食材別の衛生チェック(卵・肉料理)
(ハンバーグ・焼肉・厚焼き卵・スクランブルエッグ・錦糸卵・オムレツなど)
食肉や生卵はサルモネラ、食肉(特に鶏肉・レバー)はカンピロバクターに汚染されていることがあります。

調理するときどのような注意をすればよいの?

ミニ知識
Q.なぜ火を充分通さなければならないの?
A.半生(半熟)状態ではサルモネラやカンピロバクターは生きている恐れがあります。
Q.なぜ卵の割りおきをしたらいけないの?
A.溶き卵を長時間置いていると細菌が増殖します。
サルモネラとは?
動物の腸などにいる細菌です。排泄物を介して肉や卵を汚染します。
この菌に汚染され、菌が増えた食品を食べると、激しい腹痛や下痢、発熱(38~40℃)を起こします。
低温や乾燥にはかなり強いのですが、熱には弱く、加熱すると死んでしまいます。
カンピロバクターとは?
動物の腸管内にいる細菌です。排泄物を介して肉を汚染します。
この菌に汚染され、菌が増えた食品を食べると、2~7日の潜伏期間のあと頭痛発熱などに続き、下痢、腹痛を起こします。
熱には弱く、75℃1分以上の加熱で死んでしまいます。
原因食品として加熱不足の鶏肉(レバー含む)や牛レバーが疑われる場合が多く、若齢者や高齢者をはじめ、抵抗力の弱い人は生肉を食べる事は避けましょう。