麻しん風しん混合ワクチン及び麻しんワクチンの製造販売業者による自主回収について
武田薬品工業株式会社が製造販売する乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」および乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」の一部で、有効成分のひとつである麻しんウイルス力価(ワクチンの有効成分である麻しんウイルスが一定の生物学的作用を示す量(感染価))が有効期間内に承認規格を下回った、または今後下回る可能性があるため、自主回収が行われています。
自主回収ワクチン
ロット番号 | 有効期限 | 承認規格を下回る可能性を 否定できない期間 |
---|---|---|
Y302 | 2024年1月18日 | 2023年12月14日以降 |
Y303 | 2024年2月15日 | 2023年8月26日以降 |
Y304 | 2024年3月28日 | 自主回収開始(2024年1月16日)時点までの期間について 承認規格は満足すると考えられています。 |
Y305 | 2024年3月28日 | |
Y306 | 2024年4月2日 | |
Y307 | 2024年4月26日 | |
Y308 | 2024年5月28日 | |
Y309 | 2024年5月28日 | |
Y311 | 2024年8月9日 | |
Y312 | 2024年8月31日 | |
Y313 | 2024年9月5日 |
ロット番号 | 有効期限 | 承認規格を下回る可能性を 否定できない期間 |
---|---|---|
F112 | 2024年2月7日 | 2023年12月8日以降 |
F113 | 2024年5月31日 | 2023年12月8日以降 |
F114 | 2024年9月4日 | 2023年12月8日以降 |
自主回収ワクチンを接種された方へ
上記の表の自主回収対象となったワクチンについては、品質や安全性に影響があったとの報告はありません。また、当該ワクチンを自主回収開始(令和6年1月16日)までに接種された方であっても、麻しんウイルスに対する感染予防効果はあったと考えられており、再接種の必要はないとされています。
そのうえで、下記のワクチンを該当期間に接種し、有効性に不安を感じられる方に対して、麻しんウイルスの抗体検査を希望される場合や抗体検査の結果を踏まえて追加接種を検討する場合は、接種した医療機関へご相談ください。武田薬品工業株式会社が費用負担できる体制構築を進めているとのことです。≪乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」≫
- ロット番号Y302のワクチンを2023年12月14日以降に接種された方
- ロット番号Y303のワクチンを2023年8月26日以降に接種された方
≪乾燥弱毒生麻しん混合ワクチン「タケダ」≫
- ロット番号F112のワクチンを2023年12月8日以降に接種された方
- ロット番号F113のワクチンを2023年12月8日以降に接種された方
- ロット番号F114のワクチンを2023年12月8日以降に接種された方
備考:ロット番号は母子健康手帳の予防接種の記録ページ[メーカー又は製剤名/ロット]欄に貼付されているシールや、接種した医療機関から提供された接種済証等でご確認ください。
定期接種対象者で麻しん風しん混合ワクチンを未接種の方へ
厚生労働省によると、自主回収が行われてもワクチンの不足は生じない見込みとなっておりますが、一時的に供給が不安定となる場合があります。
定期接種対象の方で麻しん風しん混合ワクチンを未接種の方は、早めに医療機関へ問い合わせてください。
1期:1歳以上2歳未満の者
2期:5歳以上7歳未満の者で小学校就学前1年間
令和5年度対象者(平成29年4月2日から平成30年4月1日生)の方は令和6年3月31日までに接種しなければ、その後、任意接種(全額自己負担)となります。