平成26年8月8日 猛暑対策に足下の涼 地中熱利用の換気システムを市立中学校で試行中
市立盾津東中学校の体育館に、全国でも珍しい地中熱エネルギーを活用した換気システムが今年5月から試行運用されており、夏場の熱中症対策に一役買っています。
このシステムは、1年の気温が約17℃と安定している地中の温度を利用して、取り込んだ外気を地中で温度調整し室内に送風していきます。盾津東中学校の体育館は、平屋で建っており施工が比較的容易なことや、生徒数や室内競技のクラブが多いことなどから試行対象に選ばれました。
8月4日16時30分の温度表示盤は、外気温30℃、地中温度16℃、室内気温30℃、吹出口温度21℃。この日体育館では卓球部が練習をしており、汗ばんだ部員たちは休憩の時間になると吹き出し口の近くで風を受けて涼んでいました。