令和7年6月14日 万一に備えて 長堂校区で避難所運営訓練

市では、災害発生時に校区自主防災会が中心となり速やかな避難所の開設や円滑な運営を行うことができるよう"地域版"避難所運営マニュアルの作成支援を進めています。
このほど、長堂校区ではそのマニュアルの有効性を確認するために、実際の避難所となる長堂小学校を使用して、地域住民と行政などの関係機関が合同で避難所運営訓練を実施しました。
大規模地震の発生を想定したこの訓練は、地域住民が避難所運営役と避難者役に分かれて、マニュアルに基づき避難者の受付から要配慮者への対応、校舎の被害調査などの方法を確認しました。
市の避難所配備職員や要配慮者調査員、保健師のほか、大阪府災害派遣福祉チーム(大阪DWAT)(備考:)も参加し、あらゆるケースを想定した要配慮者への聞取りなどを連携して行いました。
参加者からは、これからの時期は蚊などの虫が多いため避難物資に虫除けが必要だという意見や、ペット飼養用のスペースは想定以上に必要だという意見などがあり、マニュアル作成のみではわからない、実際に行動したことによる気づきが多くありました。
この日は、野田市長も訪れ、「万一のときには今日の経験が必ず役に立つ。日頃から顔が見える関係をつくっておくことが大事で、このような取組みはとても価値のあること」と話していました。
(備考:)災害時における、長期避難者の生活機能の低下や要介護度の重度化など二次被害防止のため、一般避難所で災害時要配慮者(高齢者や障害者、子どもなど)に対する福祉支援を行う民間の福祉専門職で構成するチーム。