建物内で火災が発生したときに
もしも、買い物やお食事、レジャーなどで訪れた先で火災が発生したら?
あなたは、どうしますか?
いつも慣れ親しんでいる、何度も行ったことがあるような場所でも、いざ、火災等の緊急時では、慌ててしまい、「どこに階段があったかな?」「出口はどこ?」といったことになると思います。ましてや、初めていく場所では、階段や出口の場所等、わからない人が多いのではないでしょうか。
もしも、火災が発生したら
自分の命は自分で守る
火災は、いつ、どんな理由で発生するかわかりません。
建物に入ったとき、上階に行ったとき、どの方向に避難するのかを気にする意識が大事です。
例えば・・・
・友達と雑居ビルにあるお店で食事をしたとき
・旅行で大きな旅館やホテルに泊まったとき
・食事に行った際、入り組んだ奥の部屋に案内されたとき
周りをみてみよう
人間は、本来、危険察知能力をもっています。
車が走っている道路を渡ろうとするとき、どうしますか?
ものが倒れてきそうなとき、どうしますか?
建物の火災について、「めったに発生しないから大丈夫」と、思い込んでいるだけなのです。
建物に入ったら、階段や出口の位置を確認してください。
「地図がないからわからない」という人、建物には、人が走っている絵の誘導灯や誘導標識が設置されて
いるものもあります。まわりを見渡して、確認してください。
三つのチェックポイント
建物に入ったら、次の三つをチェックしてみましょう。
1 お店に入る前に
階段や非常口の位置を確認
2 お店に入ったら
出入口以外の逃げ道(窓、避難器具等)を確認
3 もしも火災にあったら
・「火事だ!」と大声で知らせる。
・逃げるときは濡らしたハンカチやタオルを鼻と口にあてます。
・できるだけ低い姿勢で、床スレスレのところに残っている空気を吸うようにします。
日ごろから、気にするよう習慣付けましょう。
もう、守られるだけではなく、「自分の身は自分で守る」を意識して行動するよう心がけてください。
この心がけが必要な時代になってきたのではないでしょうか。
「火災から命を守る避難」の指針について
令和元年7月に多数の死傷者が発生した京都市伏見区の事業所での火災を受けて、京都市消防局により「火災から命を守る避難」の指針が作成されています。
建物内での避難行動について分析・検証された内容ですので、ぜひご覧ください。