市政だより 平成29年12月1日号 6面(テキスト版)
市内で車上ねらい被害が732件
「車内からっぽ」で被害ゼロへ!
あなたの車も狙われています
車上ねらいとは、車内に置いたままのバッグや財布を盗む犯罪で、ガラス窓が破壊されることがあります。
大阪府内の被害状況は、今年10月末現在で8323件(前年比1819件・約18パーセント減少)と減少傾向ですが、市内では、732件(前年比5件・約0.7パーセント減少)と横ばい状態になっています。また、府内の車上ねらい発生場所は次のとおりです。
平成28年大阪府内の車上ねらい発生場所
- 駐車場58パーセント
- 道路上21パーセント
- その他21パーセント
※統計件数などは大阪府警ウェブサイト参照。
車上ねらいでよく盗まれる物は?
「バッグ・財布類」が最も多く、次にインパクトドライバーなどの工具類となっています。
平成28年大阪府内の被害の多いもの順
- バッグ・財布類
- 工具類
インパクトドライバー
工具類は高値で取引されるため被害対象に… - カーナビ
また、市内では車のトランクに積んだままのゴルフバッグが盗まれる被害も多発しています。
車上ねらい被害に遭わないために
「車内からっぽ」を徹底する
犯人は、車内にバッグや財布があるのを確認して、窓ガラスを割るなどして盗みを働きます。ほんの少し車を離れる場合でも、バッグなどは携行して車内をからっぽにしましょう。
また、工具類やゴルフバッグなども車内に置いたままにせず家の中などに持ち帰りましょう。
防犯設備の整った駐車場を利用する
車上ねらい被害の約6割は駐車場内で発生しています。防犯照明や防犯カメラ、出入口のチェーンなど、防犯設備の整った駐車場を利用しましょう。
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3858
特殊詐欺対策
振り込め詐欺等防止対策機器を貸与
市では、固定電話に取り付ける振り込め詐欺等防止対策機器を無料で貸し出しています。この機器を取り付けることで、電話の着信前に警告アナウンスが流れ、被害を未然に防止できます。詳しくはお問合せください。
- 対象
- 市内在住の65歳以上の方がいる世帯
- 貸与数
- 50台程度(申込先着順)
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 角田総合老人センター 072(962)8011、ファクス072(963)2020
- 問合せ先
- 高齢介護課 06(4309)3185、ファクス06(4309)3848
災害時の連携を再確認!
総合防災訓練
大規模災害時に備えて11月11日、花園中央公園で総合防災訓練が開催され、約1500人が参加しました。この訓練は、自衛隊や警察、消防、地域住民などの連携を強化することを目的に、自主防災組織連絡会と市が中心となって開催しているものです。
今回は、生駒断層帯を震源とする巨大地震が発生し、最大震度7の揺れを観測した本市で甚大な被害が発生したと想定。市内全域に設置している防災行政無線の屋外スピーカーから訓練開始の合図を一斉放送し、訓練がスタートしました。
まず、災害時の初動救助訓練として長瀬南校区自主防災会が多数の負傷者を、医師会などの協力を得て設置した医療救護所へ搬送。搬送された負傷者らはトリアージ(手当ての緊急度に従って優先順をつけること)により、必要な処置を施されていきました。さらに、太平寺校区自主防災会が避難所で各種資器材の設営訓練を行い、三ノ瀬校区自主防災会がアルファ化米の炊き出し訓練を実施しました。
ほかにも、ライフライン関係機関によるライフライン復旧訓練や消防局・陸上自衛隊などによる倒壊建物からの負傷者救助訓練が本番さながらに行われた後、消防局と消防団による一斉放水が行われました。
最後に野田市長が「この訓練を踏まえて地域一体の防災力をより高めていきたい」と講評を述べ、訓練が締めくくられました。
また会場では、防災関係機関や市関連部署によるイベント「防災フェア」も同時開催。訪れた市民らは防災意識を高めていました。
地震など大規模災害が発生したときのために
水利確保の協力に関する協定・覚書を締結
災害発生時に必要な水を確保する観点から11月9日、大阪広域生コンクリート協同組合との協定および株式会社稲田巳建材との覚書を締結しました。
この締結により、大規模な災害が発生した際に同組合と株式会社稲田巳建材が保有する大量の水とコンクリートミキサー車による生活用水・消防用水の輸送ができます。また、大量の水をコンクリートミキサー車で輸送することで、避難所での生活用水、大規模な火災による消火用水の確保を迅速に行うことが可能となりました。
野田市長は「水はどんな状況でも必要なもの。災害時には大きな力になると思います」と期待を述べました。また、同組合理事長の木村貴洋さんは「市内には4工場あり、豊富に水があるので災害時には一翼を担いたい」と話し、株式会社稲田巳建材代表取締役の稲田晃祥さんは「災害時に一番大切な水を利用する地域の工場として安心・安全なまちづくりに貢献したい」と話していました。