平成30年3月26日 春の風物詩 稲田桃の花が満開
稲田地域で江戸時代に盛んに栽培されていた「稲田桃」の再生に取組む市民らが植栽した桃の木が、市立楠根小学校西側の第二寝屋川堤防沿い約2kmに渡ってあざやかなピンク色の花を咲かせ、散歩をする住民らを楽しませています。
稲田桃は、江戸時代に稲田地域一面に桃林が広がっており、栽培された桃は大阪市内や京都に出荷されるほど盛んに栽培されていましたが、桃林は次第に収入のよい河内木綿の畑に取って代わり、さらには、中国の水蜜桃の良さに押されたり大洪水の被害にあったりして姿を消していきました。
平成13年、稲田や森河内地区の地域住民らが、「稲田桃」を復活させて地域の名産にしようと「稲田桃再生栽培プロジェクト」を立ち上げ、平成15年1月に第二寝屋川沿いに植栽。それから順次本数を増やし、現在では稲田地区の道路や公園などに約700本植えられています。