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東大阪市

あしあと

    腸管出血性大腸菌感染症(O157など)について

    • [公開日:2019年10月16日]
    • [更新日:2022年2月19日]
    • ID:2007

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    Q.1 腸管出血性大腸菌感染症とはどのような病気ですか?

    • 食品(生肉や野菜など)や水を介して、特定の大腸菌(腸管出血性大腸菌)に感染した場合に発症し、無症状や軽症で終わるものがほとんどですが、水様の下痢、激しい腹痛、血便、嘔吐、高熱とともに、ときには重症になることもあります。
    • 多くの場合は、感染してからおおよそ3~8日あとに下痢症状で発病します。
    • 腸管出血性大腸菌感染症患者の6~7%が、初発症状の数日から2週間以内(多くは5~7日後)に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを発症するといわれています。溶血性尿毒症症候群とは、尿量の減少、血尿、蛋白尿などを起こす状態で、意識障害や神経症状などを伴い、子どもと高齢者に起こりやすいです。

    Q.2 腸管出血性大腸菌感染症にかからないためにはどうすればいいのですか?

    • 食中毒の一般的な予防方法を守り、レバーなどの食肉を生で食べることは控え、加熱不十分な食肉(牛タタキなど)を乳幼児やお年寄りには食べさせないようにしましょう。

    家庭の中に患者がいる場合は

    • 食品や水のほか、患者や保菌者の便を介し、少ない菌量でも感染するため、患者や保菌者の便で汚染した衣類、寝具、おむつは、塩素系漂白剤にひたしてから家族のものとは別に洗濯しましょう。
    • トイレの便座やドアノブなど、菌に汚染されやすい場所は、逆性石鹸や消毒用アルコールで消毒しましょう。
    • 患者さんは、排便後は、せっけんをよく泡立てて流水で手を洗いましょう。また患者さんや保菌者の排泄物などを世話した後も十分に手を洗いましょう。
    • 食事の前には流水とせっけんで手を洗いましょう。
    • 入浴やプールでも周囲に感染させることがあるため、医師に相談し、菌が出なくなるまでプールは控え、入浴は最後に入るかシャワーにしましょう。

    Q.3 腸管出血性大腸菌感染症の治療はどうすればよいのですか?

    • 腸管出血性大腸菌感染症は下痢を起こす原因のごく一部にすぎません。下痢の原因がO157などの腸管出血性大腸菌であるかどうかを確認するために、必ず医師の診察を受けましょう。
    • 下痢の治療の基本は、安静、水分補給、消化しやすい食事の摂取などです。これらの事に気をつけ、医師の指示に従いましょう。
    • 腸管の運動を抑える働きの下痢止め薬や痛み止め薬の中には、菌や毒素を体外に排出されにくくするものがあります。自分の判断で服用せずにお医者さんの診察を受けましょう。
    • 水分も取れない場合は、輸液をすることもあります。

    Q.4 保健所はどのような対応をするのですか?

    • O157等の腸管出血性大腸菌感染症と診断した医師は、感染症法に基づいて、保健所へ届け出を行うことになっています。保健所では、この届出をもとに、患者さんと面接または家庭訪問等を行います。
    • 患者さんと同じ飲食物を摂食した家族が感染していないかどうか、あるいは患者さんから家族への感染がないかどうかの確認を行います。家族や不安を抱いている方等に関しては、個別相談のうえ便の検査を実施します。このときの便の検査は、症状がなくても行われることがあります。(なお、下痢などの症状のある方はかかりつけ医師の受診をおすすめします。)
    • 2次感染予防のための指導を行います。

    お問い合わせ

    東大阪市健康部保健所 感染症対策課

    電話: 072(960)3805

    ファクス: 072(960)3809

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