地震による電気火災対策

東日本大震災における本震による火災111件のうち、原因が特定されたものが108件。
そのうち過半数が電気関係の出火でした。
地震が引き起こす電気火災とは?
地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧したときに発生する火災のことです。

東日本大震災で発生した火災現場
(東大阪市消防局撮影)
電気火災事例(その1)
地震で本棚が倒れ、雑誌が電気ストーブ周辺に散乱
↓
停電した状態から通電し、ストーブが作動
↓
紙類に着火火災が発生
電気火災事例(その2)
家具が転倒し、「電気コード」が下敷きや引張で損傷
↓
通電の瞬間、コードがショート
↓
散乱した室内で、近くの燃えやすいものに着火
感震ブレーカーが効果的です!
感震ブレーカーは、地震を感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止めます。
分電盤タイプ(内蔵型)

分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを落として電気を遮断
約5~8万円(標準的なもの)
電気工事が必要です
分電盤タイプ(後付型)

分電盤に感震機能を外付けするタイプで、漏電ブレーカーが設置されている場合に設置可能
約2万円
電気工事が必要です
コンセントタイプ

コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断
約5,000円~2万円
電気工事が必要なタイプと、コンセントに差し込むだけのタイプがある
簡易タイプ

ばねの動作や重りの落下によりブレーカーを落として、電気を遮断
3,000円~4000円程度
電気工事が不要
感震ブレーカーを設置して電気火災から「家」・「地域」を守ろう
参考資料・リーフレット
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