平成25年10月1日 善根寺春日神社で還暦を祝うお神酒造りが始まる
善根寺春日神社で、お神酒造りが始まりました。
天児屋根命(あまのこやねのみこと)が同神社に立ち寄った際、村人らが新米で酒を造り、もてなしたのがお神酒造りのはじまりと言われています。
近年では、秋の収穫に感謝する伝統行事として受け継がれ、その年に還暦を迎えた「宮座」とよばれる氏子が中心となってお神酒造りを行うことから、長寿を祝う行事ともなっています。
この日、氏子たちは酒米およそ160kgを蒸しあげ、こうじ約36kgと生駒山中の湧水約280ℓが入った市の民俗文化財に指定されている酒樽に酒米を順次投入していきました。次に今年の宮座が長さ約2メートルのカイでかき混ぜ仕込みを行いました。今後、お神酒は13日までの朝晩2回、宮座がかき混ぜお神酒を完成させます。

15日の秋祭りには約500リットルのお神酒が出来上がり、還暦を迎えた宮座を祝う神事のあと、参拝者にふるまわれる。