市政だより 令和3年10月15日号 8・9面(テキスト版)
令和2年度 決算まとまる
実質収支は31億9300万円の黒字
令和2年度の実質(累積)収支は31億9300万円で26年連続の黒字、単年度収支においても2億7900万円で4年連続の黒字となりました。
令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症対策として特別定額給付金やひとり親世帯臨時特別給付金の支給などを行ったため、決算規模が大幅に増加しています。
- 問合せ先
- 財政課 06(4309)3124、ファクス 06(4309)3826
歳入
市税については、法人市民税を中心に19億4100万円減少し、5年ぶりに前年度を下回りました。一方で、国・府支出金は、国庫支出金で特別定額給付金給付事業費補助金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの増加により580億3400万円増加し、府支出金で幼児教育無償化の通年化などに伴う施設型給付費等負担金などの増加により10億5600万円増加しました。市債においては、大型建設事業が終了したことにより新規の発行が減少したことなどから、36億9100万円減少しています。
歳出
扶助費については、生活保護費支給経費が減少したものの、幼児教育無償化の通年化などに伴う認定こども園等運営費やひとり親世帯臨時特別給付金支給経費などが増加したことにより3億3800万円増加しました。また、建設事業費は、文化創造館建設事業をはじめとする大型投資が令和元年度に完了したことなどにより64億8200万円減少しました。その他の経費については、特別定額給付金支給経費やチームひがしおおさか商品券事業を実施したことなどにより552億9500万円増加しました。
決算規模および収支
- 歳入総額
-
- 令和2年度 2596億5100万円
- 令和元年度 2074億6200万円
- 増減額 521億8900万円増 (プラス25.2パーセント)
- 歳出総額
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- 令和2年度 2560億7500万円
- 令和元年度 2042億200万円
- 増減額 518億7300万円増 (プラス25.4パーセント)
- 形式収支(歳入総額-歳出総額)
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- 令和2年度 35億7600万円
- 令和元年度 32億6000万円
- 増減額 3億1600万円増 (プラス9.7パーセント)
- 翌年度へ繰越すべき財源
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- 令和2年度 3億8300万円
- 令和元年度 3億4600万円
- 増減額 3700万円増 (プラス10.7パーセント)
- 実質収支(形式収支-翌年度へ繰り越すべき財源)
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- 令和2年度 31億9300万円
- 令和元年度 29億1400万円
- 増減額 2億7900万円増(単年度収支)
歳入
- 市税
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- 令和2年度 777億1000万円
- 令和元年度 796億5100万円
- 増減額 19億4100万円減 (マイナス2.4パーセント)
- 地方譲与税
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- 令和2年度 8億500万円
- 令和元年度 7億7000万円
- 増減額 3500万円増 (プラス4.5パーセント)
- 地方交付税
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- 令和2年度 201億6000万円
- 令和元年度 201億7000万円
- 増減額 1000万円減 (0.0パーセント)
- 交付金
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- 令和2年度 126億9600万円
- 令和元年度 107億1400万円
- 増減額 19億8200万円増 (プラス18.5パーセント)
- 国・府支出金
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- 令和2年度 1228億円
- 令和元年度 637億1000万円
- 増減額 590億9000万円増 (プラス92.7パーセント)
- 繰入金
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- 令和2年度 29億3600万円
- 令和元年度 37億5500万円
- 増減額 8億1900万円減 (マイナス21.8パーセント)
- 市債
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- 令和2年度 112億5900万円
- 令和元年度 149億5000万円
- 増減額 36億9100万円減 (マイナス24.7パーセント)
- その他収入
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- 令和2年度 112億8500万円
- 令和元年度 137億4200万円
- 増減額 24億5700万円減 (マイナス17.9パーセント)
- 歳入合計
-
- 令和2年度 2596億5100万円
- 令和元年度 2074億6200万円
- 増減額 521億8900万円増 (プラス25.2パーセント)
歳出
- 人件費
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- 令和2年度 275億6300万円
- 令和元年度 266億3000万円
- 増減額 9億3300万円増 (プラス3.5パーセント)
- うち退職手当
