薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

薬物乱用の防止は、薬物を乱用する一部の人だけの問題ではありません。大切なのは、乱用者以外の多数の人々によって薬物乱用を許さない社会環境づくりをすることです。
薬物乱用に走ってしまうと、中枢神経(脳)が侵され、その弊害が一生ついてまわります。また、「依存性」があるため、いったん乱用してしまうと自分の意志ではやめられなくなってしまいます。
最近では「やせるサプリメントだよ」「合法だから問題ないよ」「最初はお試しでイヤならやめればいいよ」など、違法薬物であることを隠して誘ってくることがあります。違法でないと思って使っていても、実は違法薬物であり、逮捕されるというケースも増えています。
薬物の乱用は1回でも「ダメ。ゼッタイ。」
薬物乱用の甘い誘惑に、「ダメ。ゼッタイ。」と断る勇気を持ちましょう。「ほんの1回ぐらいなら…。」という安易な気持ちが命取りです。
6月26日は、「国際麻薬乱用撲滅デー」です。これにあわせて、6月20日から7月19日まで、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が全国的に行われます。

薬物乱用とは
薬物乱用とは、「医薬品を本来の目的から逸脱した用法や用量、あるいは目的のもとに使用すること」や、「医療目的のない薬物を不正に使用すること」をいいます。
たとえ医薬品であっても不正な使い方をすると「薬物乱用」になります。もともと医療目的の医薬品は、治療や検査のために使われるものです。それを遊びや快感を求めるために使用した場合は、たとえ1回使用しただけでも乱用にあたります。

啓発活動
環境薬務課では、枚岡・河内・布施薬剤師会や薬物乱用防止指導員と協力して市内学校において薬物乱用防止教室を実施し、子どもたちへの啓発活動を行っています。
また、地域のイベント等で使用できるような教材・DVDの貸し出しや啓発品の配布を行っていますので、ご希望される方は環境薬務課までお問合せください。