新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症とは
ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は約5日間(最長14日間)で、オミクロン株の感染では多くの方が感染の疑われる接触があった日から2から3日程度で発症しています。特に高齢者や基礎疾患のある方は重症化しやすいと言われています。
新型コロナウイルスの主な感染経路
1. 空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと(エアロゾル感染)
2. ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着すること(飛沫感染)
3. ウイルスを含む飛沫を直接触ったか、ウイルスが付着したものの表面を触った手指で露出した粘膜を触ること(接触感染)
発症する2日前から感染力があるため、日ごろの感染対策が大切です。
基本的な感染対策について
「手洗い」
ドアノブや電車のつり革などさまざまなものに触れることにより、手にウイルスが付着している可能性があります。
外出からの帰宅時、調理前、食事前後など、こまめな手洗いにより接触感染を防ぎます。
「マスク着用」「咳エチケット」
咳やくしゃみ、会話の際は、マスクの着用やハンカチ等で口や鼻をおさえ飛沫感染を防ぎます。
マスク着用が効果的な場面
高齢者など重症化リスクの高い方への感染防止やご自身を感染から守るため、下記の場面ではマスク着用を推奨します。
・医療機関を受診するとき
・高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問する時
・通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗車する時(概ね全員の着席が可能な新幹線や高速バス、貸し切りバス等を除く)
◇新型コロナウイルス感染症の流行期に重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患がある方、妊婦)が混雑した場所に行く時については、感染から自身を守るための対策としてマスクの着用が効果的です。
「換気」
・窓の開閉による方法
換気の目安は、30分に1回以上、数分間程度、窓は全開、解放する窓は2方向(窓が1方向しかない場合には、ドアを開放)です。
・機械換気による方法
換気扇など換気設備の稼働や、扇風機、サーキュレーターを活用し、ウイルスを窓やドアから外へ流す方法があります。
療養に必要なものを備えておきましょう!
急な発熱や体調不良時のために、各個人の状況に応じて療養に必要なものを備えておきましょう。
・市販の解熱鎮痛薬(薬剤師や薬局にご相談ください。)
・食料品などの備蓄
・日用品や衛生用品(トイレットペーパーやオムツなど)
・感染防止対策用品(マスクやアルコール消毒薬など)