市政だより 平成29年(2017年)8月15日号 12面(テキスト版)
RE:MEMBER 花園ラグビー場
座席や席番プレートが思い出の品に
メモリアルグッズを販売
市花園ラグビー場の貴重な遺産が、市内企業の協力で“思い出の品”として生まれ変わり、8月5日からぴあ株式会社を通じて受注販売の受付がスタートしました。
市はこのほど、2019年のラグビーワールドカップの開催に向け進めている市花園ラグビー場の改修工事で不要となった廃材のうち、使えるもの全てを貴重な遺産として一般社団法人東大阪ツーリズム振興機構に譲渡しました。
これを受け、同機構が「RE:MEMBER花園ラグビー場」と題した“思い出の品”の制作・販売を計画。改修工事で出た貴重な遺産の価値を新たに創造し「ラグビーのまち東大阪」をPRするという趣旨に賛同した市内企業4社(株式会社カワキタ、MPストラテジー、株式会社仁張工作所、山和ワイヤリング株式会社)が、キーケースや時計、いすなど9品に再生。これまで歴史的建造物の廃材の再生・販売を手がけてきたぴあ株式会社が受注販売を行っています。
- キーケース
日本製の革を使用し、座席プレートを貼り付けている。裏生地はえんじ色
9200円(税込) - 名刺入れ
キーケースと同じ革を使用。席番プレート付き。裏生地はえんじ色
8700円(税込) - スパイクレンチ
席番プレート付きのスパイク用レンチ
3500円(税込) - 時計
指定席のシート座面をそのまま使用。壁掛け・置時計として使用できる
1万7500円(税込) - 観戦用クッション
シート座面と同じ大きさ・形のEVA製クッション
5200円(税込) - 花園の土
実際の花園の土と使用している芝生の種のセット
2700円(税込) - 木製スツール〈ブラウン、ホワイト〉
脚が木製のスツール
3万2400円(税込) - 金属製スツール
脚が金属製丸パイプのスツール。首振りアジャスター付き
2万1200円(税込) - 金属製ベンチ
スタンドのベンチを実際の高さにあわせてスチールパイプで再現。折りたたみ可能
2万8000円(税込)
※キズ・汚れがある場合があります。サイズ・種類は選択できません。
- 販売注文受付期限
- 9月30日(土曜日)
購入方法など詳しくは、ぴあ株式会社RE:MEMBER花園ラグビー場特設販売ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 問合せ先
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- 一般社団法人東大阪ツーリズム振興機構 06(4309)8083、ファクス06(4309)8084
- 花園ラグビーワールドカップ2019推進室 06(4309)3020、ファクス06(4309)3847
産・学・官連携
“モノづくりのまち東大阪”都市ブランド形成へ
商工会議所・近大との共同プロジェクト始動
市ではこのほど、東大阪商工会議所および近畿大学と連携し、東大阪市都市ブランド形成推進事業を開始することとなりました。
東大阪市は「モノづくりのまち」として国内では知られているものの、海外での認知度はまだ低いといえます。そこで、市花園ラグビー場が開催地の1つに選ばれている2019年のラグビーワールドカップが、「モノづくりのまち東大阪」を全世界にアピールする絶好の機会となります。
まずは、約6300の市内製造業者にすでに送付したアンケートにより、モノづくり企業の誇りや強み、展望などを商工会議所が集計・把握し、それらを近畿大学が分析することによって〝モノづくりのまち〟としてめざすべきブランド像を確立します。そして、その都市ブランドを国内外へ発信していきます。モノづくり企業が本市に立地すること、また従業員が本市で働くことを誇りに思えるような都市ブランドの構築をめざして、今後さまざまな事業を展開していきます。その1つとして、市立産業技術支援センターの「モノづくり試作工房」を、企業の技術力とデザイナーやクリエイターあるいは学生の発想力をかけあわせて製品開発に取り組むための拠点として整備します。
7月28日にクリエイション・コア東大阪で開催した記者会見で野田市長は「商工会議所の現場力と近畿大学の英知を市が責任をもって結集し、都市ブランドを構築していきます」と意気込みを語りました。
- 問合せ先
- モノづくり支援室 06(4309)3177、ファクス06(4309)3846
障害者スポーツの魅力を体感!
北宮小でパラキャン訪問授業
7月18日、NPO法人パラキャンの皆さんが北宮小学校を訪れ、車いすスポーツの魅力などを6年生の児童約100人に伝えました。パラキャンの訪問授業は、障害者スポーツの選手らが講師として小・中学校へ出向き、障害者スポーツの競技性の高さやおもしろさを実演や対話を通して体験できるプログラムです。
この日はまず、車いすバスケットボールや車いすラグビーの選手ら3人が、自身の障害を負った経緯や車いすスポーツを始めたきっかけなどを話しました。
続いて、児童らが車いすバスケを体験。車いすを操作しながらボールを扱う難しさに戸惑いつつも、車いすバスケのおもしろさを体感しました。ゲームに参加した児童らは「難しかったけれど楽しかった」と笑顔で話していました。
講師の諸隈有一さんは「僕たちは障害があるけれど、工夫をすればいろいろなことができます。みんなも、どうせできないとか思わないで、まずは何でもやってみよう」と伝えていました。