Tシャツのプリント加工を行う業者の皆さんへ
マリンスポーツイベントで配布されたTシャツによる健康被害について
平成28年9月に神奈川県茅ケ崎市において開催された、マリンスポーツイベントで配布されたTシャツにより、皮膚炎症などの健康被害が発生したとの報道がありました。
今般、本事案について、当該Tシャツから溶出される成分を分析した結果、Tシャツのプリント加工に使用された塩化ジデシルジメチルアンモニウムが皮膚障害の原因物質と考えられること、洗濯により当該物質濃度は低減するものの1回の洗濯のみでは人の皮膚に刺激を及ぼす恐れのある量が残留すると考えられることが明らかになりました。
つきましては、今後の同様の事故再発防止のため、下記の事項についてご留意ください。
今般、本事案について、当該Tシャツから溶出される成分を分析した結果、Tシャツのプリント加工に使用された塩化ジデシルジメチルアンモニウムが皮膚障害の原因物質と考えられること、洗濯により当該物質濃度は低減するものの1回の洗濯のみでは人の皮膚に刺激を及ぼす恐れのある量が残留すると考えられることが明らかになりました。
つきましては、今後の同様の事故再発防止のため、下記の事項についてご留意ください。
留意事項
- Tシャツのプリント加工の工程で新たな製造方法を導入する場合には、その導入した製造方法における安全性をよく確認すること。その際、これまで使用経験のない化学物質の使用が疑われる場合には、必要に応じて、当該化学物質の販売元に遡って情報収集することも考慮すること。
- 上記における化学物質のリスク低減化のため、最終製品の清浄等の対応策を十分検討するなど、最終製品の安全性を確保すること。
関連通知
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。