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東大阪市

あしあと

    市政だより 令和6年1月号 1・2・3面(テキスト版)

    • [公開日:2023年12月21日]
    • [更新日:2024年1月22日]
    • ID:37847

    輝く“未来”に向かって

    11月30日、令和5年第4回定例会で野田市長が今後4年間の市政に取り組む基本的な考え方など、市政運営に関する所信を表明しました。(2・3面に続く)

    新年のごあいさつ

    市長 野田義和

    明けましておめでとうございます。

    昨年は5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことにより、市内においても行事やイベントが再開され、まちに明るさが戻ってきたと感じます。11月には2回目となる「HANAZONO EXPO」を開催いたしました。参加いただいた事業者、市民の皆様が、次世代に向けた課題解決のきっかけを得ていただき、未来社会を創るピースとなっていただければ大変嬉しく思います。

    さて、私自身5期目の市政を担わせていただくことになりました。未来を創る次世代に向け、子どもたちがいくつになっても生きがいや楽しみをもち、人生を豊かに過ごすことができる東大阪市を実現してまいります。そして、市民によりそい、あかるく元気で、活力あふれる東大阪の実現に向け、邁進してまいります。

    結びに、本年が皆様方にとって、飛躍の一年となりますことを心よりお祈り申し上げまして、新年の挨拶といたします。

    議長 右近徳博

    明けましておめでとうございます。

    旧年中はロシアによるウクライナ侵攻が続く中、中東において新たな軍事衝突が発生するなど、世界に大きな影を落としました。

    また、経済情勢においても急速な円安が進み、生活必需品をはじめとした各種物価が高騰するなど、市民生活は引き続き厳しい一年となりました。

    さて、市内に目を向けますと少子高齢化や市内経済の活性化、情報格差(デジタル・ディバイド)や児童虐待の増加、インフラの老朽化など、さまざまな課題が山積しております。

    私ども市議会といたしましても、市民の皆様の声と真摯に向き合い、市民の皆様が生き生きと笑顔に溢れ、安全で安心して暮らせるまちづくりに向け、これまで以上に取り組んでまいる所存でございます。

    結びにあたり、市民の皆様には本年の干支「辰」が意味する、活力が旺盛になり大きく成長し、形が整っていくような一年となりますよう祈念いたしまして、私からの新年のご挨拶とさせていただきます。

    Topic

    令和5年第4回定例会所信表明 〈2・3面〉

    【特集】65歳からもグイグイ進もう トルクひがしおおさか〈4~6面〉

    令和5年度住民税非課税世帯に対する物価高騰対策追加給付金〈9面〉

    市政だよりのタイトルには、東大阪フォントを使用しています。東大阪フォントは、企業同士のつながりや東大阪で生まれる部品がつながることでさまざまな製品となり、世界をつなげていることをイメージした、オリジナルのフォントです。

    令和5年第4回定例会 所信表明

    市長 野田義和

    私は、1期目の市長就任時には東大阪市の「再生」、2期目は「創造」、3期目は「未来へ新たな挑戦」、4期目は「活力と魅力あふれる東大阪の創造へのさらなる加速」というテーマを念頭に置き、市政を運営してまいりました。5期目はこれまでの考え方を踏襲しながら、「東大阪市の未来を創る次世代に向けての投資を加速」し、市民によりそい、あかるく元気で、活力と魅力あふれる東大阪を創造してまいります。

    「活気あふれる東大阪」として、現状に甘んじることなく、常にポテンシャルの向上をめざすことで大阪の成長を牽引するという強い気持ちで決意を新たに挑んでまいる所存です。そして、東大阪市の子どもたちは、東大阪市が責任をもって育てるという信念のもと、未来を育む次世代への投資に本気のまちであることを示し、東大阪市が、大阪が、注目されるまちとなりますよう、全身全霊で取り組んでまいります。

    つくる・つながる・ひびきあう
    -感動創造都市 東大阪-

    最重点課題

    次世代への投資の加速

    子育て世代が妊娠・出産により、ライフスタイルが変化する時期に、肉体的、精神的、経済的な負担などの軽減を図るため、まずは、子どもを産み、育てることを希望するすべての方が、迷うことなく、安心して産み育てることができる環境を整える必要があります。令和5年3月より、妊娠から出産・子育てまで、身近で相談に応じる伴走型相談支援と、応援金支給などの出産・子育て応援事業や、低所得世帯の初回産科受診料の補助、産後ケア事業などを実施しておりますが、これらの事業に加え、0歳児から2歳児の保育料の無償化の所得制限の撤廃や在宅子育て家庭に対する支援など、子育て世代に大きな負担がかかるこの時期に注目して、少しでも重荷を減らしていただけるようなサポートを実施し、安心して子どもを産み、育てていただける環境づくりを進めてまいります。

    また、子どものライフステージに応じて増していく、小・中学生保護者への経済的な負担を軽減するため、令和5年4月から恒久的な中学校給食の無償化を実施しておりますが、小学校給食の無償化につきましても着手に向け検討を進めてまいります。また、市立小・中学校の修学旅行の無償化や、所得制限を設けた塾代助成補助についても検討を進めてまいります。

