【家庭でできる豊かな環境づくり】グリーンカーテンのご紹介

豊かな環境づくりについて
市では、環境基本条例の基本理念に基づき、地球環境への負荷の低減、地域環境の改善その他の豊かな環境を創造する事業を推進しております。
また、環境活動を行っているさまざまな団体に「豊かな環境創造基金活用事業補助金」を交付し、緑化活動やビオトープの作成、芝生化、ヒートアイランド対策など多岐にわたる活動を支援してきました。
豊かな環境づくりを行う活動の中には、家庭でも気軽に取り組むことができるものもありますので、ご紹介いたします。

家庭でも気軽に取り組める「グリーンカーテン」

グリーンカーテンとは
ゴーヤやアサガオなどのつる性植物を、窓の外や壁面に張ったネットなどに這わせて、カーテンのように覆ったものを「グリーンカーテン」といいます。
グリーンカーテンを設置することで、夏の直射日光を遮ることができるだけでなく、葉から出る水蒸気の蒸散作用により、周囲の温度を下げることもできます。
そのため、エアコンの使用や建物自体の蓄熱を抑えることができるなどの省エネ効果が期待でき、CO2を削減できる地球温暖化防止に効果的な取組みといわれています。
見た目も涼しく、初心者でも手軽に取り組めるため、夏場の省エネルギー対策として地球環境にも優しい「グリーンカーテン」をご家庭でも始めてみませんか。

グリーンカーテンにより日差しを遮ります。


朝顔で見た目も華やかに。

グリーンカーテンで育てた野菜の収穫も。

グリーンカーテンの効果

1. 日射のエネルギーを約80%カット
十分に葉が茂ったグリーンカーテンは、日射しの熱エネルギーの約80%をカットする遮蔽効果があります。
ちなみにすだれの遮蔽率が50から60%、高性能の遮蔽ガラスでも55%程度とされています。

2. 葉の蒸散作用で放射熱を抑える
植物は水を吸い上げ、葉から水分を蒸発させます。
その時に気化熱を奪うことで、葉の温度上昇が抑えられます。
グリーンカーテンは日陰をつくるだけでなく、室内への放射熱も抑えてくれます。

3.家の周囲の表面温度を抑える
強い日射しで表面温度が高くなった窓付近の地面や壁エアコンの室外機などから熱が放射されるのも暑さの原因です。
グリーンカーテンで多くの部分を日射から遮ることで、放射熱の発生と侵入を抑えることができます。


