市政だより 平成27年6月15日号 12面(テキスト版)
地域の中で支え合う
全ての人が安心して暮らせるまちへ
市と市社会福祉協議会では、高齢者や持病のある方などが住み慣れた自宅や地域で生活を続けられるよう、新しい取組みや地域全体で支え合う仕組みづくりを進めています。
もしものときの安心に
「救急医療情報セット」を配布
ひとり暮らしや高齢者世帯、障害や持病により身体に不安のある方などを対象に「救急医療情報セット」を配布しています。
- 配布場所
- 福祉事務所、高齢介護課、老人センター、総合福祉センター内ボランティア・市民活動センターなど
救急医療情報セットとは
救急医療情報セットは、持病や緊急連絡先、かかりつけの病院を救急医療情報カードに記入し、カプセルに入れて冷蔵庫で保管しておくものです。急に自宅で具合が悪くなったときや災害時に緊急避難したりするときに、迅速な救急活動を行うことが可能になります。実際に、救急医療情報セットを利用していたおかげで、救急搬送時に消防局員がスムーズに対応できたという事例もあります。ぜひ救急医療情報セットをお使いください。また、周囲の方は救急医療情報セットへの理解と協力をお願いします。知り合いに心配な方がいる場合もご利用ください。
- 利用方法
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- 救急医療情報カードに必要事項を記入し、カプセルに入れる
- カプセルの側面と底面にシールを貼り、カプセルを冷蔵庫の中の見えやすいところに入れる
- セットを利用していることがわかるように冷蔵庫の表扉と玄関ドアの内側上部にシールを貼る
- ※カプセル(ペットボトルなど)はご自身で用意してください。
- 問合せ先
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- ボランティア・市民活動センター 06(6789)5550、ファクス06(6789)2924
- 高齢介護課 06(4309)3185、ファクス06(4309)3848
地域で見守る
事業所ふくしネットワーク事業
配達や宅配事業者の協力を得て、高齢者世帯やひとり暮らし高齢者を見守る「事業所ふくしネットワーク事業」を実施しています。
これは、新聞や牛乳、食材、弁当などの配達・宅配事業所や検針の事業所などが、高齢者世帯やひとり暮らし高齢者などの自宅に訪問した際に何かいつもと違う状況があったときに、地域包括支援センターや民生委員、校区福祉委員、CSW(コミュニティソーシャルワーカー)などと連携して、安否確認や緊急対応をする仕組みです。
実際に、ひとり暮らしの高齢者宅への配送物が家の前に数日放置されているとの報告を事業所から受け、民生委員や関係機関、警察などが確認したところ、家の中で高齢者が脱水状態で倒れていたので救急搬送し、一命を取り留めたという事例がありました。
現在の登録事業所は次のとおりで、随時募集しています。ぜひ、高齢者を守る取組みへの参加をお願いします。
事業所ふくしネットワーク事業協力事業所
- 株式会社アクアブレイン(水道検針業務受託事業者)
- 関西電力株式会社 東大阪営業所
- 読売新聞 府下中部支部 東大阪ブロック会
- 大阪東部ヤクルト販売株式会社
- 佐川急便株式会社 東大阪営業所
- ありがとう株式会社宅配クック1.2.3東大阪店
- ニコニコキッチン
- 配食サービスひまわり
- 配食サービスひまわり御厨店(見守り事業)
- 大阪いずみ市民生活協同組合
- 毎日新聞 東大阪ブロック(7営業所)
- 産経新聞 鴻池販売所
- 朝日新聞サービスアンカーASA布施南・花園・小阪南
- 大阪シティ信用金庫 中野支店
- 医療生協かわち野生活協同組合
- 明治安田生命保険相互会社 大阪南支社
- 布亀株式会社
- 株式会社ワクタ
- 問合せ先
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- 角田総合老人センター高齢者地域支え合いセンター事業係 072(962)8011、ファクス072(963)2020
- 高齢介護課 06(4309)3185、ファクス06(4309)3848
わだい
地域福祉基金へ寄付
東大阪大学敬愛高校に感謝状
生徒会活動を通じて集めた募金8万416円を市民のために役立ててもらおうと、地域福祉基金へ寄付をした東大阪大学敬愛高校の生徒たちがこのほど市役所を訪れ、野田市長から感謝状が贈呈されました。
同高校では毎年、イベントに合わせて生徒会が募金活動を行い、集まった募金を地域福祉基金へ寄付しています。今回で27回目となり、寄付の総額はすでに200万円を超えています。
この日市役所を訪れた森涼輔さん(3年生)は、「今年、本校は創立75周年を迎えました。私たちの活動を後輩たちに伝え、途切れることなく続けていけたらと思っています」と話していました。野田市長は、「毎年ありがとうございます。市民福祉に活用させていただきます。今後も引き続き、市に寄与してもらえればうれしいです」と話していました。
市内経済の活性化・発展に期待
がんばる中小企業300社に市内から3社
経済産業省が全国から選定する「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に市内企業3社が選ばれ、このほど野田市長から感謝状が贈られました。
「がんばる中小企業・小規模事業者300社」は、革新的な製品やサービスなどを通じて、地域経済の活性化や海外での積極的な販路展開に取り組む中小企業・小規模事業者を経済産業省が全国から選定・表彰するものです。
今回選ばれた市内企業は、株式会社シナガワ、株式会社ユーエイキャスター、株式会社樋口物流サービスの3社です。
野田市長は「全国の中小企業の中から市内企業が3社も選ばれたことは、本市の誇りです。これからさらに市内の中小企業が発展することを期待しています」と感謝の意を述べました。
また、感謝状を受け取った品川氏は「名誉あるものに選定されて、とてもうれしく思います。中小企業が集結している東大阪市に43年間腰を据えてやってきたことが実を結んだのだと思います」と話していました。