東大阪市総合交通戦略の策定

　総合交通戦略は、進展する少子・超高齢化への対応、交通渋滞の緩和、交通に起因する環境負荷の低減等のため、過度に自家用車に依存することなく、徒歩、自転車、公共交通等の各モードが連携し適切な役割分担のもと、望ましい都市・地域像の実現を図る観点から、地方公共団体を中心として、関係機関・団体等が相互に協力し、都市・地域が抱える多様な課題に対応すべく、交通事業とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進を図るものです。

　本市においては現在、鉄道路線が6路線、路線バスが17路線運行しており、また阪神高速13号東大阪線や近畿自動車道が整備されており、大阪市内はもとより、京都・神戸・奈良など近畿の主要都市へ自動車や公共交通により1時間以内でアクセスできる利便性の高い交通環境が都市魅力の一つとなっています。一方、近年の全国的な少子高齢化、人口減少により、公共交通に対する需要が減少し、利用者の確保が困難になり、公共交通サービスの低下が予測されています。本市においても交通環境の悪化は、都市の魅力低下、都市の衰退に繋がる恐れもあることから、本市が地域の交通を主体的に考え、中長期的な総合的かつ戦略的な交通施策を展開するために、東大阪市総合交通戦略を策定しました。

上記について、令和2年2月25日付で国土交通大臣認定を受けました。