重度障害児者入院時コミュニケーション支援事業

重度障害児者入院時コミュニケーション支援事業の内容
東大阪市では、平成28年4月1日から、地域生活支援事業の一環として「重度障害児者入院時コミュニケーション支援事業」を実施しています。
この事業は、重度の障害のため意思疎通に支援が必要な方が入院された場合に、普段ご利用のホームヘルパーやガイドヘルパーを「コミュニケーション支援員」として病院に派遣し、病院のスタッフの方との意思疎通の仲介を行うことにより、安心して医療を受けられる環境を確保することを目的としたものです。

医療機関・医療従事者の皆さまへ
重度障害者が入院する場合、医療従事者等とのコミュニケーションを支援する「重度訪問介護ヘルパー」の付き添いが可能です。

対象となる方
次の要件をすべて満たす方が対象となります。
- 東大阪市内に在住の方
- 居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者等包括支援、移動支援のいずれかを利用されている方
- 障害支援区分認定調査項目6「認知機能」群のうち、「コミュニケーション」の項目による調査結果が「日常生活に支障がない」以外である方、又は「説明の理解」の項目による調査結果が「理解できる」以外である方、又はこれらと同等の状態にある方
備考:18歳未満の方は、対象外です。但し、保護者が医療機関従事者と適切な意思疎通をとることが困難と認められる場合は、対象となります。
備考:療養介護、施設入所支援を利用されている方は、対象外です。

サービス提供事業者
ホームヘルパー又はガイドヘルパーの派遣事業者
備考:詳しくは、ページ下部の要綱をご参照ください。

コミュニケーション支援員
次の要件をすべて満たす方
- ホームヘルパー又はガイドヘルパーの従事資格がある者
- 利用者に対して障害福祉サービス又は移動支援の支援実績がある者
- 利用者との意思疎通に熟達した者

サービスの内容
事業者は、入院先の病院からの許可を得た上で「コミュニケーション支援員」を派遣し、病院のスタッフの方との意思疎通の仲介を行います。
備考:意思疎通以外の介護等については、サービス内容に含まれません。
備考:精神科への入院や、リハビリ・訓練目的の入院は、対象外です。

コミュニケーション支援員の主な対象業務
- 入院時の説明または聴き取り
- 入院時の医療機関従事者に対する対象者の意思疎通の方法等の周知
- 入院中の医療機関従事者による治療計画および入院計画の説明
- 入院中の診察、処置、投薬、検査および療養の説明
- 入院中の医療費制度および福祉保健制度の説明
- 入院中の退院後の治療および療養の説明
- 入院を必要とする手術の前後の説明
- その他入院生活を送る上で必要な医療機関関係者との意思疎通の支援

コミュニケーション支援員の業務に含まれまないもの
- 注射、点滴、消毒等の処置に対して本人が抵抗する場合の抑止
- 離床しようとする、点滴を抜こうとする等の行為がある場合の抑止
- 食事介助、トイレ介助、更衣介助、清拭介助等の身体介護
- 院内の移動における「支える」「車椅子を押す」などの介助
- 緊急手術となった場合の同意や転院の同意等、本人の代わりに意思決定を行うこと

ご注意ください
病室において、利用者に寄り添い、単に見守るだけでは、コミュニケーション支援にあたりません。
不明な点があれば、下記までお問合せください。

補助金の請求について
上記の要件等を満たした上でサービスを提供された事業所は、本市に補助金の請求ができます。
補助金の金額(単価等)および様式等は次のとおりです。
なお、補助金は本市の会計年度をまたいでお支払いができませんので、サービス提供終了後速やかに請求してください。
請求を受け付けた後、随時お支払いします。

補助対象金額(単価)
1時間1,500円(30分750円)
備考:1回の入院あたりの上限・・・50時間
備考:1日に利用できる時間の上限・・・5時間

補助金の請求に必要な様式
- 東大阪市重度障害児者入院時コミュニケーション支援事業補助金交付申請書(様式第1号)
- 実施計画書
- 東大阪市重度障害児者入院時コミュニケーション支援事業補助金実績報告書(様式第8号)
- 事業実施報告書
- 補助金交付請求書(様式第10号)
ダウンロードされる方はこちら
