令和4年12月7日 菊の収穫が最盛期
花卉栽培が盛んな玉串地域で菊の出荷が最盛期を迎え、栽培農家が出荷作業に追われています。この地域の農家・平尾さんのビニールハウスでも早朝から菊の出荷作業が行われ、年内に約3000本が出荷されるとのことです。
現在収穫している菊は輪菊や小菊で、7 月に苗を植え、出荷時期を調整するために8 月中旬から夜間に光を当てる「電照」を行っています。この方法で栽培する菊のことを電照菊ともいい、人工的に日照時間を長くすることで開花時期を遅らせます。
玉串地域では、かつては甲子園球場約11 個分の草花畑が広がり、菊の栽培戸数も150 戸ありましたが、現在では20戸以下まで減少しています。平尾さんは「手間やコストなどの問題で、この地域でも菊を栽培する農家が減ってきていますが、引き続き菊の栽培を続けていきたい」と話していました。