市政だより 平成31年2月1日号 8・9面(テキスト版)
地域経済の振興・活性化をめざして
東大阪を支える中小企業
本市は「モノづくりのまち」「中小企業のまち」として全国に知られており、多種多様な企業が集積し本市を支える重要な基盤ともなっています。
市では、これらの中小企業が今後も持続的に発展していくことができるよう、さまざまな施策、取組みを実施しています。
このほど、CSR経営表彰受賞事業所の決定および東大阪ブランドの認定を行いましたので紹介します。
平成30年度
CSR経営表彰
市では、CSR(企業の社会的責任)をテーマとした表彰を行っており、このほど平成30年度受賞事業所2社を決定しました。
この表彰は、「環境」「地域・社会」「人権・労働」のいずれかの分野でのCSR活動と、良好な財務経営を両立している中小事業所を表彰することで、市民が誇ることができる責任ある事業所として信頼と価値を高め、市域の雇用創出や産業の振興と発展につなげることを目的としています。
応募のあった事業所のCSR活動について、書類審査と現地調査を行った結果、環境部門の優秀賞に株式会社アート宣伝、地域・社会部門の優秀賞に株式会社サンワを決定しました。
各社受賞コメント
- 株式会社アート宣伝=このような表彰を受け、大変うれしく思っています。月初めに前年のエラーを確認したり、マニュアル確認を徹底したりするなどして人為的なミスを減らしています。今後も会社全体で取組みを継続していきます。
- 株式会社サンワ=チーム間の横のつながりを意識してもらおうと、社内プロジェクトを始めました。このような表彰などを積み重ねて、会社としての信頼も積み重ねていきたいです。
- 問合せ先
- 経済総務課 06(4309)3174、ファクス06(4309)3846
CSRとは?
Corporate Social Responsibilityの略。「企業の社会的責任」と訳され、企業は社会的存在として、最低限の法令順守や利益貢献といった責任を果たすだけでなく、市民や地域、社会の顕在的・潜在的な要請に応え、より高次の社会貢献や配慮、情報公開、対話を自主的に行うべきであるという考え。
環境部門優秀賞
株式会社アート宣伝
代表取締役 岡村 豊志男
所在地 川俣1-9-45
受賞理由
経営と環境の共生を図るために製造ロスの削減や無駄の排除、ミスの低減に努めており、事業の一環としてCSR活動を継続的に取り組める仕組みができています。また、有給休暇の取得率向上に努めたり、昼食の補助や健康診断の負担を実施したりするなど、社員が働きやすい職場づくりにも積極的に取り組んでいます。
地域・社会部門優秀賞
株式会社サンワ
代表取締役 霜野 武志
所在地 荒本西4-4-14
受賞理由
社内でプロジェクトチームを設立して社会貢献計画を作成し、トップダウンではなくボトムアップにより社員が自主的に取り組んでいます。その一環として実施しているモノづくり体験教室は、子どもたちに道具の使い方を学ぶ場を提供するという理念に基づき実施しており、子どもと接することで社員のモチベーションが向上し、商材の改善点も発見でき会社としての認知度も高まっています。
東大阪ブランド
4社6製品を認定
東大阪ブランドは、市内の事業者が製造した優れた最終製品を認定することで、製品価値を高め、市内事業者の製品開発を促進するとともに、販路開拓につなげていくことを目的としています。
新たに4社6製品を東大阪ブランドとして認定しましたので紹介します。
- 問合せ先
- モノづくり支援室 06(4309)3177、ファクス06(4309)3846
ONLY ONE
株式会社ワーク
「自動車用アルミホイール EQUIPシリーズ」
特許を取得している技術により、高い安全性とデザイン意匠性を兼ね備えたスリーピース構造のホイール
株式会社ワーク
「ホイール用排水フィンWATERAVOIDER」
エア充填バルブを利用し、雨天時においてホイール内の雨水を排出することで、高速走行時の操縦安定性を確保する排水用部品
株式会社サンクレスト
「CAT FLIP」
使用中に落としても、地面に落ちるまでに画面側の蓋が閉じる機能が搭載された手帳型のスマートフォンケース
丸一切削工具株式会社
「THE CUTシート面カッター」
カッター本体と刃の取り外しが可能な、配管用プラグの受け口を加工する工具
PLUSα
株式会社サンクレスト
「サンフィルターバリ硬シリーズ2度強化GLASS」
ガラスを強化する特殊な製造技術で製作したスマートフォン用ガラスフィルム
