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東大阪市

あしあと

    ノロウイルスについて

    • [公開日:2025年4月9日]
    • [更新日:2025年4月9日]
    • ID:2011

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    ノロウイルスは感染性胃腸炎や食中毒の原因となるウイルスです。ノロウイルスは冬季を中心に1年を通じて胃腸炎を起こします。また、保育園・学校・福祉施設で起こった場合は集団発生につながりますので注意が必要です。


    原因と感染経路

    原因はノロウイルスです。非常に強い感染力を持っており少量のウイルス(1から100個)でも感染します。

    感染経路は殆どが経口感染です。ノロウイルスに汚染された食品や牡蠣等の二枚貝を食べることで感染します。また、感染者の便や嘔吐物に接触することにより感染する二次感染もあります。


    症状と経過

    潜伏期間は1~2日です。吐き気・嘔吐・下痢が主な症状で、発熱・悪寒を伴うことがあります。通常は1日から3日程度で軽快します。また感染しても全員が発症するとは限らず、発症しても風症状のような症状で済む場合もあります。


    治療方法

    今のところ有効な治療薬はなく、脱水症状などへの対処療法が行われます。


    予防対策のポイント

    ・手洗いは手に付着いているノロウイルスを減らすのに最も有効な方法です。用便後や下痢や嘔吐をした人の汚物処理やオムツを交換した後などは石鹸で洗い残しのないようしっかりと手を洗いましょう。

    ・ノロウイルスによる汚染の可能性のある食品は中心部まで85℃以上で90秒以上加熱しましょう。


    汚染された物の消毒方法

    使い捨てエプロン(ガウン)、マスク、ゴム手袋を着用する

    嘔吐物・便が飛び散らないように使い捨てペーパータオルなどで拭き取る

    ・次亜塩素酸ナトリウム希釈液(濃度約1000ppm)で浸すように拭き取り、その後水拭きをする

    拭き取りに使用したペーパータオルなどはビニール袋に密閉して廃棄する。この時、ビニール袋に廃棄物が充分浸る量の次亜塩素酸ナトリウム希釈液を入れることが望ましい

    使用したエプロン(ガウン)、マスク、ゴム手袋を廃棄し流水と石鹸で充分手洗いする


    家庭用塩素系漂白剤の希釈方法

    ・一般的に市販されている家庭用塩素系漂白剤の塩素濃度は約5%です

    ・家庭用塩素系漂白剤のキャップ1杯が約25mLの場合です

    ・希釈液は作り置きしないでください。

    ・以下の表は標準的なものを示しています。必ず使用上の注意をご確認ください


    希釈方法
    濃度消毒するもの希釈液の作り方(塩素系濃度約5%の場合)
    50倍希釈
    約1000ppm
    (汚染がひどい場所用)
    ・便や嘔吐物で汚れた床・衣類・リネン類・浴室・洗浄室
    ・衣類やリネン類は50倍液に30分ほど漬け置きした後、流水又は熱湯で洗い流す
    ・水道水2.5L(500mLペットボトル5本分)
    ・家庭用塩素系漂白剤50mL(漂白剤のキャップ約2杯)
    250倍希釈
    約200ppm
    (通常の清掃用)
    ・便座、トイレのドアノブ、トイレの床、水道蛇口、手すり、おもちゃなど
    ・希釈したペーパータオル・布などで拭き上げる。金属部分は消毒後しばらく置いて水拭きする
    ・水道水2.5L(500mLペットボトル5本分)
    ・家庭用塩素系漂白剤10mL(漂白剤用キャップ約2分の1杯弱)

    東大阪市内における感染性胃腸炎の集団発生状況

    感染性胃腸炎の集団発生状況

    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 計 
    令和7年38213
    令和6年83114100002323
    令和5年51350001112524
    令和4年  21011110112415
    感染性胃腸炎の集団発生状況(施設別)

     保育園・幼稚園  小・中学校等  社会福祉施設等  医療機関  計 
     令和7年             6          0            7       0  13
     令和6年         12          3            8       0  23
     令和5年       17          4            3        0  24
     令和4年       12
              1            2        0  15

    備考:保健所に相談・連絡のあった複数人の有症者が発生している施設を計上(ただし食中毒による患者発生を除く)


    関連リンク

    お問い合わせ

    東大阪市健康部保健所 感染症対策課

    電話: 072(960)3805

    ファクス: 072(960)3809

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