システアミンを配合した化粧品パーマ液の使用上の注意について
システアミンを配合した化粧品の使用上の注意等について
化粧品の洗い流すヘアセット料(化粧品パーマ液)に配合されているシステアミンの安全性について、現在日本パーマネントウェーブ液工業組合(パーマ組合)が自主基準で規定している濃度であれば、通常の使用方法において安全性は確保されている、とされました。一方で、暴露量をできるだけ少なくすることが望ましいため、使用上の注意事項を追加することが妥当とされました。(薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会、平成25年12月11日)
つきましては、当該化粧品パーマ液を使用される理容所・美容所の皆さまにおかれましても、下記に示す配合量及び使用方法についてご承知おきください。
システアミン配合上限(パーマ組合自主基準)
化粧品中のシステアミンまたはその塩類の配合量は、チオグリコール酸換算で7.0%(システアミンとして5.86%)以下とすること。
使用上の注意について(記載事項の追加)
システアミンまたはその塩類を含有する化粧品パーマ液について、既に記載がされている場合を除きできるだけ速やかに、その容器または外箱等に以下の事項を記載すること。
- 顔面、首筋等に本品がつかないように注意し、タオル、保護クリーム等で保護してください。なお、本品が皮膚についた場合は、直ちに水またはぬるま湯で洗い落とし、ぬれたタオル等でこすらずに軽くたたくようにふき取ってください。
- 操作中や操作後には手指の保護のために、本品が手についた場合はよく洗い落としてください。また、かぶれ、手荒れのある場合は手袋をするなど、本品が直接接触しないようにしてください。
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システアミンとは
システアミンは、シスチン(アミノ酸の一種)のS-S結合(ジスルフィド結合)を切る還元剤としての働きをもち、業務用の化粧品パーマ液などに含まれています。