令和7年6月16日 ホタテの貝殻から生まれたHOTABENCH 大阪・関西万博会場に設置


市内に工場がある甲子化学工業(株)が製作したHOTABENCH(ホタベンチ)が大阪・関西万博の会場に設置されています。このベンチは、原料として使用する砂の一部を廃棄されるホタテの貝殻に置き換えて作られているため、自然から砂を採取してくるのと比べて環境への負荷が少なくなっています。また、型枠を作らない3Dプリンタを使用するため、余計なCO2を排出することなく作られているサステナブルなベンチです。
同社企画開発部部長の南原徹也さんは「廃棄物から作っているけれど、強度のある立派な構造物ができるということを示したかった。大きな建物も持続可能に作れる未来があるという可能性が、このベンチに秘められています」と語っていました。
HOTABENCHは万博会場のフューチャーライフゾーンに展示されています。ベンチの空洞には、材料に使われた北海道と青森県の貝殻が敷き詰められています。3Dプリンタ独特のしま模様など、目で見て、触って、東大阪のモノづくりの技術を体感してみてください。