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    ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒に注意しましょう

    • [公開日:2024年1月22日]
    • [更新日:2024年1月22日]
    • ID:2011

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    ノロウイルスは、感染性胃腸炎や食中毒の原因となるウイルスのひとつです。ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、一年を通して発生していますが、毎年冬から春にかけて発生報告が増加します。また施設等での集団発生の報告も増加します。日ごろから健康管理を行い、有症状者は医療機関へ受診するとともに、施設内の発生の状況を把握し、感染拡大防止に努めましょう。感染性胃腸炎は、高齢者、乳幼児では重症化するおそれがあるので、注意が必要です。

    特徴

    • 非常に強い感染力。
    • 人の体の中でしか増えない。
    • 10から100個の少ないウイルス量でも発病する。
    • 85から90℃、90秒以上の加熱で失活する。
    • 次亜塩素酸ナトリウムは効くが、エタノール、逆性石けんのようなよく使われる消毒薬が効かない。
    ノロウイルス電子顕微鏡写真

    <ノロウイルス電子顕微鏡写真>

    感染経路その他

    感染経路

    <人からの感染>

    • 患者の便やおう吐物からの二次感染
    • 家庭や施設内などでの飛沫感染

    <食品からの感染>

    • 感染した人が調理などして汚染された食品
    • ウイルスの蓄積した、加熱不十分な食品

    症状

    <潜伏期間>

    • 感染から発病まで1日から2日

    <主な症状>

    • 吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱が1から2日続く。
    • 感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともある。
    • 乳幼児や高齢者の場合は、おう吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも注意。

     

    治療

    効果のある抗ウイルス薬はなく、通常脱水症状などへの対症療法が行われます。

    ノロウイルスによる食中毒予防方法

    ノロウイルスは、カキ、ウチムラサキ貝(大アサリ)、シジミ、ハマグリなどの二枚貝の内臓に存在しているので、表面を洗うだけでは除去できません。また、カキなどを殻から出すとき、または洗う時には、まな板などの調理器具を汚染することがありますので、専用の調理器具を用意するか、消毒を行い、ほかの食材への二次感染を予防することが重要です。食品中のノロウイルスを失活化するには、食品の中心温度を85℃から90℃にして90秒以上の加熱が必要です。また、調理器具などの消毒は洗剤などで十分に洗浄後、熱湯消毒するか市販の食器用漂白剤を250倍に希釈したものに浸漬することにより消毒します。また調理する人の健康管理も大切です。普段から感染しないように食べ物や家族の健康状態に注意したり、症状がある時は、食品を直接扱う仕事をしないようにしましょう。

     

    ノロウイルスによる感染予防方法

    ノロウイルスによる感染予防の基本は手洗いです。トイレの後、調理や食事の前、外出からの帰宅後等は石けん(液体石けんが推奨されている)を使って、流水で、手指から手首までしっかり洗いましょう。

    ノロウイルスは感染者のおう吐物や便から二次感染する危険性が非常に高くなっています。発症者のおう吐物や便を処理する場合は次のことを守りましょう。

    1.処理する場合は必ずゴム手袋、マスクを着用する。
    2.嘔吐物や便はすぐに拭き取り、乾燥させない。
    (50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を浸したペーパータオル、布等で嘔吐物や糞便を覆い外側から内側にむけて静かに拭き取り、ごみ袋に入れ、50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を入れる。)
    3.嘔吐物や糞便を拭き取った後の床等は周囲を含めて50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を浸したペーパータオル、布等で拭き消毒する。
    4.処理に使用したゴム手袋やマスクなどはごみ袋に入れ廃棄する。
    5.おう吐物や便の処理を行った後は石けん(液体石けんが推奨されている)を使って、流水で、手指から手首までしっかり洗う。
    手洗い後のタオルは共用せずペーパータオルを使用する。

    家庭用塩素系漂白剤希釈法

    • 一般的に市販されている家庭用塩素系漂白剤の塩素濃度は、約5%です。
    • 家庭用塩素系漂白剤のキャップ1杯が約25ccの場合です。
    • 標準的なものを示しているので、必ず使用上の注意を読んでください。
    家庭用塩素系漂白剤希釈法
    濃度消毒するもの希釈液の作り方
    50倍*濃度約1000ppm<汚染がひどい場所用>
    便や嘔吐物で汚れた床・衣類・リネン類・風呂場・洗い場
    (衣類やリネン類は50倍液に30分ほどつけおいたあと、水で洗い流す。または、熱湯で洗い流す。)
    (1)水道水2500cc(500ccペットボトル5本分)
    (2)家庭用塩素系漂白剤50cc(漂白剤キャップ約2杯)
    250倍*濃度約200ppm<通常のお掃除用>
    トイレの取手・トイレの床・便座・トイレドアのノブ・蛇口・手すり・おもちゃなど
    (250倍液に浸したペーパータオル・布等で拭き、金属部分等は消毒後30分程度おいてから水ぶきする。)
    (1)水道水2500cc(500ccペットボトル5本分)
    (2)家庭用塩素系漂白剤10cc(漂白剤キャップ約半分弱)

    お問い合わせ

    東大阪市健康部保健所 感染症対策課

    電話: 072(960)3805

    ファクス: 072(960)3809

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