒レベル3(市)
- とるべき行動
- 危険な場所からの避難に時間のかかる方(高齢者、障害者、乳幼児など)とその支援者は避難する。その他の方は避難の準備をし、自発的に避難する
- 市や気象庁からの情報
- 避難準備・高齢者等避難開始
警戒レベル2(気象庁)
- とるべき行動
- ハザードマップなどにより災害リスク、避難場所や避難経路、避難のタイミングなどの再確認、避難情報の把握手段の再確認・注意など、避難に備え自らの避難行動を確認する
- 市や気象庁からの情報
- 注意報
警戒レベル1(気象庁)
- とるべき行動
- 防災気象情報などの最新情報に注意するなど、災害への心構えを高める
- 市や気象庁からの情報
- 早期注意情報(警報級の可能性)
また、避難所には不特定多数の方が避難することから、新型コロナウイルス感染症が蔓延する状況では、感染拡大のリスクが高まる危険性があります。市では、感染リスクの軽減に取り組みますので、皆さんも自助としての感染予防対策に協力をお願いします。
在宅避難の検討を
自宅で安全確保ができる場合は、必ずしも避難所に行く必要はありません。ハザードマップで居住地が災害リスクのある地域かどうかを確認し、自宅の2階などへ避難してください(垂直避難)。また、可能な場合は、安全な親戚・知人宅への避難も検討してください。
在宅避難時は健康管理に気をつけ、普段から水や食料、生活必需品、常備薬などを備蓄しておきましょう。
避難所への避難
市の備蓄品には限りがあります。避難所へ避難する際は、一般的な災害用備蓄品(水、食料など)に加えて、マスクやアルコール消毒液、体温計などを可能な限り持参してください。避難所内では避難者間のスペース確保や換気対策などを行います。皆さんも、こまめな手洗いや手指消毒、マスクの着用や咳エチケットなどの感染予防対策を徹底してください。
また、受付時や滞在時には定期的に健康状態の確認を行います。発熱や咳などの症状が出た場合は、速やかに担当職員に報告してください。その際は専用スペースに移動していただく場合があります。
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス 06(4309)3858