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東大阪市

あしあと

    子ども市政だより第20号 2・3面

    • [公開日:2014年12月12日]
    • [更新日:2014年12月12日]
    • ID:14436

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    ふくしに大切な「ふれあい」と「ささえあい」

    ことばの意味

    ふれあい
    「ふれあい」とは、人と人とのつながりやきずなを大切にして、お互いに声をかけあったり、交流したりすることです。まわりの人と顔を見ながら接する関係を大切にしましょう。
    ささえあい
    「ささえあい」とは、助けを必要とする人たちのことを正しく理解し、お互いに助けあって生きることです。まわりにいる人への思いやりの心をもって、人と接するようにしましょう。

    「ふくし」とは、みんなが「笑顔」で暮らせるように●●すること
    (●●にはどんな言葉が入るかな?)

    みんなが暮らすまちには、障害のある人や高齢の人、赤ちゃんを育てている人など、いろいろな理由で助けが必要な人がたくさんいます。

    「ふくし」とは、このように助けが必要な人も、みんなが安心して「笑顔」で暮らせるようにする取組みや行動のことです。

    今回、花園小学校の島田真緒さん(3年1組)、橋本咲良さん(3年2組)、秦陽斗志さん(4年1組)、平野大志さん(4年2組)の4人が「角田総合老人センター」と「障がい者活動センター『若草園』」を訪れて、利用している人と交流するなど、身近な「ふくし」にふれてきました。

    角田総合老人センターにて

    市内には、おじいちゃん・おばあちゃんが集まって遊んだり、学んだり、おしゃべりしたりできる場所がたくさんあります。

    その中の一つ、角田総合老人センターでは、たくさんのおじいちゃん・おばあちゃんが体を動かしたり、将棋をしたりして楽しんでいました。

    わたしたちも、ビリヤードに似た「バンパー」というゲームを教えてもらいながら、おじいちゃん・おばあちゃんと楽しい時間を過ごしました。

    島田さんの感想
    おじいちゃん・おばあちゃんにゲームを教えてもらったり、いっしょに対戦したりして楽しかったです。
    平野さんの感想
    こういう場所があるということを知らなかったけど、みんなが楽しく過ごしている姿を見て、大切な場所なんだと思いました。
    まとめ
    センターの職員の大西さんは「みんなの近くに老人センターのことを知らないおじいちゃん・おばあちゃんがいたら、ぜひ教えてあげてくださいね」と話していました。
    また、10年以上センターを利用している中村俊夫さん(81歳)は「小学生のみなさんに会えるとうれしいので、どんどん遊びに来てください」と喜んでくれました。
    おじいちゃん・おばあちゃんは、みんなよりもいろいろなことを経験しているぶん、ためになるお話もいっぱい聞かせてくれます。みんなも近くの老人センターに行って、おじいちゃん・おばあちゃんとどんどん交流しよう。

    障がい者活動センター「若草園」にて

    障害者施設は、障害のある人がいきいきと仕事をしたり、みんなで楽しく過ごしたりするためにあります。

    「障がい者活動センター『若草園』」では、さまざまな障害のある人たちが、手帳やクリップなどの文具を作ったり、器具を使って運動したりしています。

    わたしたちは、みなさんが楽しく過ごすようすを見学しました。

    橋本さんの感想
    目が見えないとか耳が聞こえない以外にもいろいろな障害があると知りました。大きな声を出していたので最初はびっくりしたけど、だんだん喜んでくれているのだなとわかりました。
    秦さんの感想
    若草園を利用している人はみんなとても元気そうでした。障害のある人がかいた絵などの展示会があると聞いたので、行ってみたいと思いました。
    まとめ
    若草園の施設長の宮田さんは「これからまちで障害のある人を見かけても、『特別な人』だと思わないでください。気持ちを言葉にすることや体を動かすことは難しいですが、できることがたくさんあります。壁を感じずに接してくださいね」と話してくれました。
    「障害」と一言でいっても、手や足・目や耳が不自由な人、自分で考えたり行動したりすることが難しい人、心に病気をかかえる人などさまざまです。
    障害があるとたいへんなこともありますが、まわりの人の助けや理解があれば、笑顔で暮らせます。困っている人がいたら、勇気を出して声をかけてみよう。

    すべての人が「笑顔」になれるように

    11月15日、東大阪アリーナ周辺で、体や心に障害がある人もない人もいっしょに楽しく交流する「ふれあいのつどい」というイベントが開かれました。会場では、みんな笑顔で楽しい時間を過ごしていました。

    まちには障害のある人や高齢の人、赤ちゃんを育てているお父さん・お母さんなど、助けを必要とする人がたくさん暮らしています。

    しかし、その人たちは何も特別な人ではありません。ただ、困っているときに少し助けてもらえると、より安心して暮らすことができます。

    みんなも助けを必要とする人になるかもしれません。まずは、助けを必要とする人たちのことをみんなが正しく理解することが大切です。そして、あたたかく見守ったり、ささえたりする行動が、その人のいきいきと暮らす力を引き出すことにつながります。