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- 令和2年度 16億9500万円
- 令和元年度 13億8400万円
- 増減額 3億1100万円増 (プラス22.5パーセント)
- 扶助費
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- 令和2年度 754億500万円
- 令和元年度 750億6700万円
- 増減額 3億3800万円増 (プラス0.5パーセント)
- 公債費
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- 令和2年度 203億7100万円
- 令和元年度 174億4400万円
- 増減額 29億2700万円増 (プラス16.8パーセント)
- 義務的経費計
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- 令和2年度 1233億3900万円
- 令和元年度 1191億4100万円
- 増減額 41億9800万円増 (プラス3.5パーセント)
- 繰出金
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- 令和2年度 208億8400万円
- 令和元年度 197億7300万円
- 増減額 11億1100万円増 (プラス5.6パーセント)
- 建設事業費
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- 令和2年度 106億7000万円
- 令和元年度 171億5200万円
- 増減額 64億8200万円減 (マイナス37.8パーセント)
- 積立金
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- 令和2年度 41億2100万円
- 令和元年度 63億7000万円
- 増減額 22億4900万円減 (マイナス35.3パーセント)
- その他の経費
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- 令和2年度 970億6100万円
- 令和元年度 417億6600万円
- 増減額 552億9500万円増 (プラス132.4パーセント)
- 歳出合計
-
- 令和2年度 2560億7500万円
- 令和元年度 2042億200万円
- 増減額 518億7300万円増 (プラス25.4パーセント)
健全化判断比率などの財政指標
経常収支比率
市税などの経常的な一般財源収入が、人件費や扶助費、公債費など毎年固定的に支出される経常的な支出にどの程度充当されているかを示す比率です。令和2年度は、前年度から0.9ポイント増加し、96.3パーセントとなりました。依然として高水準で硬直化した財政状況にあります。
実質公債費比率
地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の1つで、市債の元利償還金(元利償還金に準ずるものも含む)の標準財政規模(市の標準的な一般財源収入額)に対する比率で、25パーセントが危険ラインとされています。令和2年度は、前年度より1.2ポイント増加し、6.3パーセントとなりました。
将来負担比率
地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の1つで、市が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、350パーセントが危険ラインとされています。令和2年度は、市債残高の減少などが改善要因となり、将来負担すべき額を充当可能財源などが上回ったため、有効数字とならず、グラフ上は0となっています。
基金残高の状況
基金は法律や条例に基づいて設置し、特定の目的のために活用できます。令和2年度は、今後の義務教育施設の長寿命化など、新たに生じる財政需要に備えるため、公共施設整備基金に積み立てたことなどにより、基金の総額が約14億円増加し、残高は約281億円となりました。
市債残高の状況
市債は公共施設の建設など、多額の財源が必要な場合や、国の地方財政対策(特例債)として認められる長期借入金です。建設事業費の減少などにより、令和2年度末で市債の残高は約1828億円となり、昨年度に続き2年連続の減少となりました。
〈大阪府内初!〉ポケモンマンホール「ポケふた」が
東大阪市にやってきた!
世界的に人気のあるゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」のキャラクターと市の景観などがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」5枚が、観光振興などを目的として株式会社 ポケモンから寄贈され、9月中旬に市内5か所に設置されました。
- ライコウ
- 花園中央公園市花園ラグビー場前
- トゲデマル・ワンパチ
- 花園中央公園風望の丘
- エレキッド・クチート
- 東石切公園
- コイル・レアコイル
- 市役所本庁舎
- ギアル・ギギアル
- 市役所旭町庁舎
9月15日には、市花園ラグビー場でお披露目式が行われ、人気キャラクターのピカチュウも参加しました。
ポケふたの設置は、府内では東大阪市が初めてとなります。
- 問合せ先
- 企画課 06(4309)3101、ファクス 06(4309)3826
東京2020パラリンピック 銀メダル・銅メダル
和田伸也さんに市長賞詞を授与
9月27日、本市出身で東京パラリンピックの陸上競技に出場した和田伸也さんに市長賞詞を授与しました。
和田さんは陸上男子1500メートルで銀メダル、陸上男子5000メートルで銅メダルを獲得し、市民に深い感動と希望を与えるとともにスポーツを軸とした多様なまちづくりの推進に大きく寄与されました。
授与式にはパーソナルコーチの宮里康和さんとともに出席。和田さんは「声援が力となり、そのおかげで最高の結果を残すことができました。今後ともご声援をよろしくお願いします」と感謝の気持ちを述べ、「次回のパリ大会では金メダルを獲りたい」と今後の意気込みを語っていました。
約7000人が来場!
