市政だより 平成29年12月1日号 7面(テキスト版)
年末は火災発生リスクが高まります
歳末の火災予防に取り組みましょう
あなたの行動が火災を防ぐ!
今年、107件の火災が発生!(10月末現在)
寒くなり、火気を使用する機会が多くなってきました。皆さんのちょっとした行動が火災の発生を防ぎます。この機会に火災予防に取り組みましょう。
市内の今年10月末現在の火災発生件数は107件で、昨年同時期よりも7件少なく過去最少ペースで推移しています。12月になると何かと慌ただしくなり、警戒がおろそかになりがちです。この機会にしっかりと火災予防に取り組みましょう。
大掃除のときこそいっしょに火災予防
ほこりの被ったコンセントを放置していると、湿気などで通電し発火することがあります。これをトラッキング現象といいます。大掃除のときこそ、家具や家電の裏に隠れたコンセントの掃除も忘れずに行いましょう。また、家具などを移動させるときは、電気コードを踏みつけないように注意してください。
大掃除で踏み台を用意したときが、天井など高いところにある住宅用火災警報器点検のチャンスです。点検はボタンを押すかひもを引くことで簡単にできます。この機会に忘れず点検しておきましょう。
なお、火災原因の1位は放火です。大掃除で出たごみは家の周りに放置せず指定された日の朝に出すなど処分方法を守りましょう。
店舗や飲食店では利用者の安全を最優先に
店舗、飲食店などでは年末年始のセールやイベントに備えて、多くの商品などが準備されます。しかし、それらを店などの避難口の近くや通路などで保管すると、火災など万一のときに大変危険です。避難口や通路が狭くなり、避難することが難しくなるため、逃げ遅れなどの原因になることがあります。
店舗や飲食店では、利用者の安全への取組みを最優先にしましょう。
鍋料理、カセットガスに注意!
年末年始に多くなる鍋料理では、カセットガスの取扱いに充分注意してください。特に、使い終わったボンベの穴あけを台所で行い、漏れたガスにコンロの火や静電気の火花が引火して火事になるケースがあります。室内でボンベの穴あけ作業は絶対にしないでください。
- 問合せ先
- 消防局予防広報課 072(966)9662~9663、ファクス072(966)9669
消防局防災学習センター
祝 来館者10万人達成!
10月31日、消防局防災学習センターの来館者が10万人を達成しました。
10万人目に来館したのは英田南小学校4年生の皆さんで、消防局長から花束と記念品が手渡されました。
防災学習センターは、災害について学び、実際に体験することで自助・共助の精神を広める施設として平成20年にオープンしました。市民の皆さんはもちろん、全国各地、ときには海外からも見学者があります。
今後も、最新の防災に関する情報を届け、皆さんの自助・共助の手助けをしていきます。
- 問合せ先
- 消防局防災学習センター 072(966)9998、ファクス072(966)9990
強固なスクラムで緊急事態に対処
消防局と自衛隊が合同訓練を実施
11月6日、伊丹市にある陸上自衛隊千僧駐屯地で消防局と自衛隊が合同訓練を行いました。自衛隊との連携は、大規模自然災害時はもちろん、テロなどの特殊な災害が発生した場合に必要不可欠です。
合同訓練では、陸上自衛隊第3師団第3特殊武器防護隊から化学物質などの災害対応について講義を受け、消防職員と自衛隊員が共同で検知や除染などの初動対応を行いました。また、活動手順や使用する資器材の特性などを確認しあい、いざというときに効率的な連携ができるように活発な意見交換を行いました。
消防局では関係機関との連携をさらに強化し、あらゆる災害に対応していきます。
- 問合せ先
- 消防局警備課 072(966)9664、ファクス072(966)9669