平成27年10月1日 善根寺春日神社で収穫に感謝するお神酒造り始まる
善根寺春日神社で1日、還暦の「宮座」たちによるお神酒造りが始まりました。
お神酒造りは秋の収穫に感謝する伝統行事として受け継がれ、近年ではその年に還暦を迎える「宮座」と呼ばれる氏子がお神酒造りを行うことから、長寿を祝う行事ともなっています。
氏子たちは一晩寝かせた酒米を蒸しあげ、冷ましたあと境内の造酒殿内に置かれた酒樽に順次移し、今年の宮座がかき混ぜ仕込みをしていきました。お神酒は13日までの朝晩2回、宮座らがかき混ぜて完成させていきます。
この日はほかにも、手分けしてしめ縄を編んだり、柳の木で作った祝箸を束ねたりする作業が行われました。
15日の秋祭りには、還暦を迎えた宮座を祝う神事のあと、約500リットルのお神酒が参拝者に振る舞われます。