東大阪市の魅力をまるごと体験‼
花園ラグビーの日制定記念イベント
10月2日、市花園ラグビー場と花園中央公園で花園ラグビーの日制定記念イベントが開催されました。
市花園ラグビー場第1グラウンド・第2グラウンドでは、花園近鉄ライナーズ対NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の大阪ダービーやF.C.大阪の試合などを開催。スポーツを楽しむ多くの人が訪れました。また、スポーツ・モノづくりが体験できるブースや20台以上のキッチンカー、東大阪産野菜ラグビーマルシェなども出店され、会場は東大阪市のさまざまな魅力を体験する多くの人で賑わっていました。
日本の伝統技術を未来へ
「すごいぞ!日本の技!」を開催
9月23日、鴻池新田会所でワークショップ「すごいぞ!日本の技!」が開催されました。
このイベントは、国史跡・重要文化財である鴻池新田会所で日本の伝統技術と文化を多くの人に知ってもらおうと、ユネスコ無形文化遺産登録された木工建築の技術を有する一般社団法人 日本伝統建築技術保存会と締結した「日本の技を未来へつなぐ文化財の保存・活用推進協定」の連携事業として開催されたものです。
当日は、日本伝統建築技術保存会会長の鳥羽瀬公二さんと元鴻池新田会所所長の松田順一郎さんが鴻池新田会所の歴史などを紹介。また、実際にかんなを使ったお箸作り体験も行われ、参加者は普段接することの少ない日本の伝統技術を体験していました。
〈全国初!〉新たなコミュニケーションツールとして
日本学生esports協会 / Gameicと連携協定を締結
9月22日、市と日本学生esports協会 / Gameicは、ひきこもり支援などに関する連携協定を締結しました。
この協定はコンピューターゲームのスポーツ競技esportsに対する正しい理解を啓発するとともに、ひきこもり相談におけるesportsを通じたコミュニケーション支援に取り組むことを目的としています。
市では、昨年10月からひきこもり相談窓口を設置し、当事者一人ひとりの状況に応じた支援を提案しています。それに加え、今後はesportsがひきこもり当事者と家族や社会とのコミュニケーションツールとなるよう広報・啓発を行っていきます。
締結式で野田市長は「esportsを通じて新たな社会とのつながりをもち、社会に出ていただけるきっかけづくりになればいい」と話し、日本学生esports協会 / Gameic代表理事の前川友吾さんは「ひきこもりの子どもたちに学校以外にも世界があることを知ってもらい、新しいきっかけになるよう取り組んでいきたい」と抱負を語っていました。
フォトウエディング
カップル&新婚応援
セルフロケフォトin花園ラグビー場(プロカメラマンの指導付き)
市では、今年度中に婚姻した(婚姻予定も含む)夫婦を対象に、結婚の記念に残る写真撮影会「フォトウエディング」を市花園ラグビー場で行います。
- とき
- 11月20日(土曜日)10時~12時・13時~15時
- ※雨天決行。
- ところ
- 市花園ラグビー場
- 対象
- 今年度中に東大阪市に婚姻届を提出し、かつ婚姻後、東大阪市で居住する夫婦(予定も含む)
- 定員
- 15組(申込先着順)
- 内容
- 市花園ラグビー場第1グラウンド(雨天時はラグビーワールドカップ2019™ルーム)のメイン会場と場内のフォトスポットでの写真撮影会
- ※参加者が持参したカメラなどで撮影。メイン会場のみプロのカメラマンが撮影します。撮影グッズの貸出しあり。服装は自由。
- 持ち物
- 本人確認ができる身分証明書など
- 申込方法・申込み先など
- 10月15日(金曜日)10時~11月11日(木曜日)15時に特設ウェブサイトから
- ※特設ウェブサイトは10月15日(金曜日)から開設。
- 問合せ先
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- 株式会社 マイナビ ウエディング情報事業部 06(4802)1230、ファクス 06(4802)1392
- 国際観光室 06(4309)3230、ファクス 06(4309)3849