    みんなで声をかけあったり、ふれあったりすることで、人は生きがいを感じたり、笑顔になれたりするのです。

    すべての人が「笑顔」でいきいきと暮らせるように、みんなもできることからはじめてみましょう。

    みんなの学校で福祉についての催しがあったよ

    花園小学校
    子どもたちも認知症サポーター みんなの笑顔が一番の薬

    「認知症」とは、脳がうまく働かずに、ものごとを覚えられなくなったり、忘れたりする状態のことです。

    もし、自分のおじいちゃんやおばあちゃんが、家族の名前や顔を忘れてしまったら…みんなはどうしますか。

    10月30日、花園小学校で認知症の人やその家族が安心して暮らしていけるようあたたかく見守るための「認知症サポーター養成講座」が行われました。この日は、3年生の子どもたちや保護者、愛ガードの方など約100人が参加し、ビデオや演劇で、身近な人が認知症になったときに必要で大切なことを学びました。

    「向日葵」(高齢の人の相談窓口)の山田美代子さんは、「認知症の方には、みんなのやさしい笑顔が一番の薬になります。やさしく話しかけ、ささえてあげてくださいね」と伝えていました。

    講座を受けた入江彩寧さんは「もし、自分のおばあちゃんが認知症になっても、どうすればいいかよくわかりました」と話していました。

    大蓮小学校
    やろうと思えば、なんでもできる ガイド犬とともに挑戦

    11月28日、目の不自由な山本美惠子さんとガイド犬(身体障害者補助犬)のフェリシアちゃんが大蓮小学校に来てくれました。

    3年生の35人は、山本さんから目が見えなくなったことやガイド犬との生活の話を聞いたり、ガイド犬とふれあったり、サウンドテーブルテニス(音をたよりに行う卓球)を体験したりしました。

    山本さんは、「目が見えなくても、“やろうと思えば、なんでもできる”という気持ちで、スポーツや料理などに前向きに取り組んできました」と話し、「障害のある人や高齢の人が道に迷ったりして困っていたら、“何かお手伝いしましょうか”と声をかけてください」とみんなにお願いしていました。

    授業を受けた古屋悠仁さんと田中愛莉さんは「目の不自由な人が一生懸命がんばっていてすごいと思った」「体や目の不自由な人が困っていたら助けたい」と話し、山本伎乃佳さんは「今日教えてもらったことをいろんな人に伝えたいです」と話していました。

    知ってるかな 生活の中の「ふくし」

    みんなが安心して暮らすための「ふくし」の取組み例です。知っていることはあるかな?

    • 「認知症サポーター」がいるお店などに置かれているロバのぬいぐるみ「ロバ隊長」。
    • 目の不自由な人が足の裏の感触で道を確かめる「点字ブロック」。駅のホームでは一本線の点字が安全な側と危険な側の境界を示しています。(上に物を置かないでね!)
    • 市内には5つの「子育て支援センター」があり、子育て中の親と赤ちゃんが集まって遊んだり、情報交換したりしています。
    • 車いすやベビーカーが乗り降りしやすいように階段をなくした「ノンステップバス」。
    • 地域の見守り活動「愛ガード」。元気よくあいさつしよう。
    • 耳が不自由な人のために、人の話を手や体の動きで伝える手話と、文字で書くことによって伝える要約筆記。
    • エレベーターの中にある鏡は、車いすの人が後ろ向きに出るときに後ろの安全を確認するためにあります。
    • シャンプーのボトルにはギザギザの「きざみ」があり、目が不自由な人もリンスと区別ができるようになっています。
    • おなかに赤ちゃんがいることを伝える「マタニティマーク」。電車やバスの中で見かけたら座席をゆずろう。
    • 階段などの横に段差のない「スロープ」(坂道)があると、車いすやベビーカーも通ることができます。
    • 車いすで元気に外出する高齢の人。
    • 入口や中が広く、手すりや大きいボタンなどがあり、車いすを使用している人も使いやすい「多目的トイレ」。
    • 外出先で落ち着いて赤ちゃんに母乳やミルクをあげるための部屋「授乳室」。
    • 信号が青に変わると音が流れ、目の不自由な人に渡れますよと伝えます。方角によってちがう音が鳴るものもあります。

    福祉についてのあれこれ

    見たことあるかな?ピクトグラム

    「ピクトグラム」は、情報や注意してほしいことをひと目でわかるようにしたマークです。例えば次のようなものがあります。

    • エレベーターがあることを表すマーク。
    • 授乳室やおむつ交換台など、赤ちゃんのための設備が整っていることを表すマーク。
    • 耳が不自由であることを表すマーク。耳が不自由な人は見た目からわかりにくいので、このマークを持った人を見かけたら、ゆっくり話すか文字を書いてコミュニケーションしましょう。
    • ガイド犬(身体障害者補助犬)といっしょに気持ち良く過ごせる施設に貼られているマーク。

    知っておこう!「ふくし」に関する言葉

    バリアフリー
    障害のある人や高齢の人などの生活に不便なものや危険な段差、特別扱いをする気持ちなど(バリア)を取り除こうという考え方のこと。
    ユニバーサルデザイン
    障害のあるなしや年齢に関係なく、すべての人が気持ち良く利用できるように考えられた製品や建物などのデザイン。だれもが平等に利用でき、使い方がわかりやすいもの。

    東大阪市のデータ

    障害のある人の数(障害者手帳を持っている人。平成26年4月1日現在)
    • 身体障害=24,959人
    • 知的障害=4,371人
    • 精神障害=3,598人
    高齢の人の数
    12万9,659人(65歳以上の人。平成26年9月30日現在)
    子育て中の世帯の数
    1万7,073世帯(6歳未満の子どものいる世帯。平成22年10月1日現在)

    参考:人口 503,831人 世帯数 221,081世帯(平成26年11月1日現在)

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    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

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