風しんについて

風しんの抗体検査・予防接種を受けましょう

風しんとは
風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によっておこる病気です。
感染してから発病までの潜伏期間は2~3週間で、軽い風邪症状ではじまり、発しん・発熱・後頚部リンパ節の腫れなどが主な症状です。その他、眼球結膜の充血もみられます。急な発しんや発熱などの症状が現れたら、早めにかかりつけ医などを受診しましょう。
これまで風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方は注意が必要です。予防接種は効果的な予防策です。風しんにかかったことがない、予防接種を受けたことがない、風しんの抗体がない、または低い方は予防接種をご検討ください。
風しんについて、詳しくは下記をご覧ください。

妊娠初期には特に注意を!
風しんは妊娠中(特に妊娠初期)の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに心疾患、白内障、聴力障害などを引き起こす可能性が高くなります。(先天性風しん症候群)
妊娠初期の方は人ごみを避けましょう。
東大阪市では、妊娠を希望する女性やその配偶者・パートナーの方・同居する就学後の方、妊婦の配偶者・パートナーの方・同居する就学後の方を対象に、風しん抗体検査と任意麻しん風しん混合(MR)ワクチンまたは風しんワクチン予防接種費用の助成を実施しています。

妊娠を希望する女性・配偶者等の風しん抗体検査・予防接種について
風しんの抗体検査を無料で医療機関で受けることができます。

対象者について
(1)妊娠を希望する昭和51年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性(ただし、妊娠中の方は除く)
(2)上記(1)の配偶者またはパートナーで、平成19年4月1日以前生まれの男性
(3)風しんの抗体価が低い妊娠中の女性の配偶者またはパートナーで、平成19年4月1日以前生まれの男性
(4)上記(1)と同居する方で、検査日時点で就学後の方
(5)風しんの抗体価が低い妊娠中の女性と同居する方で、検査日時点で就学後の方
備考: 上記のパートナーとは、事実上婚姻関係と同様の事情にある同居の方をさします。
備考: 風しんの抗体価が低い基準は、抗体検査の結果がHI法で16倍以下、EIA法で8.0未満等です。
備考: (1)のうち、今までに妊娠されたことがある方は、妊婦健診の受診歴を母子健康手帳等でご確認ください。
備考:麻しん風しん定期接種延長措置対象者は対象外です。
妊婦健診には風しん抗体検査が含まれています。

風しんの追加的対策について
2019年2月1日付けで、予防接種法施行令等の一部が改正され、風しんの予防接種を受ける機会がなかった世代の男性を対象に、風しんの予防接種が定期接種となりました。
風しんの追加的対策は令和6年度末で終了しましたが、MRワクチンの偏在等により予防接種が受けられなかった方を対象に、予防接種の期間を令和9年3月末まで延長しています。

医療機関の皆様へ
風しんは感染症法に基づき、全数の届出をすることが義務づけられています。風しんと診断(疑いを含む)した医師は、直ちに保健所へ発生届を提出してください。発生届を受理後、発生状況の確認や2次感染予防の対応を行うため、医療機関および患者さんにご連絡をさせていただきます。
また、併せて検体の提出をお願いいたします。詳細につきましては、下記にあります「風しん発生に伴う対応について」をご参照ください。
風しんの届出基準や発生届について(厚生労働省)(別ウインドウで開く)風しん発生に伴う対応について
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