市政だより 平成25年7月15日号 3面(テキスト版)
犯罪のない住みよいまちへ
市民・警察・市が協力し治安対策を強化
市では、市民が安全に安心して暮らすことのできる犯罪のない住みよいまちの実現をめざして、さまざまな事業に取り組んでいます。
市の治安対策や、市民の皆さんの協力による防犯活動を紹介します。自分にできる防犯対策について考え、防犯意識を高めましょう。
安全安心のまちづくり
市では、市長を本部長とする治安対策本部会議を平成21年から毎年開催し、治安対策関連事業を担当する部局長や大阪府警察本部、布施・河内・枚岡の3警察署も参加して、治安対策について意見交換を行っています。
野田市長は、「治安対策は50万人の生活の安全・安心を守るために、市が取り組む重要施策」と位置づけ、防犯カメラの設置や補助の拡充などを指示しました。
同時に、警察署など関係機関との情報連携を強化し、この連携を活かして、青色防犯パトロール活動や防犯カメラの設置など、治安対策施策をさらに推進していきます。
市の治安対策・市民協力による防犯活動を紹介
青色防犯パトロール事業
青色回転灯を装備した青色防犯パトロール車両が午後6時から午前0時までの時間帯で週5日、市内を巡回することで街頭犯罪の発生抑止に努めています。
市内を4つのエリア(西北・西南・中・東地域)に分け、市内3警察署と連携を図りながら、青色回転灯を光らせてパトロールしています。
各地域の幹線道路や住宅地を巡回し、盗難が多発する駅前の駐車場や駐輪場では停車時間を設けるなどして、犯罪抑止を図ります。
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3820
青色防犯パトロール活動支援事業
青色防犯パトロール活動とは、大阪府警察本部から証明を受けたボランティア団体(平成25年6月現在、21団体)が、青色防犯パトロール車両を使用してパトロールする自主防犯活動のことです。登下校時に週1回以上、車両を走らせるなどの防犯活動をしています。
市では、地域での防犯活動をさらに活性化させるため、青色防犯パトロール活動をする団体に補助金を交付しています。
- 問合せ先
- 危機管理室
地域における治安対策活動
自治会や防犯協議会では、一戸一灯運動の推進をはじめ、年末の夜警や各種防犯キャンペーンなどを行っています。
自治会においては、まちを明るくするとともに、街頭犯罪の発生を抑止するため、防犯灯や防犯カメラを設置しています。市では、それらの設置に対し、一部費用の補助を行っています。
また、防犯協議会では、警察署などといっしょに街頭犯罪防止キャンペーンを行っています。自転車の前カゴに取り付けるひったくり防止カバーをキャンペーンで配布し、啓発に努めています。
- 問合せ先
- 地域コミュニティ支援室 06(4309)3161、ファクス06(4309)3812
共同施設設置補助事業
市では、市内商店街を訪れる方の安全安心と快適な商環境づくりのため、防犯カメラや街路灯の設置に対し補助金を交付しています。
平成25年度は「安全安心のまちづくり」の観点から補助率を拡充しています。対象は市内商店街振興組合などの商業団体です。くわしくはお問合せください。
- 問合せ先
- 商業課 06(4309)3176、ファクス06(4309)3846
子ども安全パトロール事業
54の市立小学校すべてに警備員を配置し、学校の警備や校区のパトロールを実施しています。
学校警備では、午前8時から授業終了まで、校門での警備として来校者への対応をするとともに、校内の巡視活動を行っています。
また、校区パトロールでは、授業終了から午後5時まで、校区内の巡視活動を行います。
- 問合せ先
- 学校教育推進室 06(4309)3268、ファクス06(4309)3838
愛ガード運動推進事業
平成17年度に54の市立小学校区すべてでスタートした「愛ガード運動」は、児童の登下校にあわせて見守りや見回りなどを行う愛ガード運動協力員によるボランティア活動です。また、大阪府警OBの「スクールガード・リーダー」といっしょに小学校区の巡回もしています。
愛ガード運動は、子どもを守る地域のスクラムとして約1万5,000人の協力員に支えられています。
愛ガード運動を含むボランティア活動に従事している皆さんの姿が、犯罪抑止に大きな効果を上げています。愛ガード運動に協力していただける方は、地域の小学校にご連絡ください。
- 問合せ先
- 学校教育推進室
こども110番の家運動推進事業
こども110番の家とは、子どもが不審者に追いかけられるなどトラブルに巻き込まれそうになったときに、助けを求めてかけ込むことができ、子どもたちの犯罪被害を最小限にする運動です。地域の協力家庭や事業所などに旗やプレートを掲げてもらい、協力いただいています。
こども110番の家の協力家庭や事業所を随時募集しています。ご協力ください。
- 問合せ先
- 青少年スポーツ室 06(4309)3281、ファクス06(4309)3835
少年補導活動事業
東大阪少年補導協会では小学校区ごとに少年補導員を委嘱し、地域の街頭補導活動などを行う青少年の非行化防止活動事業や、すこやかテレホン事業を実施しています。
学校や友達、家族のことをはじめ、いじめや不登校など、心配なことがあれば青少年補導センター(06-6721-9174〈月曜日~金曜日午前10時~午後4時〉)へご相談ください。メールでの相談も受け付けています。くわしくは青少年補導センターホームページをご覧ください。
- 問合せ先
- 青少年スポーツ室
自分でできる防犯対策 できることから始めよう
街頭犯罪を防ぐ
街頭犯罪の被害者にならないためには、一人ひとりが日ごろから防犯対策をとることが大切です。犯罪から身を守るすべを知り、防犯意識を高めましょう。
ひったくり
- 自転車にはひったくり防止カバーや防犯ネットを付けましょう
- バッグは車道と反対側に持ち、建物とのスペースをあけないように歩きましょう
- 紐のあるバッグは“たすきがけ”にしましょう
- 夜は暗い道を避け、なるべく人通りの多い明るい道を歩くようにしましょう
自転車盗
- 自転車から離れるときは、短い時間でも鍵をかけましょう
- できれば盗難に強い鍵に取り替えるか、ワイヤー錠など2つ以上の鍵を取り付けましょう
- 自転車には防犯登録をしておきましょう
※くわしくは大阪府自転車商防犯協力会ホームページをご覧ください。
車上ねらい
- 車を離れるときは、短い時間でも必ず施錠をし、バッグや現金など貴重品を車内に置かないようにしましょう
- 日ごろから車内を“からっぽ”にすることを心がけましょう
近所とのつながりで犯罪に強い地域へ
安全安心なまちをめざすには、地域の協力が必要です。住民同士のつながりは、犯罪に強い地域をつくります。日ごろから近所との挨拶を心がけるなど、できることから始めましょう。
- 問合せ先
- 危機管理室