9月20日から9月26日は動物愛護週間です

動物愛護週間について
動物愛護管理法では、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めていただくため、9月20日から26日を動物愛護週間と定めています。 動物の飼い主は動物を生涯愛情と責任をもって飼いましょう。
ペットを飼うということは、命を預かる責任が伴います。生涯にわたりペットが快適で安全に暮らせるよう環境を整え、最期まで適切に飼いましょう。

災害への備えをしましょう
災害はいつ発生するかわかりません。災害に備えて日ごろから健康管理、所有者の明示や必要最低限の食料などの準備が必要です。

避難用防災品の備蓄
災害発生時においては、動物と避難することを考えて、防災用品の備えをしておきましょう。
- ペットフード、水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)
- 食器
- ペットシーツ、タオル、ビニール袋、トイレ用品など
- キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
- リード、ブラシなどペット用品
- 療法食、処方薬、はさみ、包帯、消毒薬など
- 愛犬手帳など(写真、ワクチンの接種状況、既往歴などの情報)

所有者の明示
飼い主とはぐれたり、保護された場合、飼い主がどこの誰かがすぐにわかるように所有者の明示をしておきましょう。
- 犬の場合には、鑑札、注射済票
- 名札(飼い主の氏名、住所、電話番号など)
- マイクロチップ

しつけなど普段からの取組
災害発生時には、動物と一緒に避難所へ避難をすることを考え、日ころから健康管理およびしつけに取り組んでおく必要があります。
- 周辺環境の衛生管理および健康管理に努めましょう。
- 他の動物や知らない人が多く集まる場所でも落ち着いた行動ができ、社会生活になじめるようなしつけをしておきましょう。
- 動物間または人と動物との共通感染症等のまん延を防ぐため、ワクチン接種などを行いましょう。
- 動物同士の集団生活において繁殖を防ぐため、不妊去勢手術を考えましょう。

動物を飼わないという決断も動物愛護のひとつです

動物が飼えなくなるケースには次のようなものがあります
終生愛情と責任を持って飼養できるのか、飼養する前によく考えましょう。
- 急に転勤が決まり、転居しなくてはいけなくなったが、動物の飼養ができる住まいが見つからない。
- 動物を飼ってはいけない集合住宅で内緒で動物を飼っていたが、見つかってしまい、管理者から退去するよう求められた。
- 新たに赤ちゃんが生まれたが、動物に対するアレルギーがあることがわかった。
- 近隣から苦情を言われたが、しつけをする時間がない。これ以上、近隣に迷惑を掛けられない。
- 夫婦で動物を飼養していたが、子どもが生まれることになり、犬の世話まで手が回らない。
- 高齢な動物の介護を長年続けてきたが、飼い主自身も高齢で経済的にも体力的にも限界である。
- 高齢の肉親が動物を飼っていたが、病気などで世話ができなくなった。他に世話する者がいない。

動物を飼育することは簡単なことではありません
ただ「可愛い」というだけでは動物の飼養はできません。
- 動物は365日毎日の世話が必要です。
- 生涯にわたり、餌や用具など飼養には費用がかかります。
- いつも健康とは限りません。病気や健康管理などにも気を配り、必要な場合には予防や治療が必要です。
- 産まれた動物を飼養できない場合には、不妊手術が必要です。
- 飼養する動物の生態、習性および生理を理解して飼養する必要があります。
- 飼養にあたっては、関係法令(狂犬病予防法、化製場等に関する法律、動物愛護管理法、動物の愛護および管理に関する条例等)などを守る必要があります。
- 近隣や他人に危害や迷惑をかけないよう飼養する必要があります。