「ダメ。ゼッタイ。」普及運動とは
今日、薬物乱用問題は全世界的な広がりを見せ、人間の生命はもとより、社会や国の安全・安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題の一つとなっています。
国連では、地球規模で拡大する薬物乱用問題の解決に取り組むために、6月26日を「国際麻薬乱用撲滅デー」と定め、加盟国が一体となって薬物乱用を根絶をめざすこととしています。
我が国においては、覚醒剤事犯の検挙人員は依然として多く、更なる乱用者の存在が推測される状況にあります。また大麻事犯については、検挙人員の半数以上を30歳未満の若年層が占め、若年層における大麻乱用の広がりが懸念されています。こうした状況の中、政府では「薬物乱用対策推進会議」の下、「第五次薬物乱用防止五か年戦略(平成30年8月)」を策定し、政府一丸となって総合的な薬物乱用対策に取り組んでいるところです。
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、かかる背景の下、国内における薬物乱用防止活動において、官民一体となり、国民一人一人の薬物乱用問題に対する認識を高めるとともに、国連総会決議に基づく「6.26国際麻薬乱用撲滅デー」の周知を図ることにより、内外における薬物乱用防止に資することを目的とするものです。