株式会社淡野製作所
「グランド用ライン引(2輪シリーズ)」
学校体育用品のメーカーとしてライン引器を作り続け、排出方法の改良やメンテナンスが簡単な構造の開発に取り組みながら、50年以上販売されているロングセラー製品
文化創造館 大ホール・小ホールの愛称
ネーミングライツパートナー募集
市の新たな文化・芸術の発信拠点として、9月1日(日曜日)にオープンする市文化創造館では、民間企業などと協働し魅力を向上させるとともに、新たな財源の確保に努めていきます。
このたび、「大ホール」および「小ホール」に法人名、商品名、ブランド名などを冠した愛称を提案していただくネーミングライツ事業を実施することを決定し、そのパートナーを募集します。なお、募集する名称は大ホールおよび小ホールの愛称であり、文化創造館の愛称ではありません。
- ネーミングライツ料
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- 大ホール=年額200万円(税抜)以上
- 小ホール=年額50万円(税抜)以上
- 協定期間
- 協定締結日~平成36年3月31日
- 申込方法・申込み先など
- 申込書類を1月21日(月曜日)~2月20日(水曜日)に直接
- ※申込書類は1月21日(月曜日)以降市ウェブサイトでダウンロード可(左のコードからアクセス可)。詳しくは同ウェブサイトをご覧ください。
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 文化創造館開設準備室 06(4309)3018、ファクス06(4309)3823
諸室利用申込みおよび抽選会
昨年8月から大ホールおよび小ホールの利用申込みを受け付けていますが、ホール以外の諸室(非営利目的)も利用申込みの受付を2月から開始します。今年9月分の諸室の抽選会を実施しますので、利用を予定している方はぜひご参加ください。
- とき
- 2月2日(土曜日)14時(13時30分受付開始)
- ところ
- くすのきプラザ(若江岩田駅前)
- 持ち物
- 身分証明書
- ※抽選会開始時刻に遅れた場合は参加不可。来場の際は公共交通機関をご利用ください。抽選会翌日以降に空き施設がある場合は、インターネット・窓口にて申込先着順で受け付けます。同日10時30分からは大ホールおよび小ホールの来年3月分の抽選会も実施します。
- 諸室(営利目的)の申込受付は5月1日より開始します。ホールや諸室また非営利・営利目的によって抽選会の開催時期が異なりますので、詳しくは市文化創造館ウェブサイトをご覧ください
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 文化創造館受付事務所 06(4307)5772(9時~19時30分)、ファクス06(4307)5778
Town Topics
Higashiosaka City
大阪府内初! 3組が新たな門出
届け出挙式を市役所22階で実施
昨年12月25日のクリスマスの夜に、大阪府内初となる届け出挙式が市役所本庁舎22階展望フロアで行われました。この届け出挙式は、本市へ婚姻届を提出した新郎新婦を対象に、市への愛着を深め定住を促進しようと、ゼクシィ編集部とベルクラシック大阪の協力を得て開催しました。
挙式は、昨年8月、日本を代表する夜景資源の1つとして「日本夜景遺産」に認定された市役所本庁舎22階の展望フロアで行われ、野田市長が司式者となり、幻想的な夜景の中で3組の夫婦が永遠の愛を誓いました。
式を挙げた橋さん夫婦は「2人きりで式をするのが夢で、式をさせていただいてすごくうれしい」と笑顔で話していました。
成人祭
市内では5416人が成人の仲間入り
1月14日、東大阪アリーナで成人祭が行われ、晴れ着やスーツ姿の新成人、約2600人が参加しました。
式典のオープニングでは、大阪府下を中心に活動をするジェネシスオブエンターテイメントが車いすダンスを披露したほか、お笑いコンビ・モンスターエンジンが漫才を通して新成人を激励しました。
野田市長からは「皆さんのこれからの人生が良かったと思える、未来に繋がることを期待します」とエールが送られました。
新成人代表の挨拶では、今宿清元さんが「感謝の気持ちを忘れず、大きな存在となれるようがんばりたい」と話し、また河野志歩さんは「友人、家族、教えを受けた先生方に胸を張れる人間になりたいです」と誓いの言葉を述べました。
今年市内では、5416人が新たに成人の仲間入りを果たしました。