終活支援(エンディングサポート)事業
東大阪市では、高齢者が安心して生活できる体制づくりの一つとして、終活支援(エンディングサポート)事業を実施しております。

終活とは
終活とは、自分の置かれている状況を客観的に把握し、元気なうちに今後の人生について考え、準備しておくおことで、住み慣れた地域で不安なく、将来に向けて前向きに自立した生活を送り続けられるようにするために行う活動です。
具体的な内容としては、延命治療や緩和ケアなど医療や介護が必要になった時や認知症になった時のことを決めておくなどの「これからを安心して過ごすための準備」、趣味や旅行、家族や友人との時間を楽しむなど残りの人生を「自分らしく充実して生きるための準備」、身の回りや持ち物の整理、葬儀の事前予約、お墓の購入、遺言書の作成といった旅立ちの後のことについての「生前の準備」など、さまざまです。
終活は家族や周りの人のためにすることであると同時に、残りの人生を安心して過ごしていくためのものでもあります。いつ始めるものという決まりはなく、何歳からでも健康な方でも始めることができます。


民間事業者との協働による取組み
東大阪市は、令和4年12月16日に株式会社鎌倉新書と事業連携協定を締結し、終活の支援に関する取組みを推進しています。
詳細については、「株式会社鎌倉新書と終活に係る業務の支援に関する協定」のページをご参照ください。

エンディングノートの配布

エンディングノートとは
もしもの時に備えて、自分の望む介護や終末期に受けたい医療、お葬式やお墓に関する希望、持ち物の処分や相続についての意向などを記入するノートです。特に決まった形式やルールはありませんので、終活をしようと思い立ったらいつも気軽に始めることができます。
東大阪市では、株式会社鎌倉新書との協定にもとづきエンディングノートを作成しています。

エンディングノート利用の注意点
- 「エンディングノートを記入したのはいいけれど、必要になった時に読んでもらえない」ということにならないよう、エンディングノートを書き残したら、保管場所を周囲の方に伝えておきましょう。
- エンディングノートは遺言書とは異なり、法的効力はありません。そのため、遺産相続に関する意思表示を行うためには遺言書の作成が別途必要となります。
- エンディングノートを紛失したり盗難されたりした際に悪用される危険性もあるので、エンディングノートに銀行口座の暗証番号や各種パスワードを直接記入するかどうかについては慎重にご検討ください。
下記の配布場所にて無料配布しています。


配布場所
東大阪市役所9階高齢介護課
市内の地域包括支援センター
福祉事務所
老人センター

終活ガイドブック「私と家族の終活べんり帳」の配布

「私と家族の終活べんり帳」とは
終活を進めるにあたり関心事となる「モノの整理」や「介護」、「相続」、「不動産」、「葬儀・お墓」、「おひとり様の終活」について検討する際に知っておきたい情報や考え方のポイントや流れについてまとめた冊子です。
下記の配布場所にて無料配布しています。


配布場所
東大阪市役所9階高齢介護課
市内の地域包括支援センター
福祉事務所
老人センター

終活支援相談ダイヤルの開設
株式会社鎌倉新書との協定にもとづき、終活に関する無料相談ダイヤルを開設しています。
介護、見守りサービス、遺言作成、エンディングノート、相続、葬儀、お墓、遺品など、終活に関わるさまざまな相談に対応していますのでお気軽にご利用ください。

電話番号

受付時間
平日9時から17時まで

終活に関する研修・セミナーの実施
株式会社鎌倉新書との協定にもとづき、市民の皆様や地域で高齢者福祉に関わる方々を対象に、終活に関するセミナーや研修を実施いたします。
参加人数等に応じて動画視聴形式やオンライン形式、対面形式など実施方法について調整させていただきますので、終活に関するセミナー・研修の開催を希望される場合は、下記お問い合わせ先までご相談ください。