平成26年消防広報 2・3面(テキスト版)
放火を防ごう
放火による火災は、自分たちの不注意や油断などから起こるものではなく、意図的に火をつける犯罪行為であることから、防ぐことは難しいと思われがちです。
しかし、心がけ一つで「放火されにくい環境」を作ることはできます。地域住民と消防機関の密接な連携により、放火火災を防ぎましょう。
放火を防ぐポイント
- 建物周辺に燃えやすいものを放置しない
- 自転車や単車は、路上に放置せず自宅内へ入れる
- 家庭ごみは、ごみ収集日の朝に指定場所に出す
- マンションの廊下などに雑品などを放置しない
- 空き家や倉庫、車庫などは、きっちり施錠する
- 建物の周辺は街灯などで明るくする
林野火災特別警戒実施中
林野での火気の取扱いに注意!
冬になると、山では枯葉や枯草が多くなり空気が乾燥していることから、山火事が発生する危険性が高まります。
そこで消防局では、山火事予防意識の啓発を図るとともに、警防対策を強化し、山林などの保全と地域の安全確保を目的に、2月1日から5月6日までを「林野火災特別警戒」として、次のことを重点的に実施していきます。
- 林野周辺の住民および入山者などに対する防火意識の啓発
- 火災警報発令中における火の使用制限の徹底
- 林野所有者などに対する火災予防措置の指導強化
- 林野火災予防広報
- 警防体制の強化
林野火災を想定した訓練を実施
林野火災に対処するため、消防局と消防団が連携して林野火災を想定した訓練を次のとおり実施します。
- とき
- 2月19日(水曜日)10時~11時30分
- ところ
- 客坊谷ハイキングコース付近一帯(上四条町)
- 問合せ先
- 警備課
春の全国火災予防運動
消防訓練を実施します
3月1日(土曜日)から7日(金曜日)までの期間、全国一斉に春の火災予防運動が行われます。
空気が乾燥し火災が発生しやすいこの時季こそ、火災予防への理解を深め、火気の取扱いには充分に注意してください。
消防署では、防火意識を高めていただくため、次のとおり消防訓練を実施します。日頃目にすることの少ない消防隊員の活動や訓練を見てみませんか。
西消防署消防訓練
訓練と広報物の配布をします。消防トライくんも参加します。
- とき
- 2月25日(火曜日)10時30分~12時
- ところ
- フレスポ東大阪(稲田新町3)
- 問合せ先
- 西消防署
中消防署消防訓練
- とき
- 2月27日(木曜日)14時~15時
- ところ
- 東大阪徳洲会病院(菱江3)
- 問合せ先
- 中消防署
東消防署キャンペーン
広報物などを配布します。消防ミライちゃんも参加します。
- とき
- 2月27日(木曜日)10時~11時
- ところ
- 近鉄瓢箪山駅周辺
- 問合せ先
- 東消防署
防災への備えを!
消防局防災学習センター
南海トラフ巨大地震の発生が危惧されています。また、地震以外でも火災、風水害などの災害は、いつどこで起こるかわかりません。
しかし、防災への心構えや準備が、あなたの命を守ります。
消防局防災学習センターでは、避難方法や消火器の使い方、応急処置の方法、家族や近隣の人との助け合いなど、さまざまな防災知識を学習することができます。
災害に対する日頃の準備と心構えを身につけるきっかけづくりに、ぜひご来館ください。
- とき
- 9時30分~17時(受付は16時まで)
- ※毎週月曜日は休館(月曜日が休日の場合は翌日が休館日)。車での来場はご遠慮ください。
- ところ 問合せ先
- 防災学習センター(稲葉1-1-9) 072(966)9998、ファクス072(966)9990
- ※10人以上の団体は事前予約を。
誰でも簡単に受けられる!
