スクラムオフィスの取組み

スクラムオフィスとは

精神障害者や知的障害者を会計年度任用職員として任用する取組みで、令和3年6月にスタートしました。
障害者や障害に対する本市職員の理解促進や、障害者雇用の促進を目的としています。
令和5年5月現在、知的障害者4名・精神障害者3名がスクラム作業員として、東大阪市役所で働いています。
チャレンジ雇用であるため、東大阪市役所で働いた経験を活かしてそれぞれの次のステップをめざします。

スクラムオフィスを知るためのキーワード


チャレンジ雇用
知的障害者等を1年以内の期間を単位として各府省や自治体において非常勤職員として雇用し、1年から3年働いた経験を踏まえて一般企業等への就職につなげる制度です。


スクラム作業員
スクラムオフィスで勤務する職員をスクラム作業員と呼びます。
スクラム作業員は障害特性等により得意なことが違うため、勤務する場所や業務の内容が異なります。
- 知的障害のあるスクラム作業員
知的障害のある人は市役所総合庁舎12階にあるスクラムオフィスで、市役所内のさまざまな部署から依頼のあった業務を、業務支援員のサポートを受けながら行っています。
書類を封筒に入れる作業、封筒などへのスタンプ押し、ラベルシールの貼り付け、アンケート結果などのデータ入力、データの印刷や製本作業、イベント会場の消毒作業など
- 精神障害のあるスクラム作業員
現在は行政管理部の職場に配属され、その配属先の事務補助作業を行っています。
業務の内容は職場によって違いますが、電話応対の経験があって得意なスクラム作業員は働き始めてすぐに積極的に電話応対を行い、電話応対が苦手なスクラム作業員は少しずつチャレンジするなど、それぞれの状況に合わせて仕事に取り組んでいます。
職員課 | 職員が受診した健康診断の結果を送付する作業や健康管理に必要なデータの入力 |
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人事課 | 職員証の作成や、人事関係書類の内容確認、研修レポートのとりまとめ |
契約検査室 契約課 | 契約や入札に必要な書類の内容確認やデータ入力、庁内に返却する書類の仕分け |

業務支援員
スクラムオフィスには専属の支援員が1名おり、スクラム作業員がそれぞれの得意なことを活かして働くために必要なサポートをしています。


スクラムオフィスの業務風景
スクラムオフィスが子ども市政だより「すくらむ」第35号に掲載されました!

*保健センターでお渡しするマタニティセットを作成中*

*NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』のポスターを丸める依頼*

スクラムオフィスにはたくさんの業務依頼があるため、複数の依頼業務に同時進行で取り組んでいます。
誰がどの業務に取り組むかは、スクラム作業員の経験や得意・不得意、業務量や内容のバランスなどを考えて、業務支援員が割り振ります。
この日は舞いあがれの3種類のポスターを重ねて丸める作業を交代で行いました。

まずはポスターを手に取り、

3種類のポスターを重ねます

ポスターを丸めて

きれいに整えてから、
紙帯で留めたら完成です!