平成24年12月25日 笑いで幸運祈願 枚岡神社で注連縄掛神事
今年1年の嫌なことを笑い飛ばし、新年の幸運を願う注連縄掛(しめかけ)神事が25日、河内国一之宮の枚岡神社で行われました。
この神事は、神社の参道広場に立つ注連縄柱に、氏子たちがより上げた真新しい注連縄を掛け、その下で宮司や氏子らが高笑いするというユニークな神事。別名「お笑い神事」とも呼ばれ、市の無形民俗文化財に指定されています。
この日、午前8時30分ごろから氏子らがあらかじめより上げておいた注連縄の形を整えたり、結び目を作ったりして注連縄の仕上げ、古いものと取り替えました。
その後、白装束姿の宮司を先頭に氏子らが掛け替えたばかりの注連縄の正面に立ち、高笑いを開始。最初に中東宮司が「アッハッハー」と声を張り上げた後、氏子や参拝客らも大声で「アッハッハー」と高笑い。これを3回繰り返した後、全員で20分間大笑いし今年1年を締めくくるとともに、来年の幸運を祈願しました。
神事に参加した寺田千秋さん(23歳)は「お笑い神事に参加するのは今回が初めてです。こんなに笑ったことはないので疲れましたが、来年の幸運につながればいいと思います」と話していました。