応急手当WEB講習
応急手当を広く普及するため、消防局ウェブサイトから簡単に受講できる応急手当WEB講習サイトを開設しました。
この応急手当WEB講習は、救命に必要な応急手当を自宅のパソコンやスマートフォンを使ってe-ラーニング(コンピューターネットワークを利用した学習)形式でいつでも学習することができます。
受講終了後に「受講証明書」を印刷し、普通救命講習会で提出していただくと、受講時間を1時間短縮することができます。
消防局ウェブサイトの「応急手当WEB講習」にアクセスして受講してください。
- 問合せ先
- 警備課
救命講習会・防火管理者講習会で学びませんか
救命講習会(一般公募による救命講習会)
- とき ところ (変更する場合があります)
-
- 平成26年3月16日(日曜日)13時~14時30分、救命入門コース、西消防署3階講堂
- 4月14日(月曜日)18時~21時、普通救命講習、東消防署2階研修室
- 5月10日(土曜日)13時~16時、普通救命講習、消防局5階会議室
- 6月15日(日曜日)13時~16時、普通救命講習、西消防署3階講堂
- 7月14日(月曜日)18時~21時、普通救命講習、消防局防災学習センター
- 8月9日(土曜日)13時~16時、普通救命講習、東消防署2階研修室
- 9月21日(日曜日)13時~16時、普通救命講習、西消防署3階講堂
- 10月11日(土曜日)13時~16時、普通救命講習、消防局防災学習センター
- 11月8日(土曜日)9時~17時、上級救命講習、消防局5階会議室
- 12月21日(日曜日)13時~16時、普通救命講習、東消防署2階研修室
- 平成27年1月25日(日曜日)13時~16時、普通救命講習、東消防署2階研修室
- 2月14日(土曜日)13時~16時、普通救命講習、消防局5階会議室
- 3月15日(日曜日)13時~16時、普通救命講習、消防局防災学習センター
- ※救命入門コース(1時間30分)は10歳以上の方が対象です。小学生は保護者といっしょに受講してください。
- ※上級救命講習(8時間)は一定の頻度で応急処置などの対応が想定される方が対象。
- 定員
- 各30人程度(申込先着順)
- 内容
-
- 応急手当の必要性
- 人工呼吸と胸骨圧迫の方法(心肺蘇生法)
- AED(自動体外式除細動器)の使用方法
- 止血法
- 申込方法・申込み先など
- 講習会の1か月前~1週間前に電話で
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 救命講習受付 072(966)0799(ファクス兼用)
- ※受付時間は9時~17時30分(月曜日または月曜日が祝日にあたる場合は翌日、年末年始を除く)。
表の日程以外でも10人以上の参加が可能な場合、相談に応じて随時講習会を開催します。また、職員が出向いて開催することもできます。
防火管理者講習会
- とき(※カッコ内は申込期間)
-
- 平成26年5月19日(月曜日)・20日(火曜日)(※平成26年4月14日(月曜日)~5月2日(金曜日)に要申込み)
- 5月26日(月曜日)・27日(火曜日)(※4月21日(月曜日)~5月9日(金曜日)に要申込み)
- 11月10日(月曜日)・11日(火曜日)(※10月6日(月曜日)~24日(金曜日)に要申込み)
- 平成27年2月16日(月曜日)・17日(火曜日)(※平成27年1月13日(火曜日)~30日(金曜日)に要申込み)
- いずれも10時~16時50分(2日目は16時40分まで)で計2日間。2日間とも受講しなければ、修了証は交付できません。
- ところ
- 消防局防災学習センター
- 定員
- 各90人(申込先着順)
- 内容
- 消防法第8条に定める甲種防火管理者の資格を取得するための講習会
- 料金
- 各4,500円
- 申込方法・申込み先など
- 申込書を各申込期間内に各消防署に直接
- ※申込書は市ウェブサイトからダウンロード可。消防署でも配布。
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 東・中・西消防署予防担当
- ※受付時間は9時~17時30分(土・日曜日、祝日を除く)。
ガソリン携行缶の取扱いは正しく安全に
昨年、京都府福知山市の花火大会で多数の死傷者を出す火災が発生しました。
その火災は、ガソリン携行缶(容器)の誤った使用によるもので、気温がマイナス40℃でも小さな火種で引火し爆発的に燃焼するガソリンを使用する際は、次のことに注意が必要です。
保管の際は
- 法に適合した容器の使用を
- ガソリンを入れる容器は、消防法令に適合した金属製容器などを使用してください。
- 風通しの良い場所に保管を
- 直射日光や高温になる場所を避け、日陰で風通しの良い場所に保管しましょう。
給油の際は
- 周囲の安全確認とエンジンの停止を
- 周囲に火種になりそうなものがないことや、万が一火災になっても建物や人に被害が生ずる恐れがない場所であることなど、周囲の安全を確認しましょう。
- また、発電機や耕運機などのエンジンは停止してください。
- エア抜きについて
- フタを開ける前には、調整ネジを緩めてエア抜きをしてください。ただし、直射日光などによりガソリン携行缶が暖められている場合は、フタを開けないでください。エア抜きも厳禁です。
- 対処法として、周囲に火気や人がいない日陰で風通しの良い場所にガソリン携行缶を移動させ、ガソリン温度が常温程度まで下がるまで(6時間程度)待った後、ゆっくりとエア抜きをしてください。
また、ガソリン携行缶には注意表示シールを貼って取扱いに注意しましょう。
- 問合せ先
-
- 予防広報課
- 東・中・西消防署予防担当
ガス漏れによる事故多発
器具の安全確認を
消防局では、平成24年10月から「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」に基づく業務を行っています。
近年、長期間使用して古くなったゴムホースや点火しにくいガス機器などを原因としたガス漏れ事故が多発しています。
LPガス漏れによる事故を防ぐために、ガス器具の安全チェックを日頃から心がけましょう。
ガス漏れ事故を防ぐチェックポイント
- 古くなったゴムホース
- 焼けこげやひび割れのあるゴムホースは、ガス漏れの危険があるため、すぐ交換しましょう。また、ゴムホースはガスの元栓の赤い線まで差し込まれているか、ホースバンドでしっかり固定されているか確認しましょう。
- 点火しにくいガス機器
- 点火操作を繰り返すと、機器内に溜まったガスに引火する可能性があり、大変危険です。LPガス販売店または機器メーカーに点検を依頼してください。
- ※乾電池が切れていると点火できません。
- 使っていないガスの元栓
- 使っていないガスの元栓を間違って開けてしまう事故が増えています。つまみが完全に閉まっているか、元栓のゴムキャップがきちんとついているか確認しましょう。
- また、誤開栓防止用のガス栓カバーも販売されていますので、LPガス販売店へお問合せください。
- 問合せ先
- 予防広報課