平成24年3月8日 枚岡梅林に春が到来
梅の名所として親しまれている枚岡梅林で梅の開花が始まり、春の到来を楽しもうと大勢の見物客が訪れています。
河内国一ノ宮の枚岡神社の境内にある枚岡梅林は、生駒山の山すそ約2ヘクタールに「芳流閣」「道知辺」「月影」など30品種約400本の白梅や紅梅が植えられています。明治時代初期に同神社の氏子ら地元有志が梅の木を植えたことが始まりで、平成元年に府民の投票により梅林を含む枚岡公園が「大阪みどり百選」に、さらに平成13年には梅林と神社の木立が環境省の「かおり風景100選」にそれぞれ選ばれました。
8日現在開花しているのは約100本で全体の4分の1ほど。眼下に大阪平野を望む見晴らしのよい敷地にはかすかに梅の香りが漂い、訪れた人々は美しく咲いた梅の花をカメラで撮影したり弁当を広げたりして春の便りを楽しんでいました。
今年は、冷え込みの影響で例年と比べ花が咲くのが遅いが、これから暖かい日が続くとさらに開花し、3月中旬には見ごろを迎えそうです。