市政だより 平成30年9月15日号 4面(テキスト版)
介護予防・日常生活支援総合事業
サービス費用を一部改定
昨年4月にスタートした介護予防・日常生活支援総合事業では、高齢者が要支援・要介護状態になることを予防し、住み慣れた地域で自立した生活が続けられるよう、多様なニーズに応えられる支えあい体制づくりを推進します。
今年度の介護報酬改定に伴い、市の介護予防・日常生活支援総合事業においても10月から一部サービス費用などの改定を行います。
改定ポイント
- 通所型サービス費用の細分化(要支援2の方のみ)
- 専門職の関わりを強化した費用の改定
- 新たな有資格者の創設 など
総合事業の対象や利用手続きなど詳しくは、お住まいの地区の地域包括支援センターまたは地域包括ケア推進課にお問合せください。
- 問合せ先
- 地域包括ケア推進課 06(4309)3013、ファクス06(4309)3848
通所型サービス費用の細分化
通所型介護予防サービス
通所介護施設(デイサービスセンター)で、食事や入浴など日常生活上の支援や運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能向上のための支援を行います。
- 現在の自己負担額の目安(1か月)
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- 要支援2相当の方 3529円
- 改定後の自己負担額の目安(1か月)
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- 要支援2で週1回程度の利用 1722円
- 要支援2で週2回以上の利用 3529円
短時間サービス
通所介護施設(デイサービスセンター)などで、生活機能向上のための簡単な運動を行います。
- 現在の自己負担額の目安(1か月)
-
- 要支援2相当の方
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- 送迎あり 2824円
- 送迎なし 2038円
- 改定後の自己負担額の目安(1か月)
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- 要支援2で週1回程度の利用
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- 送迎あり1378円
- 送迎なし985円
- 要支援2で週2回以上の利用
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- 送迎あり2824円
- 送迎なし2038円
※この目安は自己負担額の割合が1割負担の方の場合です。なお、事業所の体制によって費用が加算される場合があります。
高齢者が安心して暮らせるように
高齢者配食サービス見守り支援事業
市では、高齢者が地域で安心して暮らせるよう、お弁当の配達時に見守り・安否確認を行う協力事業者を紹介しています。料金やメニュー、配達エリアなどのサービス内容については、各事業者ごとに異なりますのでご注意ください。詳しくは市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
なお、これまでの「食の自立支援事業(配食サービス)」は9月末で終了します。
- 問合せ先
- 高齢介護課 06(4309)3185、ファクス06(4309)3848
協力事業者
まごころ弁当 石切店
- 電話
- 072(980)5160
- ファクス
- 072(980)5188
宅配クック ワン・ツゥ・スリー
- 電話
- 072(964)7123
- ファクス
- 072(964)7711
大阪いずみ市民生活協同組合コープの夕食宅配
- 電話
- 0120(031)001
ニコニコキッチン 新池島店
- 電話
- 072(987)0004
ワタミの宅食
- 電話
- 0120(321)510(コールセンター)
- ファクス
- 06(6720)6250(東大阪営業所)
配食のふれ愛 東大阪店
- 電話
- 06(6782)1234
- ファクス
- 06(6782)1235
まごころ弁当 東大阪花園店
- 電話
- 072(965)6310
- ファクス
- 072(965)6320
社会福祉法人かわち野福祉会 配食サービス にじの会 長瀬センター
- 電話
- 06(6727)3082
- ファクス
- 06(6727)3092
社会福祉法人かわち野福祉会 配食サービス にじの会 加納センター
- 電話
- 072(920)7802
- ファクス
- 072(920)7822
社会福祉法人かわち野福祉会 配食サービス にじの会 横小路センター
- 電話
- 072(980)7201
- ファクス
- 072(980)7203
Medical News
市立東大阪医療センターのスタッフがリレー形式で医療に関する情報などをお届けします。
第36回
C型肝炎の撲滅
市立東大阪医療センター 消化器内科 松本 仁 副部長
C型肝炎は、日本人の10パーセント程度が罹患(病気にかかること)していると推定される病気です。肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、肝炎が進行して肝硬変にならないと、黄疸や腹水などの症状が出ませんので、これらの自覚症状が出たときには病気がかなり進んだ状態です。
また、肝硬変へ進行するにつれ、肝癌のリスクも上がる怖い病気です。実は、C型肝炎の治療はこの6年で大きく変化し、内服のみで99パーセント程度の方が治る病気になりました。当院でもC型肝炎に対する治療を積極的に行っておりますが、肝臓は「沈黙の臓器」ですので罹患されているのに気づいてない方が多いのが現状です。
保健所でもC型肝炎に対する検査を勧めており、市民の方は700円(B型肝炎も検査する場合は1000円)で保健センターまたは市内医療機関で検査できます(39歳以下の市民の方は保健センターのみ)。
C型肝炎が陽性であった場合は、肝臓専門医による2か月~3か月の内服治療を行いますが、助成金を申請すると、月1万円~2万円の負担で治療できます。市内には、気づかれていないC型肝炎の患者さんがまだまだおられます。まずは検査をして、東大阪市からC型肝炎を撲滅しましょう。
- 問合せ先
- 地方独立行政法人市立東大阪医療センター事務局総務課 06(6781)5101、ファクス06(6781)2194
くらしの緊急情報
訪問買取りの契約は慎重に
緊急度レベル4
- 事例1
- リサイクル業者から「不用品を何でも買い取る。靴1足でも引き取る」という電話があり、家に来てもらった。しかし、業者は用意していた不用品には目もくれず、「貴金属はないか」としつこく聞いてきた。仕方なく指輪やイヤリングなどを出したところ、安く買い取られてしまった。
- 事例2
- 「不用品を買い取る」という電話があり、着物を引き取ってもらうことにした。しかし、家族から反対されたので、訪問を断りたいが、電話してもつながらない。
- 解説
- 事例1について、訪問買取りの場合、契約書を受け取ってから8日以内であればクーリング・オフができます。またこの期間は、業者に対し物品の引渡しを拒否できます。物品を手放してから後悔しないためにも、買取金額や条件をよく検討しましょう。
- 事例2のように、こちらが電話してもつながらず、業者が訪問してきた場合、買取りを依頼したくないのであれば、業者を家に入れずにきっぱりと断りましょう。
- 事前に連絡してきた業者でも、消費者が承諾した物品以外は買い取ることができません。「貴金属はないか」などと違う物品の売却を求められても、きっぱりと断りましょう。また業者の訪問を受ける場合は、家族や知人に同席してもらうなど、1人で対応するのは避けましょう。
- ※クーリング・オフできない商品もありますので、詳しくはお問合せください。
- 問合せ先
- 消費生活センター 072(965)0102、ファクス072(962)9385