実施した市街地再開発事業の概要

布施駅北口地区第一種市街地再開発事業(平成8年2月完成)
- 施工者 布施駅北口第一地区第一種市街地再開発組合
- 位置 東大阪市長堂1丁目地内
- 面積 10,980.47平方メートル
- 都市計画 高度利用地区
布施駅周辺地区は、古くから大阪と奈良を結ぶ交通の要衝として栄え、近年は近鉄奈良線と近鉄大阪線が分岐するターミナル拠点並びに商業・業務の中心地として発展してきました。ところが、当該地区は道路をはじめとする都市基盤の整備の遅れと隣接都市における大型商業施設の開発により、中心市街地としての地盤沈下と商業地としての相対的な地位の低下が起こっており、抜本的な対策が求められていました。
そこで、布施駅北口は、地域の人々に快適で潤いのある都市環境を提供する東大阪市の玄関口にふさわしい新しい布施の顔となるため、土地利用の高度化、都市環境の改善及び公共施設との一体的な整備など都市機能の更新を図る地区として、都市再開発法に基づく組合施行による市街地再開発事業に取り組みました。

1.事業の概要
東部大阪都市計画市街地再開発事業の決定「大阪府決定」
東部大阪都市計画高度利用地区の決定「東大阪市決定」
経過 | 年月 |
---|---|
都市計画決定(当初) | 昭和57年12月 |
事業計画認可 | 昭和62年11月 |
再開発組合設立 | 昭和62年11月 |
権利変換計画書認可 | 平成 2年 3月 |
施設建築物着工 | 平成 4年 5月 |
施設建築物本体工事完了 | 平成 8年 2月 |
再開発組合解散 | 平成 9年 9月 |

2.建物の概要(ヴェル・ノール布施)
建物全体がランドマークとなるよう計画され、斬新で軽快なデザインとなっています。
東大阪再開発株式会社(平成7年4月設立、第三セクター方式)により、管理・運営されています。



若江岩田駅前第一種市街地再開発事業(平成15年3月完成)
- 施工者 若江岩田駅前地区市街地再開発組合
- 位置 東大阪市岩田町1丁目及び4丁目地内
- 面積 16,433.67平方メートル
- 都市計画 高度利用地区
これらの問題解決のため、近鉄奈良線連続立体交差事業や都市計画道路大阪瓢箪山線整備事業などとの一体的な「まちなみ整備」と商業施設や公共施設をはじめ、定住拠点にふさわしい都市型住宅の供給、駐車場の整備など土地の高度利用と都市機能の更新を図ることを目的として、市街地再開発事業に取り組みました。

1.事業の概要
東部大阪都市計画市街地再開発事業の決定「大阪府決定」
東部大阪都市計画高度利用地区の決定「東大阪市決定」
経過 | 年月 |
---|---|
都市計画決定(当初) | 平成 6年 3月 |
事業計画認可 | 平成 8年 3月 |
再開発組合設立 | 平成 8年 3月 |
権利変換計画書認可 | 平成 9年 2月 |
施設建築物着工 | 平成10年10月 |
施設建築物本体工事完了 | 平成15年 3月 |
再開発組合解散 | 平成18年 9月 |

2.建物の概要(希来里「きらり」)
大阪湾に鯨が泳いでいた古代のころ(約3000から2000年前)、若江岩田は河内湖の入り江として、さまざまな人やモノやコトが交流する拠点であったと考えられることから、湾に浮かぶ帆船をイメージに施設計画を立案しました。
高層部は帆船の「白帆」のイメージでシルバーグレーのアルミパネルと波のイメージをモチーフにした曲面手摺を設置し、周辺からのランドマークとしてのシンボル性を表現するとともに、将来をみすえた軽快で未来型の親しみのあるデザインとしました。
低層部は帆船の「船の本体」のイメージで茶色計、イエロー系のタイル貼りによる落ち着きのある外装とし、基壇部・中層部・上層部の3層構成により、まちの統一性と変化を兼ね備えたデザインとしました。



河内花園駅前地区第一種市街地再開発事業(平成20年1月完成)
- 施工者 河内花園駅前地区市街地再開発組合
- 位置 東大阪市吉田1丁目及び稲葉3丁目地内
- 面積 13,298.19平方メートル
- 都市計画 地区計画(高度利用型)
河内花園駅前地区は、大阪難波から東に約11キロメートルの交通の利便地に位置し、全国的に有名な「東大阪市花園ラグビー場」の近隣駅でもあります。しかし駅周辺地区は、古くから道路・交通広場等が未整備なまま低層木造建物市街地として進行した町です。また、駅前にふさわしい土地の有効利用や、地区のにぎわいを取り戻すことが求められていました。
これらの問題解決のため、都市計画道路大阪瓢箪山線及び花園駅前東西線の整備による交通体系を改善するとともに、安全・快適な都市型住宅の供給と駅前にふさわしい商業・業務施設の立地を図るため市街地再開発事業に取り組みました。

1.事業の概要
東部大阪都市計画市街地再開発事業の決定「大阪府決定」
地区計画の内容は、「河内花園駅前地区地区計画(別ウインドウで開く)」をご覧ください。
経過 | 年月 |
---|---|
都市計画決定(当初) | 平成15年 4月 |
事業計画認可 | 平成16年 4月 |
再開発組合設立 | 平成16年 4月 |
権利変換計画書認可 | 平成17年 6月 |
施設建築物着工 | 平成18年 4月 |
施設建築物本体工事完了 | 平成20年 1月 |
再開発組合解散 | 平成20年 8月 |

2.建物の概要(パザパはなぞの)
「咲かそう花園、人にやさしい安心・安全・快適なまちづくりを合言葉に、平成15年の都市計画決定以来、組合設立も含めて5年で再開発事業の完成へと至りました。
「パザパ」とはフランス語で一歩一歩という意味です。この事業が一歩ずつ歩んできて、これからも河内花園が住みよい活気のある街になるために歩みを刻むとの思いが込められています。この思いが幾世代にも受け継がれて、ゆったりとした時間の中で河内花園が発展されることでしょう。

