令和4年7月7日 ピンクで鮮やかな原始ハスが見頃


日下町にある井上家(日下町7丁目)の人工池でピンク色の原始ハスが周囲を鮮やかに彩っています。
原始ハスは、昭和11年に善根寺七軒家にある大井路(いわゆる用水路)に自生しているハスを植物学者の大賀一郎博士が鑑定し、原始的なハスとして名付けたのが由来。その後、枚岡市文化財審議員の堀勝さんが研究のため自宅に植えたものが昭和40年に開花。昭和42年に井上家の水田に株分けされ開花しました。
原始ハスの葉の直径は大きいもので30cm程度、花の直径は最大で15cmほどで一般的なハスより全体的に小さいですが、花は多いです。花の命は短く、わずか4日。日の出とともに咲き始め、午後になると閉じていく。これを3日間繰り返し、4日目には咲いたままの状態で花びらが一枚ずつ散っていきます。今年、井上家の原始ハスは、気候の影響により、例年より半月ほど早く開花していて、7月上旬が見頃となりました。
井上家昌さんは「地域の人など毎日たくさんの人が喜んで見に来てもらえて嬉しい。7月末までであれば見ることができるのではないか。」と話していました。