平成27年8月21日 被爆ピアノコンサートで平和の尊さを
大阪府立中央図書館で21日、東大阪市平和のつどいの一環として被爆ピアノコンサートが行われました。終戦から70年を迎えた今年は、広島の爆心地付近で被爆したピアノの演奏とソプラノ歌手の歌・語りで来場者に平和の尊さを訴えました。
この日使用されたピアノは、爆心地からたった1.8kmの地点で被爆し傷だらけになったものを演奏ができるように広島出身の調律師・矢川光則さんが調整したものです。はじめに、矢川さんによる被爆ピアノにまつわるお話のあと、歌とピアノによる「原爆を許すまじ」や「さとうきび畑」などの演奏が披露されました。来場者らは、優しくも力強い被爆ピアノの音色と、それにマッチした美しく伸びやかなソプラノの歌声に聴き入っていました。また、来場者による被爆ピアノ体験演奏も行われ、飛入りで手を挙げて演奏した子どもたちにも大きな拍手が送られていました。