    子どもファースト

    未来を担う子どもたちが笑顔になり、子育て世代が安心して子を産み育てられるまちづくりを進めることが住んでよかった、住み続けたいと思っていただける「子どもファースト」なまちづくりであるという考えのもとで、施策を推進してまいります。私が思う子どもファーストとは、未来の創造者である子どものことを第一に考え、子どもの権利と利益を最優先すること、また、子育て世代に優しい施策を充実させることであります。そこで、子どもに関わる施策をあらゆる視点から展開するにあたり、全部局がまず子どもファーストの視点をもって、「自分ごと化」する必要があることから、子どもファーストに対する意見の集約や必要とされる子どもファースト政策を全庁横断的に推進する体制を確立するため、10月に「子どもファースト推進本部」を設置いたしました。子どもファースト施策の推進につきましては、子どもたちの支えとなり、子育て世代や地域にも親しみをもっていただけるような場所づくりをめざして、現在、児童相談所機能と図書館の機能を合わせた複合施設の整備に向けた計画を策定中です。子どもが未来に希望をもって安心して成長でき、社会全体で子どもを育むまちづくりのシンボルとなる新たな施設づくりに取り組んでまいります。

    また、「ヤングケアラー」と呼ばれる、本来なら大人が担うべき家族の世話を日常的に行っている子どもたちに対する支援をはじめ、厳しい環境に置かれている子どもたちに対して、より丁寧なケアを実施すべく、新たな支援を積極的に検討し、誰一人取り残さない取組みを進めてまいります。

    次世代への投資を進めるにあたり、持続可能な制度とするためには財源の確保は不可欠です。これまでの確かな行財政改革や、財政健全化に向けた取組みは継続しながら、行政DXによる事務の効率化や、職員の能力を最大限に引き出すことで、さらなる歳出の抑制や新たな歳入確保策などについて、職員の英知を結集し、一丸となって取り組んでまいります。

    その他 5期目の主な施策

    まちづくり

    大阪モノレール南伸事業や近鉄奈良線の布施駅周辺からモノレールとの結節点である瓜生堂周辺までのにぎわいの創出など、さらなる東大阪市のポテンシャルの向上をめざした取組みを進めてまいります。コミュニティ交通の利用促進につきましては、AIオンデマンド型乗合タクシーの社会実験を開始しております。この実験の利用状況の検証とともに、利用者の声を丁寧に聞き、市民の皆様が交通に不便を感じないまちづくりについて、検討を続けてまいります。

    また、「ライドシェア」解禁についての議論も活発化しておりますが、バス・タクシーの運転手不足は喫緊の課題であり、自治体の努力や交通事業者の創意工夫だけでは解決しがたい課題になっております。既存の交通事業者との共存共栄を図りつつ、より良いまちの未来を描くために、国に対しても積極的に提言してまいります。

    福祉・介護・医療支援の強化

    近年の医療技術の進歩や、高齢期になっても健康に過ごしたいという意識の高まりにより、これからは人生100年時代が到来すると言われております。少子化が進む超高齢社会において、高齢者の皆様が生きがいをもって、健康でいきいきと幸せな人生を送ることは、東大阪市のウェルビーイングの実現にもつながることから、非常に重要であるととらえております。AIなどのICT技術を活用した介護予防や、医療と介護の連携強化、認知症施策の推進などを通じて、高齢者の介護予防・健康増進をサポートするとともに、他の健康寿命延伸に係る施策の拡充にも取り組んでいくことで、誰もが幸せに過ごすことができる東大阪をめざしてまいります。

    スポーツの力をいかす

    東大阪市は言わずと知れたラグビーのまちでございますが、さらに飛躍し、フットボールを中心としたスポーツの力をいかしたまちづくりを推進してまいります。花園近鉄ライナーズやFC大阪など今後も東大阪市を拠点に活動するチームといっしょに地域が盛り上がっていくための継続した支援に取り組んでまいります。また、花園ラグビー場への国際マッチの誘致や、ウィルチェアスポーツコートの認知度向上など、障害の有無や年齢・性別に関わらず、インクルーシブの概念をもって楽しむことができるスポーツがもつ特別な力に着目し、スポーツを活用したまちづくりに取り組んでまいります。

    文化・芸術・歴史・学び

    現在老朽化により休館している郷土博物館と埋蔵文化財センターを統合し、新たな登録博物館を整備するための計画を策定いたします。子どもたちをはじめ、多くの市民の皆様に東大阪市の歴史とともに郷土への愛着を育んでいただき、市内外から親しまれるまちづくりの拠点施設となるよう、整備してまいります。

    自治体における「いのち輝く未来社会のデザイン」のひとつとしては、人生100年時代にあった、誰もが参加できる生涯学習施策の構築をめざしてまいります。人やまちともつながることで、健康寿命の延伸や、人生を豊かに過ごすことができる場を提供し、ウェルビーイングの実現にもつなげてまいります。

    経済活性化・環境

    万博参加に意欲のある企業への支援に取り組むとともに、昨年(令和4年)に引き続き開催いたしました「HANAZONO EXPO」などの万博の機運醸成や、東大阪市のにぎわい創出に努めてまいります。「大阪アフリカビジネスフォーラム」など、市内企業が海外と関わり、グローバルな視野をもつことで、新たなイノベーションの創出や文化交流のきっかけとなるプラットフォームづくりなども、万博を契機に広がる国際交流の1つとして推進してまいります。

    東大阪市は2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロをめざす「2050年ゼロカーボンシティ」を表明しております。脱炭素社会の実現に関しましては、市域全体で進むように、行政自身の取組みを促進しながら、市民の皆様や事業者の皆様に向けまして、引き続き啓発と支援を推進し、さらなる環境意識の醸成に努めてまいります。

    公民連携による市内活性化

    行政が抱える課題解決や住民サービスの向上、地域の活性化につなげるため、大阪府および府内市町村と連携・協働を図り、企業・大学と、積極的に公民連携を進めてまいりました。今後も、これまでの取組みを強化することはもとより、DXをはじめとした新たな技術の活用についても幅広く市民の皆様にメリットを享受していただくことができるよう、連携事業の実現に向けて、スピード感をもって取組みを推進してまいります。

    所信表明の一部を抜粋して掲載しています。全文は、市ウェブサイトをご覧ください。

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    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

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